インターン記録レポート 川戸 裕美子 第13日目
町田市議会議員 吉田つとむ    2003/9/8 作成
 川戸 裕美子 3年 2003/9/7 到着
主要研究項目
 インターン感想文 (平成15年9月5日)
  記 事 議案説明会、全員協議会

<見だし>
● 川戸裕美子さんのレポート
● 吉田つとむの回答

インターンシップ 第13日目(H15 9.5)レポート 
                      川戸 裕美子

川戸裕美子さん
 今日は10時から議案説明会が開かれました。昨日の本会議で提案された議案について、関係する条例の説明とそれに係る補正予算の説明がなされました。議案の担当委員会はさらに"部"に分かれ、入れ替わり委員会室に入って説明を行いました。およそ一つの委員会につき、3つか4つほどの部があったと思います。
●吉田 つとむ
 行政が実際の中身を担当する予算説明会は、常任委員会ごとに行い、司会を各委員長が行います。その指示で、それぞれの部長が説明をしていきます。今回のように補正予算時期には、「部」によって補正予算と条例案がない担当部は、この予算説明会には出てきません。

川戸裕美子さん
 先日のインターンレポートにも書きましたが、補正予算の説明は聞いていてもその金額が妥当なのかやはり判断できませんでした。せいぜい増えたか減ったという程度です。このように金額についてはピンとこない予算説明でしたが、ふと思うことがありました。それは「市の事業を民間委託に変更したため予算はいくら減額しました」という事由が度々あったことです。市で担っていた事業を民間委託するということはもっと以前から行われていたことだとは思いますが、このような理由で減額されるという場面が思っていた以上にあったので驚きました。まさに今"行政"と、民間の"企業"や"NPO"との「協働」が叫ばれている時ですから、今回はその潮流を垣間見たように思います。特に、「保健福祉常任委員会」(名前の通り保健や福祉関係の担当)の説明では、障害者手当や児童扶養手当の対象者が増加しているとのことでした。行政がまかないきれない部分のサービスをどうするか、やはり民間との協力が必要だと思いました。
●吉田 つとむ
 川戸さんは、2003年9月4日に、はじめて市議会の本会議で市長の提出議案の説明(実際は、担当助役がそれぞれに説明)を聞きました。その後、9月5日に、各部長からその説明を聞きました。
ここまでの段階の状況で、9月9日の午前中に「質疑通告」を提出します。実際には、9月16日に本会議質疑を行います。そうして、17日と18日の二日間、4つの委員会に分散して、その内容を審査します。こうして、行政が提案した内容は、議会のチェックを受けていきます。まだ、「議案審査」はスタートしたばかりです。
 そうした段階で、聞いていて何もかも内容を知ることは困難です。ましてや、インターン生である川戸さんが、その内容を全部理解できるのであれば、吉田つとむの存在が、はたしてどうかのかと言う意見も起きるでしょう。

川戸裕美子さん
 午後は1時から全員協議会が開かれました。議題は(新)町田市長期計画についてです。これまでの長期計画が策定後10年を経過したため、基本構想は10年を残していますが(基本計画は10年間、基本構想は20年間でそれぞれ定められていた)、これと合わせて変更することになりました。聞けば町田は40万人都市になるそうで、以前の計画策定時とは状況が大きく異なっているということでしょうか。結局、この計画に関する説明が20分、審議が20分の計40分程度で協議会は閉会しました。計画はまだ策定途中であったので、配られた資料には白紙になっている箇所もありましたし、議員さんの発言に対しては「検討に入れます」ということで、その後審議が続くものはあまりありませんでした。
● 吉田 つとむ
 全員協議会というのは、通常行政側がすすめている施策に関して中間報告をする。行政のトラブルをいち早く議会に説明する必要が生じた場合にその説明を行いたい時などに開催されます。
 今回のケースでは、前者のもので、先々「議員には、十分に説明をしていた」というアリバイに使われるものです。われわれからすると、その内容を承認したわけではないものです。

 川戸裕美子さん
 次回のインターンは、本会議の一般質問の傍聴となります。いろいろな議員さんの質問スタイルや、そのやりとりを見るのが楽しみです。
 ● 吉田 つとむ
 さて、次の会議は火曜日の一般質問からです。川戸さんは、水曜日に丸一日、その日の一般質問の全部を聞くようになります。吉田を含む7名の、質問と理事者の答弁が行われます。では、2,003年9月10日に来てください。
 
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