「議会だより」の記事は、議員提案事項を優先
◎ 経過

 議会運営委員会が、平成13年7月23日に開催された。議会便りの編集案(議長提案)と、本会議の決定事項に関する事項について審議した。その中で、私は、8月1日発行予定の「議会だより」の編集案に疑問を呈した。
 私が提起したその内容は、編集案には「議会の情報提供に関する事項を可決」とした見出しの記事本文がないが、重要な記事内容なので、その記事を掲載するべきである」と言うものであった。

◎ 決定した事項

 審議の結果、誌面構成を修正することになった。決定した内容は、次のものである。
1 今回の記事誌面の1面を、変更する。その内容は、議会改革の「議会の情報提供に関する事項を可決」に関する記事を1面に移動し、(前回一致で賛成の)結果を記すものである。
2 今後の発行予定時間の関係で、記事の修正内容は事務局に一任する。(吉田:実質的には、1面の予算記事を7面に移し、7面の議会改革特別委員会の記事を1面に移動し、本会議の表決結果(全会一致)を記すことが、主な修正点となる)
3 今後とも、議会便りの1面記事には、議会提出のものとする。(吉田:実質的には行財政特別委員会、庁舎建設問題等特別委員会などの本会議報告事項の審議結果が、1面に掲載されることになる)
 
◎ 主な論点

1 議会便りの役割
 議会が発行する 「議会だより」と、町田市で発行する「市広報」との、相違が結果的に現れる。議会と行政と言う、両者の役割分担が明白になる。「議会だより」の記事は、行政提案の事項より、議会独自の問題(議会提案事項の決定事項ー議会審議の結果内容)をもっと取り上げるべきであると言う立場で、委員の考えが一致した。

2 重要事項の考え方
 私が提案した、今回の記事訂正(修正)については、紙面構成の大幅修正を必要性もあったが、「議員定数の削減」問題の結果記事掲載で、1面トップとした経過があり、「議会のTV放映決定・議事録のインターネット化」などの決定事項内容と審議経過が、1面に掲載されることになった。同僚の大塚信彰委員が、当時の「議会だより」をもとにして説明してくれたことも、他の委員が賛同する理由となった。

3 発行時期に支障はないか
 実質的には、1面の写真部分を若干減少し、見出しを移し変え、「議会の情報提供に関する事項を可決」に関する記事を1面に移動する作業が行われるが、結果的に7面記事が大幅に移動、修正する必要が出てきた。
 この議会だよりは、当初の発行予定が8月1日となっており、発行期日を守れるか心配である。委員会では、記事の内容審議に比重がかかったため、個人的には、発行期日の遅れはやもうえないと考えたが、事務局員が頑張って期日発行にあわせてくれそうである。

◎ 今後の適用

 決定事項で、「今後とも、議会便りの1面記事には、議会提出のものとする」としたので、今後、行財政特別委員会や庁舎建設問題等特別委員会などで本会議報告事項を審議採決した場合、その内容が1面に掲載されることになった。9月議会、12月議会でこれらの事項の結果がでた場合、上記の方法をとることになる。