市長選対応への質問に熟慮の答弁
(05/09/25)

 本日(平成17年9月13日)の一般質問中、井上正行議員は、寺田市長の「総括と市長選の出馬の意思」を尋ねました。

 その質問では、井上議員がこれまでの寺田市長の政治姿勢を高く評価しつつ、時期市長選への出馬意向を尋ねたわけですが、市長はこの16年間(厳密には15年半)の中で、自分の目指す政治姿勢や政策課題に関して淡々と説明しました。自分が目指す町田市の都市像としては、「風格」と「品格」を上げました。

 重点施策では、市民病院を立派にすること、40万人都市に相応しい市民ホールと新庁舎を建設することを3本柱に上げました。ただし、自分が市長に就任して以降、バブル経済がはじけて大きく時代が変化したことを上げました。

 続いて、三位一体の改革などで、地方にとって大変な時代になったことをあげました。(町田市は地方交付税の不交付団体で、中央の流入資金を減額されても、財政補填の支援を受けられないでいます)

 そうした中で、財政力指数は、1.18.(多摩地域の26市中の7位)、公債費比率7.3% (多摩地域26市の平均は9.2% 隣接の八王子市は20.8%)となっており、財務体質では他市と比べ、良の部分に入るとみなされているとの考えを示しました。

 また、下水道普及は全体の80%に達したこと、道路では都市計画道路を含めて、50%の建設を終えたことを明らかにしました。

 また、合併後の旧町村地域の課題では、中心市街地の整備が進んだことをまず第1にあげました。
鶴川地域の駅前整備があと1年で完了の見込み、
玉川学園が一応の整備、
南町田の駅周辺整備は、これからの状態。
相原駅の整備は、西側部分が用地買収中、
小山地区は、多摩境駅が立派になったことをあげました。

事業の分野では、市民病院が2期、3期工事に入ったこと、今後は内容の整備と、体制作りが重要になることをあげました。
新庁舎建設では、50年に1度の事とし、震災対応の建物に作り変えることの重要性を上げました。
市民ホールの建設では、今の(800席)ものを、40万人市民に相応しいものを作る必要性を持っている意思を再度示しました。
北部丘陵の緑確保では、このスペースを首都圏の重要な緑地帯として位置づけたいとの考えを示しました。

 そうした上で、町田市が次なる飛躍の時代に入っているとの認識を示しました。その飛躍を自分が担当して進めるのか、それとも他の人に任せるのか、そこまでの考えは示しませんでした。あくまで、「熟慮中」との答弁で締めくくりました。

 ことを明らかにするのは、12月議会になっての答弁となるでしょう。
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