インターン記録レポート(4)海野 良太 議会でのインターンの仕事&お祭り

町田市議会議員 吉田つとむ    2004/8 /8作成 
 海野 良太 3年生 2004/8/6 到着 
主要研究項目  質問作りのテーマ設定と議会レポートの構想

インターン記録レポート(4) 八月五日(提出八月六日)

(1) 成瀬駅で集合
(2) 吉田議員自宅で9月の議会についての説明等
(3) 社会福祉法人合掌苑の夕涼みゆかた祭りに参加

● 海野 良太

今日で四日目になったインターン、午後三時に待ち合わせの成瀬駅に着くといつものごとく吉田議員は成瀬が丘の住民と話し込んでいた。地元である成瀬駅周辺、当然吉田議員は地元の人たちによく知られている。道を歩いていれば必ず誰かしらに声をかけられるし、吉田議員も積極的に声をかけていく。二人になったときに「わずらわしくなることはないんですか?」と尋ねると、吉田議員は「そういう風に思い出したら、この仕事はやめたほうがいい。」と笑いながら言っていた。地域住民とのふれあいを第一とする吉田議員らしい考え方だと思ったが私にはとてもまねはできないと思った。
お祭りまでの間は吉田議員の自宅で過去の吉田議員の活動や九月に控えている議会についてのお話があった。今回は町田市の商・工業支援対策について質問や新しい提案をしようかと考えているとのこと。また、インターネットを重視する吉田議員は、市のホームページのデータを新しくすることにも意欲的だった。

さて、先日の焼き鳥屋さんに引き続き、今日のメインイベントはフランクフルト屋さん。前回は交通整理に精を出していた吉田議員も、今日は私と一緒に山のようなフランクフルトを汗を流しながら焼き続けていた。そんな吉田議員のパワーのおかげか、去年は大量に余ってしまったらしいフランクフルトも今年は時間以内に完売。余った時間は地域住民とともに盆踊りを楽しんでいた。

お祭りの途中、いろんな議員さんたちが顔を出してはマイクを持って挨拶というか、軽い演説をしては帰っていく。しかし、吉田議員はマイクを持とうとはしないし、大勢の前で話そうとしない。「挨拶したほうが良いアピールになるんじゃないですか?」と尋ねても、笑って「私は人前で話すのが下手だからいいんだ。」と流されてしまった。しかし、屋台で、盆踊りの輪の中で、道端で、吉田議員と触れ合っている人たちを見ていると、あぁ、みんなわかってくれているんだろうなぁと思った。盆踊りの歌の合間にお年寄りから飲み物を勧められ、嬉しそうに飲んでいる吉田議員の笑顔が印象的だった。

● 吉田 つとむ

 議員は、住民とどのように接するべきか。非常に難しい問題です。無限の時間を使って親しくすることも可能ですし、議会の中でどのように発言するかということばかりに専念することも可能です。ただし、後者のタイプで議員として再選し続けるのは、よほどの組織的なバックアップがないと、中々困難です。
 と言うことで、私がどんな顔を持っているかは、2ヶ月間のインターンを通じて、じっくりと判断してください。

 さて、本来のインターン活動である、議会の質問内容について、その準備に入りました。私は、自分の前回のパンフレットを示して説明した通り、「町田市を産業とビジネスの都市にする!」と言うのが、政治公約です。それも、マニュフェスト風でなく、それには数値目標を入れていません。それがなぜかは、これからの機会で説明することになるでしょう。

 さて、この日のお祭りでは、私も模擬店の屋台の中に入りました。そこで、フランクフルト屋さんに変身しました。まさに、この日は変身でした。なぜなら、そのコーナーでは、全員がバンダナを頭に覆っていたからです。「吉田」がそこにいるとは、その格好ではほとんどの人が気づきません。ましては、鉄板に向かって、ひたむきに焼き物に励んでいると、よほど親しい人でも気づきません。ただし、わが会派の同僚議員=長村敏明前議長と大塚信彰議長は、私がその模擬店にいることを発見しました。と言うより、その模擬店の中を最初から見渡していたようです。この二人には、私のいそうなところは、見当がつけられています。

 私がここの盆踊りの模擬店で手伝いをしだして、3年が経過しました。毎回、こうした焼き物コーナーにいて、焼き物つくりの担当をしていますので、主催者の幾人かと、この模擬店の数人は、その姿を見てくれているでしょう。

 ところで、昨年のこの時期にインターン生だった川戸裕美子さんも、この合掌園の夕涼み会に来ており、次のように書いています。
「5時になり、夕涼み会が行われる福祉施設へ到着。吉田さんは地元の人たちと揃えたという黄色と白のストライプのシャツに着替えてきました。模擬店を手伝うことになっていましたが、この姿でフランクフルトを焼く吉田さんを果たして何人の人が議員だと気付くでしょうか。そんなことを考えてしまいました。この福祉施設は老人ホームのようで、夕涼み会が始まると車椅子に座ったおじいちゃん、おばあちゃんが一斉に外に出てきました。高校生のボランティアが手伝いをしていたり、福祉施設のお祭りは予想を超えた活気のあるものでした。吉田さんはあいさつ回りもせずにフランクフルトと暑さに格闘していました。お疲れ様でした。」(以上、川戸さんのレポートを引用)

 思うに、この盆踊りの参加者や見学者の声でがやがやした会場の中で、議員がその踊りの時間を割いて挨拶したところで、どのような気持ちで参加者の人たちが聞いているか、見ているかわかりません。

 今年の私は、自分の役割のものが売れてしまったら、踊りの輪に入りました。昨年は天候が悪く、模擬店の売り上げが悪く、制限時間いっぱいお店に立っていましたが、今年は早めに解放されました。炭坑節や町田音頭は、大半の町田市議会議員が踊れますが、その場所のオリジナル曲を除いて、私はほとんどの盆踊りを踊ります。そのうちの半分くらいは、一応の振りを覚えていますので、近隣の「盆踊り隊」のみなさんには、かなり知られた存在です。この日は、踊りの休憩時間にビールをいただきました。場所柄か、珍しく一気飲みをしました。
 
<注:タイトルは、吉田がつけました>

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