議会運営委員会の協議 平成14年8月29日

 本会議の放映はインターネット中継で

<前置き>
 8月29日、議会運営委員会を開催しました。
 9月議会の開催に向けたものですが、他に多方面の課題を協議しました。

 7月に、議会運営委員会で北海道の登別市・室蘭市・函館市の各市議会を視察し,その成果を踏まえて、それまでの懸案を協議しました。

 議会中継をインターネットで
 特に、議会のTV中継は、前期の議会運営委員会の協議でその導入の結論がでず、今期に繰り延べたものでした。今期の議論では、特に室蘭市議会のインターネット中継を踏まえて議論が進みました。

 一般質問方法の改善
 一般質問の改善では、請願とテーマが重複した場合の質問方法、及び一般質問を総時間数で実施することが、協議されてきました。
 
 請願とテーマが重複した場合の質問方法では、「常識の範囲」でその質問内容を自粛することにしました。請願の事前審査となることを避けるのが目的です。

 一般質問を総時間数で実施することは、12月議会で試験的に実施することにしました。その目的は、質問・答弁を効率的に進行するためです。

<議論経過と結論>
 
議会中継をインターネットで
 その第一のテーマは、議会のモニター放映についてです。この表題名は、以前に本会議の模様を、モニターTVを使い本庁舎などで放映することを研究し、そのままに名称が使われてきたことによります。
 
 今期は、平成14年の7月に室蘭市のインターネット議会中継を視察し、その結果を踏まえて議論を行いました。特に、インターネットの利点として、議会のライブ(実況)中継だけでなく、アーカイブ(録画)中継も利用できる点が上げられます。今期の委員では、その利点が大きく評価されたようです。

 事務局報告では、従来のものも調査され、次のような結論に至りました。、

 結果として、
1 市の出先である市民センターなどで議会の中継をする手段として、有線によるTV中継ではコストが莫大になる。

2 市内のCATV局の利用は困難である。市内を別の2社がエリアとしているが、チャンネル数の限界などの理由で、「議会放映をやる考えがない」と言うことも明らかになった。

3 そこで、今回取り上げた方式のインターネット中継を議会で行するべきだと言う意見になった。

 あわせて、本庁の(1階)ホールにモニターを1台設置するべきだということも確認された。

 同時に、議場内の音響システムの耐用年数が過ぎているということから、映像・音響を一体にしたものの導入が必要だとの意見になりました。
 そこで、最終的な議員の考えを確認するため、上記内容をかく「会派」に持ち帰り、次回の委員会でその報告を受けることになりました。

 これで、議会のモニター中継は、インターネット方式と言うことが明確になりました。インターネット中継に特徴として、リアルの実況中継のみでなく、既に終了した議会の内容をサーバーに記録し、それもどこからでも、どの時間にも、その録画画面を見ることが可能なことが上げられます。

 つまり、議会の会議の様子を、その日の夜に見ることも、あるいは前の議会と見比べることも可能になります。
 それによって、各議員一人ひとりの議会発言や、市長の答弁が、家庭の身近な話題に高まってくるものと思われます。

 果たして、従来幾人の市民が、町田市議会の様子を見たことがあるでしょうか。もっとも、住民請願で市議会を訪問したことがあるでしょうか。純粋に、その効果は、無限です。

● 議会運営委員会報告 2

  一般質問方法の改善
 議会運営委員会報告1 では、議会のモニター放映についてでしたが、2では議員の一般質問のあり方の問題を取り上げました。

 そこでは、まず一般質問と請願審査の問題を取り上げました。つまり、提出された請願内容と、一般質問の内容が重複し、選考する一般質問での質問・答弁が、請願の事前審査になってしまうという問題でした。
 前期の議会運営委員会からの引継ぎでしたが、ここにきて、ようやく「常識の範囲で自粛する」ということで、決着しました。

 次は,議員の一般質問の時間についてです。
 現在は、議員の質問時間が40分とされています。質問数が、多岐にわたると、答弁時間が長くなりすぎるという問題を抱えていました。
 そこで、質問時間を往復1時間としようと言う提案を、前期の自民党会派から出していましたが、今日まで論議が継続していました。
 今回、「試行的に、12月議会で一般質問の時間を往復1時間のとする」ことに決めました。

 なお、これらのことは「会派持ち帰り」でなく、委員の中に若干の意見の相違がありましたが、議会運営委員会の結論で実施に至ります。
 結果的に、9月議会の一般質問は従来通りに行います。

一般質問通告をメールで実施

 今度の議会より、一般質問の通告文書をメール(フォーマットした文書を添付する)で受け付けることになりました。

 この方式では,その質問通告文書を全員文をそのままコピーし、議員と市の担当者、さらに傍聴者に配布することになります。もちろん、手書きで出した人の分は、それをそのままコピーすることにしました。

 この制度は、今度の議会から導入します。

 すでに、メールで質問通告をした議員が誕生したようです。他の議員からのメールで知らされました。

 私はといえば、その送付先のメールアドレスを書いたペーパーの行方が分からず、右往左往。

 自分の名前で議員の皆さんに通知した文書内容を、その議員の一人に夜中にメールで問い合わせる、という愚かな行為にいたりました。
 お笑い話の本当の話でした。(吉田は、8月31日にメール送信。ただし、電話で送付したという連絡を義務付けました)

 さて、今度の議会では何人の議員の皆さんが、一般質問をするでしょう。