インターン記録レポート 地域とのふれあいを考える
   町田市議会議員 吉田つとむ    2001/12/28 
中央大学法学部二年  前場俊文  
主要研究項目
地域とのふれあいを考える
 記 事
・朝の駅前におけるビラ配り
・餅つきへの参加

コメント
◎前場さん
初めてインターンの活動に参加した。朝、成瀬駅にて吉田議員に会う。議員はビラ配りをしていたので、自分も手伝った。ビラ配りは、以前やっていたバイト「餃子の○将」でもクーポン配りという形でやらされていたので、その要領でやればいいのかと思ったのだが、吉田さんに「そんなに一生懸命渡そうとしなくても、もらってくれる人にだけ渡せば良いのだよ」と言われて、「やはり世界が違うと、ビラ配り一つとっても違うんだなぁ」と思った。
● 吉田
 前場さんにとって、今日が最初のインターン体験でした。集合の関係で、わたしのビラ配りからスタートしました。通常は、そのビラ配りを自分ひとりやっていますが、体験として「ビラ配り」をやってもらった次第です。
 ビラの配布については、吉田流は特別です。4年間をかけてビラ配りを行っていますので、「むりやり渡す」方式を避け、もらってくれる人に心をこめて(一所懸命に)渡します。これは、あくまで吉田流であることをお忘れなく。よそでは、そんな方式でなく、「とにかく、手渡す」方式だと思います。「人によって違うんだな」と考えてください。

◎前場さん
議員の自宅によって、その後餅つきに参加した。餅つきはごく平凡におこなわれた。とはいえ、自分には餅つきというもの自体初めてだったので、新鮮なものではあったが。そして、そこにいた人たちもかなりすごかった。みんなかなり豪快な人たちで、なかなか自分の周りにはいないタイプであったため、一瞬たじろいだが、こちらも新鮮な体験だったといえる。吉田さんはそこの人たちにかなり信頼されているように感じた。結局、議員の仕事というのは、いつもいつも議会に参加して討論したりするばかりではなく、こういった細かな地域行事に参加したりすることによって、地元の人々の信頼を勝ち取っていくものであるということを、改めて理解した一日であった。
余談にはなるが、あとで吉田さんに聞いた話によると、僕もそこの人たちに結構評判がよかったようだ。認められたようでなんか嬉しい。あと、この日は結局最後までいられなかったのだが、最後までいればこの日に搗いた餅がもらえたらしい。惜しかった。
● 吉田
 議員の仕事は、議会で表決すること、質問をすることが最大の仕事でしょう。実際には、そのために、住民の立場とは、その考えとはどのようなものか、そのことをしっかり、とらえる必要があると考えます。また、それ以前の段階で、自分が住民代表の立場に選出されることが第一です。
 このうちの「餅つき」に参加するのは、これで7回目になると思います。生活に密着した地域行事に参加することは何より大切で、住民の皆さんの本音が、意外とこうした時に聞けるものです。この日は、自分達がついた餅をその場で食べ、最後のその餅をお土産にいただきました。上手に餅を仕上げた「前場さん」にもお土産をことづかったもですが、手渡しできなかった次第です。前場さんのインターン期間中には、またそのお宅におとづれることでしょう。



インターン記録レポート 選挙運動の下準備
   町田市議会議員 吉田つとむ    2001/12/28 
中央大学法学部二年  前場俊文  
主要研究項目
選挙運動の下準備
 記 事
・選挙事務所開設準備
コメント
◎ 前場さん
選挙事務所となるところに、初めていった。まあ最初はほんとに雑務で、特筆すべきことはない。事務所開きは二時開始だったのだが、そのころになるとだんだん人が集まってきて、最終的には60人くらいを想定していたらしいのだが、100人以上来ていたようだ。これも吉田議員の日頃の努力の成果か。しかしおもしろいのは、そこに来ている人たちが、そこに来たからといって、必ずしも投票してくれるわけではないらしいということだ。みんな投票してくれそうに見えたけど。やはり最後に物を言うのは常日頃の信頼か。
● 吉田
 この場所は、時期がくれば選挙事務所になるところですが、この日の段階では、選挙事務所とは呼びません。ここでは、後援会本部事務所と称しています。そうした意味で、前場さんがつかった「選挙運動の下準備」と言う表現は、<言い得て妙>な表現だと思います。その準備でなく、<下準備>である点がポイントだと思います。
 その事務所のオープン行事を行ったのですが、その日の参加者をどのようにカウントするのでしょうか。通常は、手紙で案内した上で、自分本人や後援者が電話や直接に口頭で「動員」を行います。この日は、連絡期間の都合でわたしが、「誘い」をする余裕がありませんでした。そのため、納得がいく動員が出来なかったわけですが、結果的に100名に達したと言う次第です。
下段の内容をだれが言ったか不明ですが、そこまでシビアになることはないでしょう。まずは、本人が自分自身を信頼し、関係者を頼り、集う人との輪をつくる。こうした積み重ねが、実績成果になると思います。

◎ 前場さん<質問>
この日に来てくれた人たちはどういう人たちなのですか?例えば、我が家なんかでは、単に政治に興味がないだけかもしれないですが、近所に選挙事務所ができても事務所開きなんてものが行われていることすら知らないと思うのですが。吉田さんが一軒一軒回ったりして、「この日に事務所開きがあるから来てくれ」と伝えたりした人たちなのですか?それともポスターとかの掲示を見て来てくれたのでしょうか?どちらにしても、政治不信などと言われながらも、まだまだみんな政治に期待しなくなってしまったわけではないようですね。てっきり政治に関しての世間の認識って、我が家と同程度かと思っていたもので、ちょっと正直意外でした。
● 吉田
 この日に集まってくれた人たちは、一般に「後援会員」と称される人です。吉田が色々の行事を開催する際に、何でも参加する人、新年行事に参加する人、ボウリングやゴルフ大会に参加する人、こうした行事を何年も積み重ね、この事務所開きに至ります。この日の行事は、オリンピック大会の参加する選手の「結団式」に相当する、と言ってよいのではないでしょうか。
この日の開催案内は、葉書の案内程度ですが、日ごろから、自宅を一軒一軒尋ね、「議会レポート」を届け、その家庭の安否を尋ね回った結果と言ってよいでしょう。そうした中で、親密な人や家庭が少しずつ出来上がってきた状況です。わたし自身から見れば、前場さんのような家庭が大半で、そうしたなかで、極少数の皆さんがこの行事に参加してくれているわけです。