インターン記録レポート PTA面接のインターン第二日目
町田市議会議員 吉田つとむ    2002/11/10 作成
 都筑 美好  中央大学1年 2002/11/10 到着
主要研究項目
 議員の一般質問作り
  記 事 

◎ 都筑美好さん
インターン二回目。今回はなんと名古屋から娘を訪ねて来ていた私の母が一緒に市役所まで付いてきてしまうという事態になり、吉田さんには驚きのことだったろう。
実は、内心やはり公的なお仕事であるし、こういうことはひょっとしたら拒否されるのではないかと心配したのであるが、一度ご挨拶したいという母たっての願いで連れてきてしまったのである。しかし、「すぐに(親子だと)わかりましたよ〜。」と明るく迎えてくださり安心した。それにしても、私と母は、容姿どころか性格までよく似ているらしく、クローンのようだね、といわれることもあるのですが、吉田さん、いかがでしたか?普段はやかましいほどによくしゃべり、私の友人の間でも大人気の母ですが、根っからの専業主婦でして、議員さんである吉田さんを前にかなり緊張してあまりお話をすることができなかったようで後で少々残念がっていましたが、「議員さんというからどんなにお偉そうな方かと思っていたら、本当に気さくでいい方でよかったわね。」と、お会いできて満足気でした。吉田さんの話によると、インターン生の保護者が挨拶に来るというのは初めてだそうですね。こころよく迎えていただいてありがとうございました。やはり少し驚かれましたか?
● 吉田つとむ
 インターン生の父兄(実際には、お母さん)同伴に驚き、確かにびっくりしました。というのも、私が市役所5Fの議会フロアーに到着した時には、既にインターン生の都筑さんは、そのお母さんと一緒に到着していました。しかし、「そこで驚くようでは、議員として恥ずかしい」と一瞬に思い巡らし、平常心に戻しました。

 都筑さん親子は、間違いなく似ています。背格好や雰囲気は、大変似たものを感じますが、「クローン」と言うのはどうでしょう。例えば、話し振りなどでは直ぐに違った面を感じました。

 さて、そのお母さんのことですが、世代的に私とは同じ時代をすごしてこられた方でした。せっかく、インターン生と一緒なので、「3人で食事を」と、昼食にお誘いしました。見えを張って、お寿司でも食べようかと考えましたが、「議員は、毎日お寿司やウナギを食べてるの?」と小学生に言われたことがありますので、結局、お決まりの市役所地下食堂に向かいました。
 
 議員がどんな活動をしているか、インターン生の受け入れとはどんなものか、自分なりに話をすることができました。議員がインターン生を面接することは毎回のことですが、そのインターン生の親から、議員が面接されるのは初めてのことです。恐らく、これまでのどの議員のインターンシップにも無かったことでしょう。

 とにかく、私はインターンの受け入れでも様々の体験をしています。今回のようにPTAの世代のお眼鏡にかなうかどうか、先験的な事例になっていくでしょう。親にも信頼される議員という、これまた初めての議員になって見たいですね。これまでも、私のインターン生の場合、インターネットを通じて、インターン体験記をはじめ、各HPの記事を読んで頂いているようです。これを機会に、名古屋の自宅でも、ご両親にパソコンに向かい、その内容を見渡していただきたいと思いました。

◎ 都筑美好さん
インターン生の宿題として、12月に開催される定例議会の質問作りを任せていた
だきました。議会の様式も知らない私は、度々吉田さんに助けていただくことになる
でしょう。                        
● 吉田つとむ
 12月議会の質問、今回は3件を予定しています。その内の1件が都筑さんが担当する分です。今ではインターン生が質問作りをするのはごく当たり前になりました。吉田の場合は、最初のインターン生からそのことを伝統にしています。
 
◎ 都筑美好さん
インターンを始めてみて、議員さんのお仕事に対するイメージが少しずつ抱けるよ
うになってきた。吉田さんの場合は特にかもしれないが、やはり行政の監視役といっ
た感じだ。市の行動を、市民の立場から、市民が普段入り込めない範囲についても監
視し、批判の余地があればそれを正す、といったものだろうか。まだまだ市役所に
通った回数も少なくて確かなことはいえないが、そんなイメージを抱いている。そんな
なかでも、吉田さんは「日頃一番重要なのは、同じ党に所属し、同じ部屋で仕事をし
ている彼ら議員との関係だよ。」といわれる。常に協力している、また、すべきだと
いうイメージがある党仲間の間の競争も、なるほどその集団自体に緊張感を持たせ、
質を高めていくためにも役立つのだろう。
● 吉田つとむ
 そうか、吉田は行政の監視役をやり田だっているのですね。自分が市長ならば、これまたやることが違うのでしょうが、議員として、監視役の仕事は欠かせないことだと考えています。

 都筑さんが次回に行くのは、市のスポーツ施設です。ただし、目的はスポーツ観戦でなく、そこで展示されている消費生活センターの展示物の説明員役です。いわゆるボランティア活動というものです。実際に対応する時間はわずかですが、その一端を見てください。その後は、インターンに大評判の「相州ラーメン」の試食会ですので、楽しみにしていてください。

 さて、議員にとって大事なこと、私にとって大事なこと、それは会派活動です。「議案」に「請願」に賛成するか反対するか、その協議をするのが「会派」です。本気議の採決では、特別なことが無い限り、そこで協議して、全員一致した行動をとります。特に、私たちの会派は、議会内の最大会派で、36名の議員中の13名の議員が所達します。仮に、私たちの会派と、他の一つの会派が一致すれば、それで過半数を越します。議会内で大きな影響力を持っています。
 そうした意味でも、議員間で、日ごろのコミュニケーションが大切になります。


インターン記録レポート 宣伝カーはピンク?!第三日目
町田市議会議員 吉田つとむ    2002/11/23 作成
 都筑 美好  中央大学1年 2002/11/23 到着(11月18日分)
主要研究項目
 消費生活センターの移動教室
  記 事 

● 都筑美好さん
 インターン三回目。11月15日金曜。今日は成瀬にある町田市総合体育館にてインターンをさせていただいた。吉田さんが活動に参加している、消費者生活センターの展示がここで行われており、吉田さんはそこで説明係をされていたが、見たところ極めて暇のようだった。展示の規模が小さく、場所も隅のほうで、体育館にいた人の数自体少なかったためかもしれないが、それにしても暇そうであった。最低でも、体育館でスポーツなどに励んでおられたご老人の人たちくらいには見ていただけないものでしょうか。そういうことを考えると、小学生などの子供たちが立ったほうが効果があるかもしれない。周りから見たら、吉田さんともう一人の男性が貼り紙の前で見張っているような感じで、ちょっと近寄りづらかったと思う。

 市民の人たちから吉田さんのホームページに寄せられた要望のメールを拝見した。信号機の設置を願い出るものであり、二人で場所を確認しに行ったが、吉田さんによると信号機に関する問題は警察の管轄らしい。そういえば、信号機は一台(?)設置するのにいくらくらいかかるんですか?

 それにしても吉田さんの車はすごい。私の実家は運送業ということもありトラックには慣れているつもりだったが、吉田さんのは軽トラにこれでもかというくらい装飾を施したもので、中に乗っているだけで少し恥ずかしかった。それでも、話によると地域の大半の人たちは、あんなに派手な車が通っても見向きもしないそうだ。吉田さんは道ですれ違う人の顔を結構知っていて、(女子高生を指して。)「あ、あの子知っていますよ。・・・でもこんな(派手な)車に乗っているのに向こうは気づきもしませんね・・・。」などと言う。少し不憫な感じもするので、皆さん、吉田つとむのピンクの軽トラが通ったら、ちょっと気にしてあげてください。

 今日のお昼は体育館の近くにあるラーメン屋でいただいた。インターン生には毎回好評の店らしい。名古屋出身の私は、ラーメン屋に入ると反射的に味噌ラーメンを注文してしまうのだが、今回は吉田さんの勧めで白醤油のラーメンを頼んでいただいた。

 つゆの濃さの麺の具合も私好みでとてもおいしかった。次回もたのしみである。
  <以上>

● 吉田つとむ
 都筑さんが書いているように、私が個人で参加している消費生活センターの「移動展示」の企画があり、その現場説明担当役として、町田市総合体育館にきていました。

 都筑さんがそこで観察したように、当日は大変「ひま」でした。この消費生活センターの企画として、何時、どのような場所で展示するか、説明をどのようにするか等など、会議の場で問題提起をすることにしましょう。ただし、都筑さんが言うように、「その場に子どもさんが立って説明する」のは困難です。そこに書いてあることに対して、移動展示個所で、質問がでることがあるからです。私は、その説明のために出かけている次第です。ただし、当日の私は、ネクタイをしていました。説明約を行うにしろ、体育館にネクタイ姿では、イメージが硬すぎたと反省しています。

 次に、道路の信号機取り付けに関する要望メールの件です。HP掲示板の情報と違い、「要望」のメールであるし、匿名でしたので、その内容を都筑さんに見てもらいました。インターン生の勉強の一環としてのことです。(注:一般的に、メールは他人には閲覧させていません。個人情報の一環ですので、秘書的な立場の場合は別ですが、そうした人物がいない状況下、自分のみが見ることになります)
 この種のケースでは、指摘されている場所が特定しにくい時があります。今回のケースもそうでした。新設の道路ができ、大変入り組んだ構造の道路が張り巡らされました。信号機は高価であり、設置には1箇所数千万円(2,000万円?)を要したはずと記憶しています。

 金額的にも容易ではないのですが、信号機の設置では、必ずと言ってよいほど、「つけて欲しい」と言う意見と、「なぜこんなところまで信号機を設置するのか、これでは交通が滞ってしまう」という意見も起きてしまいます。まずは、自分で現場をじかに見ることです。

 続いて、吉田の宣伝カーに説明ついて、都築さんに「異論!」。まず、色の問題です。宣伝カーの色は、白地にスカイブルーの色わけをしています。自分では、かなりの作品とうぬぼれています。少なくとも「ピンク色」は使用していません! 電光掲示板の電光がオレンジ色であるため、都筑さんがそのように感じてしまったのでしょうか? もう一度、じっくり見てください。

 また、吉田の車を「軽トラ」と思われたようですが、あれ宣伝カーのサイズは「普通車クラス」のもので、箱型の普通貨物車です。5人のりで、後ろに荷物を載せられるのが特徴です。次回に、上記の2点を再確認してください。よろしく。

 昼食コースでは、都筑さんを南成瀬の「相洲ラーメン」に連れて行きました。吉田つとむの新人インターン生が一度は訪れる、このラーメン屋さんですが、好評であったようです。

 次回は、どんなレポートのなるでしょう。今回は、「文書校正」の仕事を、別途に宿題として出しておきました。このくらいのカリキュラムは、こなしてくれるでしょう。