インターン記録レポート 子どもに好かれる
町田市議会議員 吉田つとむ    2002/9/1作成
 嶋川 亮  
主要研究項目
 子どもに好かれる
 記 事 

◎ 嶋川さん
この日は午前中は吉田さんが会議で僕は自習(質問の資料作り)、午後は警察署に書類を提出するのや、
印刷屋さんからビラを受け取って配布業者さんに渡すのに同行し、そのあと自らビラを配りました。
自分が校正した文章が何万部と印刷されてこれが配られるのかと思うと、自分が内容考えたわけでもないくせに、
えへへへ…と口元がゆるんできます。
● 吉田
 言い忘れていましたが、発行部数は丸秘です。それにボーナスが出た後に発行する時と、平常時ではその部数が異なります。今回は、ボーナスが出た後に発行することに順がなっていますので、大き目の部数にしたわけです。

◎ 嶋川さん
さてビラ配りは、町田市内の団地の集合ポストにビラを1枚1枚入れていきました。
そのときです、僕が吉田さんすごい…と思ったのは。
僕がやっとこさ1枚投函しているあいだに、吉田さんは2枚か3枚くらい投函できるのです。
吉田さんのこんな素早い動きは初めて見ました。少々あなどってました。
● 吉田
 配布に行ったのは、自分が拠点とする(テリトリー)団地であり、どこにどの形で郵便ポストが配置されているか、目をつむってもわかるくらいに熟知しています。(えっへん!)はじめて、投函する嶋川さんと同じスピードではなさけなくなります。

◎ 嶋川さん
しかしおどろくのはまだ早かったようです。その団地の広場で小学生の子供がたくさん遊んでいます。
吉田さんが「こんにちは」と話し掛けると、子供がわーっと、寄って来るわ寄って来るわ…
さらに、吉田さんが「ここがおれのテリトリーだ」と呼ぶ、ご自宅近くの公園を訪れると、今度は幼稚園前から小学生くらいまでの
子供が一杯遊んでいて、吉田さんそこでも一人一人話し掛けていました。
● 吉田
 これは、現実とは少し異なっています。吉田がそこまでは子どもに人気があるわけでもありません。私の目標は、その公園で遊ぶ子の名前を全部覚えるくらいになりたいし、「さんまさん」や「ところさん」のように子ども会話ができるようになりたいとも思っています。
 
◎ 嶋川さん
そこでさらに驚くべきことが起こりました。私の部活の先輩からメールが入りました。
「吉田つとむのインターンはきつい?まさかあの吉田つとむとはね…(^-^)こんな近くに潜んでいたとは…」云々
!!!!!??
なんとその先輩はさっきビラ配りをした団地に住んでいて、あとで聞いた話ではビラを読んだらしいのです。
「『"あの"吉田つとむ』??何で知ってんですか!?」「よく成瀬駅前で見かけるしいろんな行事に出てるらしい」
● 吉田
 議員は、大きな団体に支持・応援されるか、若くて颯爽としているか、もしくは相当の知名度があるかしないと、選挙を戦うのはなかなか困難です。ましてや、その当選を続けていくとなると住民に知られることは必須用件です。その知名度が年代を越えたものになると、ハッキリした力になってきます。
 そのためには、日常的に「政治家」としての姿を見せる必要があります。

◎ 嶋川さん
そう、私がいつもくっついて歩き回り、ただ飯を食わせてもらっているこのおじさん、実は「町の人気者」だったのです。
こんな側面もあったのかと驚きです。市役所にいるときよりも「テリトリー」の公園で子供と戯れているほうが
吉田さんの目が生き生きしているように見えたのは気のせいでしょうか。
ちなみに子供が大・大・大苦手な私は、今にも消えそうでした。中年女性にはモテモテなんですが…
● 吉田
 嶋川さんからみると、確かに「おじさん!」なんですね。しかし、おじさんにはおじさんの良さもあります。この夏休みの期間は、子どものセミ取りを手伝ったり、 夏祭りの屋台では焼き鳥・焼きそばを焼いています。
 反面、市の中では市役所職員になめられるようなことになっては駄目だし、きっちり監視の役割を果たすようにしています。
 そうした立場の違いが、顔にも自然にでるのでしょう。
 また、私は同じ中年は苦手な面があります。特に、カラオケを歌わないといけない時には、貝のように寡黙になります。

◎ 嶋川さん
前後しますが、今日は市役所で先輩インターン生の小泉さんにお会いしました。町田に来て中高年としか話したことが無いので、オアシスにたどりついた気分でした。
あと、今日は先輩インターン生に人気という例のラーメン屋で初めてご馳走になりました。そういえばここでも吉田さんは、学生らしき若者の一団や一組の家族と話していました。
さすが町のアイドルです。
● 吉田
 そうですね。先輩インターン生の小泉さんは、社会人になって2年目。嶋川さんとは、ごく近い世代です。
 インターン生に人気のラーメン屋さん(相州ラーメン)などを含めて、吉田のご馳走編をどうぞ書いて下さい。

◎ 嶋川さん
と、今日は本当にいろんなものを見て、新しい発見をした日でした。でも僕のほうが疲労で死にかけていて、話も生返事ばかりでしたから、
ちゃんとアンテナを張っておけばもっといろんなものが見えたのではないかと残念です。
結局僕が今日の研修から見つけた課題は、「いかにして子供にモテるか」に落ち着きました。
吉田さんのように僕も子供にモテる男になりたい、と思いながら、帰途についたのでした。
● 吉田
 このところ、嶋川さんはインターンに来る日に疲れすぎています。もう少し、生活時間を朝型に変化させて方が良いと思います。いろいろ観察するのがインターン生の役割ですが、自分自身もしっかり観察されています。インターンは、「観察して、勉強」するというパターンが多くなると思います。そうした奇異を逃さないようにして下さい。
 私もこの仕事をするまで自分がどうだったのか、正直に言って分かりません。ですが、世代を超えて、誰とでもということは、どんな仕事についても欠かせないことではないでしょうか.。

 嶋川さんからみると、確かに「おじさん!」なんですね。しかし、おじさんにはおじさんの良さもあります。この夏休みの期間は、子どものセミ取りを手伝ったり、 夏祭りの屋台では焼き鳥・焼きそばを焼いています。
 反面、市の中では市役所職員になめられるようなことになっては駄目だし、きっちり監視の役割を果たすようにしています。
 そうした立場の違いが、顔にも自然にでるのでしょう。