● インターンシップで、ただいま研修プログラム作成中
◎ 前書き(3名の学生にあった、フログラムを考えたい)
 「IーCAS」という学生グループが提起した「議員インターンシップ」の企画に参加し、平成12年1月末より3月末にかけて、3名の研修学生を受け入れることにしました。私の友人である他の地方自治体議員にも、参加していただくことになりました。
 この「議員インターンシップ」の企画については、順次発表できる内容を掲載していきます。1月中にプランを練り、2月以降にインターン開始と考えていたのですが、1月26日から28日までの3日間の臨時議会が開催されることになりました。せっかくですので、研修プログラムをその日から開始することにしました。
 また、実際に参加してくれる研修学生はどんな人たちかということも、まもなく掲載できると思います。  
 とりあえず、「議員インターンシップ」のマッチングフェア(議員と学生の出会いの場)の際の写真を用意しました。
   写真@ 「IーCAS」の主催者である、中央大学の田村広行さんの説明風景
   写真A 吉田が上着を脱いで、熱弁を振るっています
◎ 見出し
   1 募集プログラム案と、応募者のいきなり提案
   2 学生の提案の検討
   3 地方議会の公開度比較一覧表の独自作成にはこだわる
   4 参考記事:アメリカ便り(閲覧者からのメールです)
 
◎ 募集プログラム案と、応募者の思いがけない積極的な提案
1、 募集プログラム案の概要(私が提示したプログラムでは、次の内容を掲げました)
  研修体験 
@本会議・委員会などの傍聴(町田市議会は公開対象が広い)A他の議員や理事者とも直接面談時間も取り、地方議員の比較研究の場を確保する。 
  仕事内容 
@議会での質問内容作成作業と資料収集A議会レポートや、ホームページ記事の作成作業B後援会活動への同行 C地方議会の公開度比較一覧表を独自作成(吉田がオリジナルで計画中のもの)する準備。
2、 応募者の提案議員(インターンシップをするにあたり経験してみたいこと)
 とりあえずということで、すぐに提起された内容は次のようなものでした。随分と多いメニューを要望されましたが、私自身で消化するのも大変です。今回は私自身が、研修学生に振り回されることも体験してみましょう!正直にもうしまして、前回の学生研修生受入でも、はじめてということもあり、随分と疲れたものです。しかし、私にとって、とてもやり甲斐があることがらでした。
 学生の提案メニュー
@ 本会議、委員会などの傍聴
(町田市議会の雰囲気、内容、実態をつかむため)

A 多くの議員、理事者との面談
(多くの人と接することによって、考え方や方針の違いを知るため)

B 後援会活動への同行
(後援会活動とはどんなものか、後援会の方達とどのように接するのかを知るため、また、後援者の考え、意見も聞いてみたいため)

C 町田市のローカル新聞社を訪れる
(市について、市民について、市議会議員についてどのように考えているのかなどを聞いてみたいため)

D 国会の傍聴、国会議員との面会
    (市議会との違い、国会の雰囲気、国会議員の考え方や方針を知るため)

E 議員を目指している方との面会
    (その道を選んだ理由や過去の経験、これからの予定などを聞いてみたいため)

F 吉田さんと市民の方との交流の場への同行
    (お互いどのように接しているのか、交流を通して何を学ぶのか、何を得られるのかを知るため)

◎ 学生の提案の検討
 実際、この提案は一人の学生から出されたものですので、これで全部のプログラムという訳でもなく、他の2名の研修生の要望も学生のまた、子の学生からさらに追加されたフログラム案を受ける可能性もあります。 
 あくまで、現在までの提案という事で整理してみます。
 前回もやったこと @ 本会議、委員会などの傍聴、 A  多くの議員、理事者との面談、 B 後援会活動への同行、F 吉田さんと市民の方との交流の場への同行
 これらの体験の多くは前回も行ったことであり、比較的容易な事でしょう。委員会の傍聴とありますが、今度の3月議会は役職の改選時期であり、吉田は2年間務めた総務常任委員長職をはずれることになります。新しく所属する委員会では、一委員としての活動になります。また理事者との面談では、今回の場合、寺田市長がインタビューに応じてくれるかもしれません。さらに、後援会活動の活動では、丁度新春の集いを開催する時期に当たりますので、大勢の後援会のメンバーと出合う機会となります。市民との交流では、消費者センターの活動状況、地域行事への参加が有りますが、これらの活動を見てもらって、議員活動への理解につながると思います。プログラムには入れていませんが、吉田の本当の姿を見るならば、朝の駅頭演説を見る必要があるでしょう。大勢の人が声をかけてくれる光景も目にするでしょうし、無視される姿も見ることができるでしょう。いずれの姿も、吉田の行動に取って事実であり、その積み重ねが、住民から本当に信頼される政治家を生み出していくものと思います。皆さんがねそういう姿を見たいと思えば、朝の時間に遠くで見つめてくれることでしょう。前回は、この方法は議会中のけんしゅうという事もあって、採用しませんでした。
 新しい試み C 町田市のローカル新聞社を訪れる、D 国会の傍聴、国会議員との面会、E 議員を目指している方との面会
 議員を目指している方との面会では、平成10年にインターンとして研修生を務めた先輩である、松下政経塾生の喜友名智子さんが時間をとってくれそうです。ただし、海外に出かけたりして、時間がとれるのかどうか心配です。地元代議士の秘書さんの中で、立候補の可能性がある人もいますので、そのインタビューを行うことも可能です。国会関係では、議員会館に訪問してみましょう。もっとも、衆議院は何時解散があるかわからない時期ですので、果たして真剣に応対してくれるのでしょうか。学生インタビューは、参議院議員の方にお願いするのもいいのかもしれません。新聞社の皆さんは、果たして受けてくれるのでしょうか。子の表現では、ローカル紙の新聞社のことをつしているのか、市役所の記者クラブをさしているのか、不明な点があります。改めて考えると、吉田勉は、現役の記者クラブ記者の方と、一度も話したことが無い状態でした!さて、どうなるかご期待下さい。
 上記のものは、全て研修生が体験したい事柄を記したものです。ところで、研修生はインターンとして来てくれるのですから、私の仕事を手伝ってもらうことが必要ですし、当然プログラムにはとのようなカリキュラムを掲示しています。なぜならば、市議会議員の仕事としては、まずは本会議や委員会で発言することから始まります。次に、その発言や成果を住民の皆さんに広く知ってもらうための活動が必要です。市役所や、議会事務局が私たちの代わりに、私の良さを発表してくれるわけではありません。また、一般の新聞記者が、私のことを特別扱いして特大記事を書いてくれることもありません。
◎ 地方議会の公開度比較一覧表の独自作成にはこだわる
  仕事内容 
@議会での質問内容作成作業と資料収集A議会レポートや、ホームページ記事の作成作業B後援会活動への同行 C地方議会の公開度比較一覧表を独自作成(吉田がオリジナルで計画中のもの)する準備。
  私にとっても、研修生にとっても、記念に残る研究成果を生み出したい
 上記に、私が、インターンの皆さんにやってもらいたいことを書き出しました。Bを除いて、文書を作る作業が伴います。@のテーマと、Aのテーマで、前回のインターン学生には頑張ってもらいました。今回もまた、これらの作業をやってもらうのですが、オリジナルのCの作業を手伝ってもらい、研究室の研究発表のようなものを作り上げたいと思います。記念に残るような成果を期待したいですね。
◎ 参考記事:アメリカ便り(閲覧者からのメールです)
  ・インターンシップの充実が必要
インターンシップを導入されたのは素晴らしいと思います。アメリカの大学に来て
みて、議員の世界だけでなく、日本の社会一般に、この制度をもっと取り入れる必
要があると、一層痛感するようになりました。自分の体験からもそうなのですが、
日本の社会・教育制度の中で、学校の世界しか知らない学生に職業選択を迫るのは
、非常に酷です。毎年、四年生(最近はもっぱら三年生)を見ていると可哀想でな
りません。こちらでは、夏休みなどを中心に、学生や院生は、それはそれは幅広い
インターンシップを選べます。私が今お世話になっている政治学部でも、ワシント
ンでの議会内インターンから、地元の小さな環境保護団体でのインターン、公共テ
レビ放送でのインターンと、たくさんチョイスがあります。それこそ、インターネ
ットを使って探せば、自分の信条や生き方にあったものを探し出せ、実際に体験で
き、自分の価値観や能力、適性を見つめ直した上で、現実的な選択の材料にできる
のです。しかも、それが、単位になったり、その後の履歴書上のキャリアになった
りするわけです。

ぜひ、他の議員の方にも一層広めていただき、さらに、市の行政へのインターン、
民間企業でのインターンなどへと、こうした制度の認知を広げていっていただけれ
ばと、学生を預かる身として強く思います。
  (平成11年12月末に到着したメールですが、大変参考になる情報でした。ご本人の了解を得ましたので氏名等を省いて掲載いたしました)
(「インターンシップで、ただいま研修プログラム作成中」の記事は、この行で終わります)