市立小・中学校の学区制自由化動向
(03/06/25)
<記事の一覧>
1. 学区制の動向(選択制度)
2. 学区制の動向(選択制度) 2
3. 学区選択制度導入の影響
4. 原則は指定校、選択性もある
1. 学区制の動向(選択制度)
町田市立小・中学校選択制度実施計画が、文教生活常任委員会で発表されました。
基本的な考え方は、下記の記す内容でした。
(1)対象者は新小学校1年、新中学校1年とする。
(2)選択方式は全校選択制とする。
(3)現行の通学区制度(指定校変更許可基準を含む。)を維持し、就学については通学区域内の児童・生徒を優先する。
(4)本制度の実施は、2004年4月からとする。
(5)本制度実施に伴う校舎の増築は行わない。
実施基準では、
(1)対象者への通知
全対象者に「選択希望校申請書」等を通知する。新小学生対象者には、自宅に郵送。新中学生対象者には在籍小学校を通じて配布。在籍小学校が町田市立小学校以外の新中学生対象者には、自宅郵送通知。
(2)申請手続き
希望者は「選択希望校申請書」を提出する。(指定校の場合は手続き不要。)希望校は1校とし、郵送または持参により、(教育委員会)学務課へ提出する。
(3)受入可能人数
各小・中学校ごとに選択希望者受入枠を設定する。
上限枠は各小・中学校ともに最大40人とする。
(4)公開抽選
希望者全員の入学が困難な場合は、公開抽選により入学者を決定する。
2. 学区制の動向(選択制度) 2 2003/06/20(Fri) 00:04
(続き)町田市立小・中学校選択制度実施計画が、文教生活常任委員会で発表されました。
上記の続編です。
(5)選択希望待機枠の設定
抽選により当選しなかった希望者には、待機枠を設定する。
(6)希望者への通知
希望校への受入の可否、公開抽選結果等、本制度に関する全ての結果については、その都度通知するものとする。
(7)転入・転居者の取扱い
申請期間終了後の転入・転居者も選択希望できるものとする。
(8)学校公開
各小・中学校は見学会、説明会等、学校公開日を設定する。
(9)広報
広報まちだ、まちだの教育、町田市ホームページ等に本制度の概要を掲載し周知する。
(10)その他
上記基準に関する詳細については別途定めるものとする。
3. 学区選択制度導入の影響 2003/06/20(Fri) 07:37
この町田市立小・中学校選択制度実施計画というのは、実際にはどのような影響をあたえるでしょうか。
次に具体的に考えて見ましょう。
<学校の選択>
生徒は、市内のどの市立小・中学校にも行く希望を出せます。
ただし、その個別の市立小・中学校側では、それぞれの状況で受入枠を設定します。
そこで、する希望学校に全員が行けるかどうか、それはそのときに次第です。
希望者が多い学校では抽選があり、公開の方式で行われます。
予定では、その希望者枠は最大で40名とされています。それ以下の枠しかない学校も出てきます。
投稿時間:2003/06/20(Fri) 09:52
投稿者名:吉田 つとむ
Eメール:master@j-expert.com
URL :http://j-expert.com/
4. 原則は指定校、選択性もある 2003/06/20(Fri) 09:52
上記の内容をまとめると、町田市立の小・中学校の学区は原則指定校とし、希望によって選択性も可能ということになります。
最大で1校40名という希望選択枠が設定されており、先に述べたように、選択制を希望する者全員が、その希望校に入れるとは限りません。
希望者多数の場合は、抽選になります。希望校に入れない無いケースも想定してください。
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