インターン記録レポート 3月上旬

町田市議会議員 吉田つとむ    2003/3/8 作成
インターン記録レポート (3月上旬
                   インターン生 石田寛和    
                      (2003年3月5日制作)   
石田寛和 さん
 今日は、全員協議会が行われた。この議会は、本来9時から始まるはずが、10時からに変更されたようだ。朝方の突然の時間変更は、議員さんにとって体に応えるものであろう。吉田さんが言うには、よくあることらしい。

 全員協議会は、今年度の一般会計補正予算を専決処分することなどの4つの議題だった。そもそも専決処分とは何なのだろうか?なんとなく漢字からイメージはわくのだが…。吉田さん教えて下さい。

 議会は、おおむね順調に終了した。今年度に決議される予定の税法改正により、だいぶ町田市には減収となってしまうようだ。地方自治体にとっては、厳しい現状だろう。議会中に税法改正案の資料が配られた。資料がわかりにくかったのはいつものことだった。内容は、扶養家族の特別控除が廃止されるなどの一般庶民には厳しいものであるが、事業者や経営者などには減税を積極的に行うようだ。国会議員や官僚は、やはり庶民には冷たいようだ。
 しかし、タバコ税のアップには大賛成だ。日本は禁煙に関して非常に遅れていると思う。タバコが体に悪いことは明白なので、積極的に課税して欲しい。タバコを吸わない人間にとっては受動喫煙ほどつらいものはない。たばこを吸わない吉田さんも同感ですか?

 <この後、作業に関する記述が3行分ありましたが、「発表する段階ない」という理由で削除しました。もとより、石田さん本人も同意しています>

 明日は、吉田さんの一般質問を傍聴する予定だ。今まで傍聴した議会よりも、双方向的な議会が傍聴できるだろう。私も質問作りに参加させて頂いた銀行税問題の質問がどう展開されるか楽しみだ。
 ちなみに吉田さんは、明日のために15分間の会議のために、2時間の会議を行ったようだ。本当なのでしょうか?お疲れ様です。

● 吉田 つとむ
 行政の予算執行は、議会に提案されて、その審議を行い、表決(討論と採決)が済み、それが可決された場合に有効になります。今回の議会に提案された以降に発生する行政の予算執行は、審議などをする時間がありません。特に、年度末は国の法改正などがあり、市議会に行政が補正の予算を提出する余裕がなくなります。そのため、後でその補正予算を承認するという手続きを取ることになります。そうした意味で、行政が「専決」する事態が発生するわけです。

 国の税制改正に関して、石田さんには厳しい評価を受けたようです。もとより、自分は町田市議会議員ですので、国政をじかに意見することはありません。ただし、この課題は石田さんが持った感想に至るには、この控除措置はもっと長い議論があったことでした。また、措置の結果、新たなる補助制度がスタートしています。まさに、政治が妥協の産物として成立する典型がこの内容でした。われわれ地方自治体議員には、とてもついていけないアクロバットな所業でした。(以下、略)

 タバコ税の増税は、わが亀井静香さんが提唱したこともあって賛成とします。

 一般質問に関しては、石田さんの記事を見て書くことにしましょう。

 議会運営委員会は、前期の時に委員を務めました。当時は議論沸騰、決定はずれも多く、当時の委員長は大変だったことでしょう。
 今期の昨年1年間は、よく議論をしました。各種のルール改正を協議しました。よりよき結果の最大のものは、議会のインターネット中継の導入でした。中でも、2003年度の予算に盛り込ませるという事項を、(議論の上で多数決でしたが、)決定したことでした。先日の予算説明会で、首尾よく今期の予算に盛り込まれていることが判明しました。今期は、どちらかといえば具体的な実行に関する協議が主体となるでしょう。
 いずれにしても、委員会の委員長職はそれだけ多忙になります。「○○に関して、ご異議ございませんか?」と淡々と私はしゃべり続けていますが、一つ間違えば、とたんに会議は空転します。前期などは、会議の話がまとまらず、途中で会議が休止し、1−2時間ほど遅れることなど、ざらにありました。
 そうしたことが無いように、十分に問題点を究明し、議会運営委員会に提案する事項の調査をしています。そのための時間を、どれだけでもかけています。来週は、12日が議運の会議の日ですが、事態はそうしたスケジュール通りには行かず、次々と検討事項も入ってくることがあります。今日も、けっこう遅い時間まで事務局と打ち合わせを行いました。結果的に、石田君を夕食に連れて行った昨日のみが、ゆっくりした時間帯でした。