正式に議員の一般質問が往復1時間に決定

議員の一般質問時間が、往復1時間に正式決定

 先日の議会運営委員会(2003年3月19日開催)で、ようやく議会本会議の議員一般質問時間を、答弁と合わせて、往復1時間とすることに決定しました。

 前期の議運から引き継いだ協議でしたが、1年がかりの本決定です。議員の中には、質問時間が制限されるという意見もありますが、大半の議員はもともと、1時間程度に収まっています。

 最大の特徴は、質問を1問1答方式で行うことに制限がなくなりましたので、議員にとっては質問スタイルの自由度が高まります。

(議会事務局の調査報告にもとずく、委員会で質疑を行い、様々の事がわかりました。

● 以下の記事の目次
    1 質問時間の所要時間の状況調査
        一般質問、発言回数
     3 答弁者の答弁回数 (高山助役が最後の登壇)

質問時間の所要時間の状況調査

 町田市では代表質問制度を実施しておらず、その全てを個人の一般質問で行ないます。そこで市長の市政方針提案があるため、3月の議会では議員の質問が長めになります。

 さて、一般質問を1時間として試行していますが、この3月の議会ではどのような結果が出たでしょう。
        
2,002年12月議会 平均44分 30名 合計4日間 
2,003年 3月議会  平均49分 26名 合計4日間

 確かに、12月議会より3月議会のほうが、平均時間で5分多くかかっていました。また、往復で1時間を丸々使った議員が6名もありました。吉田つとむは51分で、平均より3分上回っていました。なお、前回は48分を使い、平均より4分上回っていました。


一般質問、発言回数 

 それぞれの議員の一般質問回数も確認できました。

 全議員の平均で、6回の質問を行っています。吉田つとむは5回の発言をしています。最高は、大西宣也議員の17回でしたが、全部で自分の質問が29分でしたので、最初の登壇時間を除いて、1−2分の質問を繰り返していたことになります。なお、国会の予算委員会で、事件を追求する時などにこの種の方法がとられます。

 また、12月の議会では、議員質問は平均5回行われました。この時は、吉田つとむは9回の質問を行い、かなり追求型であったことが分かります。その12月議会でも、やはり質問回数のトップは、大西議員で10回の質問をしてます。

 こうした調査は、質問時間を変更したために行ったためのものでしたが、表にしてみると面白い内容が含まれていることが分かります。

 それぞれの政党の特徴、議員個人の個性、こうした傾向が現れます。吉田つとむは、質問の時間と回数において、さほど特徴がないという傾向が出ています。

吉田の時間内訳
      質問時間  答弁時間
12月議会   26分    22分
3月議会   19分    32分

 この時間から考えると、12月議会は追求型、3月議会は提案型に近い様相であることになります。もちろん、町田市は市長の答弁が多く、他市とは大きく異なった点があります。

 さらに、以前は質問時間のみが40分と決められており、答弁において、助役が再答弁を果たすことが多くありました。結果、答弁時間が長くなる嫌いがありましたが、今回の議会運営委員会で絶対時間を決めましたので、議員主導で時間時間と答弁相手を指定しますが、どのような形態になるでしょう。

答弁者の答弁回数 (高山助役が最後の登壇)

 今期で退任が決定している高山譲二助役でしたが、相変わらず、答弁の回数が多く、議会本会議に欠かせない人物であったことが証明されました。

 一部に、退任が決定していることもあり、答弁を求めないとする様相がありました。初日はさすが1回も登場場面がありませんでしたが、二日目からは何度も答弁の機会があり、5人の議員質問に答弁されました。

 高山助役は、今後の議会が最後の答弁の機会でありました。そうした意味で、吉田つとむの場合は逆に、12月もこの3月もその高山助役の答弁はありませんでした。

 大変お疲れ様でした。高山助役さん。 6月議会は、新助役さんの登板です。