インターン記録レポート(6) 田中麻由 議会傍聴


町田市議会議員 吉田つとむ    2004/6 /26 作成
 田中麻由 4年生 2004/6/25 到着 
主要研究項目  議会傍聴

 6月17日(木) 田中麻由

● 田中麻由

 今日は議会傍聴を経験した。
午前中、午後と別の部屋でそれぞれの議会の質疑と討論を見学した。
 私が大学のゼミなどで行う会議と似ていた。小学校、中学校、高校、大学と今までやってきたことを議会でもやっている事に驚きつつも身近に感じた。
質疑応答は頭の回転やプレゼン力全てが総合的に表に出る。
しかし、吉田さんのおっしゃっていた頭の回転の早い人が良いというわけではないという言葉が社会をあらわしている気がした。

この日、町田市の予算がいかにしてどのような事に使われているかを全く知らなかった自分に気づき、そのような自分に驚いた。私の周りでも自分の市の予算や取り組みについて詳しく理解している人はいなかった。そこで、私達がどうして知らない事を気にもとめずにいたかを考え、その解決策を考えてみた。

一つ目は、インターン制度やそれに似た形の制度を議員サイドだけでなく、市サイドも実施すればいいのではないかと思う。様々な市のキャッチコピーを調査した際に、ある市で市役所でのインターンを募集していた。プログラムもしっかりしていて興味をひく内容だった。
二つ目に、小学校の総合的学習の時間の有効利用だ。インターンを体験する年齢層は高校生や大学生が中心となるため、さらに下の年齢層にもアピールする必要がある。その時に小学校や中学校の「総合的な学習の時間」を利用して行政の世界に触れる機会を作ってはどうかと思う。

● 吉田つとむ

その日の議会は、本会議でなく、その分科会である4つの常任委員会のうちの、2つの
委員会が開催されました。文教生活常任委員会と都市環境常任委員会でした。どちらも私が所属する委員会ではなかったので、私も同じく傍聴しました。
 議員にはいろんな人がいて、お役人が作った数表や説明に対して、自分の疑問をなげかけます。理路整然とした質問(正確には、質疑と言う)をする人もいますし、わかりづらい問いかけをする人もいます。議員は結果主義の典型ですので、まごまごしたような質疑であっても、問題点を引き出せばよいわけです。そうしたことによって、よりレベルの高い施策ができてくるのでしょう。

 身近な市政の予算など、現実にはどのようにして決まっているか中々外には伝わらないものです。こうして、その審議経過を見てみると、地味なところでその内容を精査するプロセスが伝わってくるはずだと思っています。

 インターンシップに関しては、それぞれの自治体でもそれを開始していると思っています。ただし、町田市などでは、そうした公務員インターンではどんな仕事をやらしてくれるのか、それはかなり疑問です。公務員世界は、その階段を上っていく過程が大変と聞いています。実際には、インターン生にどんなことをやらしてくれるのでしょうか。もちろん、それぞれの学習体験に応じて、そのプログラムが変わってくるでしょう。

(注: 冒頭タイトルは、田中さんが付けました。)
 
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