インターン記録レポート 川戸 裕美子 総括レポート
町田市議会議員 吉田つとむ    2003/10/06  作成
 川戸 裕美子 3年 2003/9/28  到着
主要研究項目
 インターン感想文 (平成15年9月28日)
  記 事 政治という現実を見て 

政治という現実を見て     

          受入先議員 吉田つとむ

          中央大学法学部政治学科3年 川戸裕美子

 大学で政治学を専攻して約2年半、初めは政治という広大な学問を前にして、形も見えず、定義さえあやふやな状態で講義を聴く毎日でした。始まりこそこのように芯のないものでしたが、政治という多岐にわたる分野の中でも、とりわけ地方政治、地域政治というローカルな政治の世界に強く興味を覚えるようになりました。大学のゼミにおいても、「地方分権」を大きなテーマとするゼミに入り、“中央”に対する“地方”のあり方や現状などについて理解を深めてきたつもりです。

 しかし、机上の勉強にどうしても留まってしまう大学の授業では、政治のダイナミズムとでも言いましょうか、現実の動向であるのにもかかわらず、リアルな面を感じることができませんでした。そこで政治学を学ぶ総括として、今回インターンシップに参加させていただきました。

 インターンシップでは、夏祭りの参加やビラ配り、本会議での一般質問づくり、議会の傍聴など、詳細を言えばいくつもありますが、本会議が一番のメインとなりました。特に、一般質問の原稿づくりは最も大変な作業でした。質問のテーマについては吉田さんのほうから指示があったのですが、これ自体が専門的な分野に関わることだったので、関係者の方に何度もお話を伺いに行き、質問の構成を組み立てました。

 今回インターンに参加して、地方議員さんの奮闘ぶりを間近で見ることができました。それは机上の勉強からは決して解らない、市民のために走り回る一議員の姿でした。市民のために走り回ると言っても、時には市民と意見を対立させることもありました。また、議員のインターンシップであったとはいえ、議員の方以外にも大勢の方とお会いする機会があり、それぞれの立場での政治参加の姿勢や政治への関わり方に触れることができました。

そしてこれら一つ一つが、政治という大きな体系を生み出すことを実感し、誰も政治に無関係ではいられないような気がしました。

 地方分権、地方自治、協働・・・と言葉ばかりが先行しがちな中、実際の体験で政治を見つめ直す機会を得たことは、本当に貴重な時間でした。せっかくのこの貴重な体験を今後どう生かすかは自分自身のことですので、是非将来につなげていきたいと思います。

 I−CASの皆さん、どうもありがとうございました。

<後書きーー吉田つとむ>

 約2ヶ月間、私のところで、議員インターンシップの体験を行った川戸裕美子さん(大学3年生)は、9月末を持って、その期間を終了しました。これから、大学での勉強と就職活動に入っていきます。

 川戸さんのこの間のインタ−ンシップの体験が、これから社会人になっていくにあったって、何がしかの役に立てばと考えています。とりわけ就職活動において、実社会というものの一部を体験したということが、必ずやその自信にもつながるものと考えます。

 今までのレポートでわかるように、川戸さんは、そのインターン体験の参加回数の多く、まじめにきっちりとその約束を果たす学生でした。今の時代に、そういうタイプの学生は、なかなかいるものではありません。

 どうか、希望の就職先に合格できますよう、わがインターン生の出帆に期待しています。

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