インターン記録レポート 情報公開の一端を見る
   町田市議会議員 吉田つとむ   
中央大学法学部二年  前場俊文  2002/3/23 
主要研究項目
  情報公開の一端を見る
記 事
  議会レポートの作成等

 前場さん コメント
 この日は土曜、さすがに議会も休みなのだ。久しぶりに成瀬駅集合だった。まず向かったところは、成瀬における吉田さんの定番、「ミスタードーナツ」。軽く食事を取りながら今日の計画立てをした。この日の主な仕事は、吉田さんが定期的に発行している、吉田さんの生命線こと「議会レポート」の作成を進めること。これが吉田さんの武器、情報公開の一端だ。まずはレイアウトを決めるわけだが、これは過去の形式を大まかにはほぼそのまま継ぐということで決定。細かくは文面に応じて多少変更させたり、まぁ手間はかかるがそれほど難しい作業ではない。同時に、載せる内容なども一緒に考えていった。トップの記事は選挙の報告にするか、議会の報告にするかなどである。これは結局、時期的に旬である議会の報告がトップにきたわけだ。
 昼頃までそのようなことをやって、それから昼食を取りに場所移動。今日はラーメン。店で、吉田さんの支持者らしき人に声をかけられた。その人は吉田さんがインターンを採っているということを知っていたのだが、知らない人から見ると、こりょもう親子だな、と思った。
 ● 吉田
 この記事を書いている頃(5月下旬)、かのミスタードーナツは、スキャンダルにまみれていた。取扱品の「肉まん」に禁止した添加物を混入させ、そのことを知った取引業者から、口止め料を取られていたということが判明しました!<選挙中、私は、シュウマイがついた「飲茶セット」を毎度利用していた!>

 前場さん コメント
 午後からは吉田さん宅で実際にレポートの作成に入る。てっきり「城」を使うのかと思ったが、違ったようだ。吉田さんの家は、以前選挙後に来たときよりは片づいていた。かといって、整理整頓がちゃんと行き届いているというほどではなかったが。仕事を手分けして、自分はレイアウトの作成、吉田さんは記事の作成ということになった。自分は吉田さんのパソコンルーム(?)、吉田さんは奥の居間で作業を進めていたのだが、途中で奥の部屋からはいびきが聞こえ始めた。…疲れていたのだろう。
 ある程度のところまで作業を進め、吉田さんが散髪屋に行くとのことで、この日の作業は終了。ちなみに、この日は選挙の打ち上げがある日だったので、後で町田にて集合することを約束しつついったん別れて、僕は町田、吉田さんは散髪屋へと、それぞれの道へ歩みを進めるのだった。
 ● 吉田
 おかげで、レポートの作成が進みました。吉田の第一の武器が「インターネット」とするならば、この「議会レポート」は第二の武器に相当します。
 その第二の武器を準備し、3月議会の終了を迎えます。もっとも、この3月議会では、一般質問の時期が最終日程の段階とされたため、3月中には全部の記事をなかなか書きおおせません。4月の中旬くらいまでかかるでしょう。(実際に、そのころまでかかりました。5月27日にこの文章を書きました)
 さて、前場さんにかかると、またもや吉田つとむの睡眠話になりました。どうも、前場さんは、私を「眠り姫」ならぬ、「居眠りおじさん」のイメージに定着させようとしています。それは、それとして良しとしましょう。
 こうなると、私にとっては、そのことの「有る無し」を書くより、議員として今度の議会の成果はなんであったか、どうしても満足の行かない問題はなんであったか、という内容で答えるしかないだろうと考えます。

 前場さん コメント
<本日の吉田さんのことば>
・ 得票だけでは議長にはなれない。
 ● 吉田
 私は最初から候補に上がらなかったように、議員としての投票結果は、議長選挙にはまったく関係有りません。それは、過去の例でも同様です。


インターン記録レポート 議会見学
   町田市議会議員 吉田つとむ     
中央大学法学部二年  前場俊文  2002/3/27
主要研究項目
  議会見学
 記 事
 ・議会における一般質問を見る

 前場さんコメント
 長いようで短かった議員インターンも、この日で最後だ。この日は吉田さんの一般質問がある日で、ちょっと楽しみにしつつ、議会運営委員会にも顔を出した。…来るのがちょっと遅く、即座に終わってしまった。
 ● 吉田
 前にも書いたのですが、そもそもインターン生に議会運営委員会の開催状況を見せなかったのは、大きな間違いでした。別にそれを隠していたわけではありませんが、余り朝早く来させるのは気の毒だと思っていました。議会の進行は、議運で決まる!こんな場面をなぜ積極的にPRしなかったのか、少し自分が悔やまれます。

 前場さんコメント
 場所を議会に移しまして、始まるのを待つ。吉田さんはこの日最初の質問者だ。吉田さんの主な質問は、「町田をファッションの街に!」と「街路樹の整備について」と「こどもクラブと騒音」である。そのうち最初のは、同じくインターンである山梨さんが作成に携わったそうだ。感慨深かったのではないだろうか。だが後で山梨さんに聞くと、「二割くらいしか採用されてなかった」という話で、少々不満げなところもあるようだった。
 ● 吉田
 ここで、事実と一箇所異なっています。それは、「こどもクラブと騒音」の問題ですが、これは別の場面で話したことです。レポートをまとめて提出した結果、全部が一般質問の内容と思われたのでしょう。
 ところで、こうした問題に関して、前場さんがどのように考えるか、そうした分野の課題に関しても関心を持ってもらいたかったと思います。山梨さんが書いてくれた原稿の件ですが、自分ではもっとその主旨を取り入れたと思っていたのですが、本人からはそう思われていたんですね。

 前場さんコメント
 当然吉田さんは「ノー原稿」である。「ノー原稿です!」というと、確かに一見かっこいい。原稿に頼りっぱなしだと、どうしてもなぁなぁな空気が出てきてしまうからだろう。しかし、原稿がないとなると、考えをまとめるのが非常に難しくなる。言葉の正確な意味が伝わらないこともあるだろう。結果、論理矛盾が起こったりしやすくもなる。「ノー原稿」とは「諸刃の刃」なのだと思う。吉田さんのしゃべりも、確かにたまーに「ん?今のはちょっとわかりにくかったな」というふうな部分があると感じました。けれども、それを差し引いても原稿なしで市長に立ち向かっていくあの姿は立派だったと思います。がんばってください。
 ● 吉田
そうですね。100%の完璧さより、「ノー原稿」による「勢い」を優先させましょう。

 前場さんコメント
 他の人たちの質問も、やはり立派なことを言っていた。そう、みんな立派なことを言っているのだ。だがなぜこの国の政治というものはよくならないのだろうか。相継ぐ不正、汚職、辞任。最近そんなことを考えることが多くなった。そもそもほとんど政治に興味を持っていなかった自分に、このような、政治に対する興味と疑問を与えてくれた吉田さんと、議員インターンというものに感謝感謝…。
 この日の幕切れは意外とあっけなかった。もう一人のインターン、山梨さんは途中で帰っちゃうし、議会が終わったら終わったで、吉田さんは「ちょっとこれから会議があるので、今度ゆっくり会いましょう。それじゃ」とまぁ…何がしたいというわけでもないのだが、「ありゃ、あっけないんだなぁ」という感じだった。
 ● 吉田
 議員が行政の有り方に口をはさめるのは、3ヶ月に1回のみ。それも、議会の一般質問と、議案質疑と委員会審査の機会だけです。少々、良いことを言っても、議会が終われば官僚・お役人の天下です。
 前場さんたちから見て、なかなか希望が持てない政治の状況でしょうが、私達は一例一例の積み重ねで、健全な政治を目指しています。皆さんのインターン活動が終了しても、自分ではちょっぴり寂しきなるだけのことです。スタンスは変わらないつもりです。

 前場さんコメント
 最終日の、会議の後のことですが、確かに感動が有りませんでしたね。そこんところは、「後日にインターンの打ち上げをやる」と言うことで、了解してくれていると思っていました。(その打ち上げは、5月に入って実行しました。日ごろの食事に比べると、少し奮発をしたつもりです。山梨さんも20歳を迎えましたので、アルコールでインターンの終了を祝えました)

 ● 吉田
 7期生の両名さん、選挙と議会を関わってくれたことに感謝しています。特に、選挙事務所の撤収ではお世話になりました。舞台裏と、お祭りの片付けと言う地味な作業に関わってくれたことに、再度感謝します。さようなら。また、機会があれば、遊びに来てください。