インターン記録レポート(4)土屋 洋 お祭りの手伝いに終始

町田市議会議員 吉田つとむ    2004/8 /11作成 
 土屋 洋 3年生 2004/8/8 到着 
主要研究項目  お祭りの手伝いと、版画美術館の建物見学

インターンシップレポート 4 土屋 洋
2004年8月7日(土)

<今日の流れ>
熊野神社にて盆踊り会場設営の手伝い
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テントにて昼食
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版画の館にてしばし休息
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団地の中にあるお祭り会場へ移動
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吉田さん宅へ移動し、しばし休息
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再び団地へ移動
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熊野神社へ移動
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成瀬駅北口のお祭りへ移動


● 土屋 洋

・今朝は、早起きして気分よく成瀬へと出発していった。しかし、立川から八王子への乗り換えに失敗し、20分も無駄にロスしてしまった。
そして集合場所へ着く時間を検索したところ、遅刻が確定していた。さわやかな朝が一変して冷や汗ものへとなり、今日が始まった。
青梅線と八王子行きの電車がわかりづらい!っと不満に思いつつ、情けない始まりだった。
 
 成瀬駅ではすでに吉田さんと海野君が車に乗って、扉をあけて待っていた。そこへ飛び乗り、熊野神社へとむかった。
神社ではすでに準備が進められていて、すぐに参加することとなった。テントを最初に張って、次にライトを木や電柱に登ってつけていった。そこに来ていた人には建築系の仕事をしている人が何人かいたようで、脚立の使い方を教えてくれたり、クレーン車で作業していたり、元気な雰囲気も体育会系で馴染みやすかった。

 一通り準備が済むと、お弁当を用意していてくれたので、それをご馳走になりました。お弁当を食べてお腹いっぱいになってから、人のよさそうなおばちゃんが余ったお弁当を僕らに勧めてくれて、吉田さんと海野君と僕でいただくことになった。普段から小食の僕はその時すでに限界で、お腹が痛くなってきていた。しかし二人に任せて自分は何も食べないのも心苦しかったから、少し食べた。それがいけなかった。。。。
昼食後の作業が腹痛でどうにも動きづらくなってしまった。というかほとんど動けなかった。

 なんとかその後の作業を終え、版画美術館にて休息がとれることとなって、ホッとした。
以前通りかかった時から、木々に囲まれて綺麗なこの美術館に来たいと思っていたのもあってうれしかった。
外にあるベンチでカキ氷を食べながら、自衛隊や中国、年金の問題について話した。三人で話していても収集がつかず、まして自分の中でも「これがいいんだ」と思える案が出てこなかった。
その結論を迫られ、批判されている小泉さんたちはこの先どう進んでいくのだろうか。このままアメリカなど諸外国からの要求に対して受動的に動き、あるべき姿に治まることができるのだろうか。全く見通しがたたず、自分の見解も見えてこないという不完全燃焼した形で話を切り上げた。

 美術館の中にはいってしばらく休んでいると調子も良くなってきた。涼しくて木々も周りにはたくさんあって、静かで、この雰囲気を僕は好きになった。
しかし、この施設はお金の無駄遣いで、無くした方がいいという意見もあるらしい。とても寂しい話だと感じた。
確かにこういった文化財の施設から利益を出すのは難しいだろう。でも、こういった施設や緑を無くして、殺伐としたコンクリートだけで覆いつくされた街をその人は好きだと言えるのだろうか。僕が住む街を選べるとしたら、少なくともそういった100%実用的で経済利益を元に作り上げられている街を選ぼうとはしないだろう。

 団地にある盆踊り海上(会場)で一番印象的だったのは、祭りが開始になってすぐにドシャ降りの雨となったのに、吉田さんを含めた数人の盆踊りをしに来た人たちが雨の中踊り続けていたことだ。あれは本当に踊りが好きでないと、仕事の一環だとしてもなかなかできないだろうなぁ、と関心した。こういった地道な地域の方々との交流を深めていくことで段々と自分の知名度を上げていき、信頼感を得ていくのが得票率へとつながっていくんだろうなぁと思う。
祭りに顔を出し、紹介されて帰っていくだけでは誰も覚えてくれないだろうし、まず信頼感や親近感がうまれてこない。それは選挙のときに、その人が言っていることを信じられるかどうかに直接影響すると思う。
 僕が思うに、議員の方のなすべき活動をこなしているのが、吉田さんの姿なのではないかな、と感じ始めている。

● 吉田 つとむ

 この日の日程では、2名のインターン生の同行がありました。詳しくは、海野さんの記事とも比較をしてください。
 
 この日の日程では、自分が集合時間に遅刻をしたことを書いています。遅刻は、相手との関係で、最も避けるべき状態です。遅れる状況となった時点でその連絡がありましたし、到着の時間も正確に告げられましたので、セーフとします。ともかく、決して自分にとって芳しく無いことも含めて記述するのは、インターン体験の全過程で振り返ると、好ましい事例となるでしょう。さらに、本人がこのように自分の失敗を記しておけば、次回から同じ間違いはなくなるでしょう。(なお、たまたま同時期に、大阪府柏原市の中村幸平議員のインターンシップでも、この遅刻のことが記事とされており、かなり、手厳しく事実を記載されています)

 さて、その日は、盆踊りの会場である高ヶ坂熊野神社に向かいました。盆踊りに限らず、お祭り・イベントの類は、その準備と片づけの時間がかかり、大変な労力がかかる仕事になります。手仕事が多く、大人数の参加者を必要としています。もとより、この日以前に、飾り付けのものをこしらえたり、道具をそろえたりする準備作業は、誰かがやってくれています。そうした存在があってこそ、一つの流れが出来ているものです。すなわち、この日も朝の8時30分がお祭りの準備の集合時間になっていましたが、(いつものことながら、それ以前に集合した人たちがあったことは知っておくべきでしょう。)

 お祭りの準備は、ともかく大勢の人出を要する作業であり、皆さんの参加は歓迎されました。思うに、皆さんが参加して、これほど歓迎される事柄は、他に中々ないでしょう。そうした意味で、同じ仲間として、野外のテントで昼食をいただきました。おまけに、この準備作業が済んで、昼食の前に帰って人があったようで、あまったお弁当が私たちの前に運んでこられました。運悪く、土屋さんは小食でした。おなかまで痛くなった次第で気の毒でした。私は、こうした時に、ともかく「おなかの中に、収めてしまう」習慣が出来ています。(酒はこれほど飲めなく、とても無理です!)

 高ヶ坂熊野神社における、高ヶ坂第一町内会の盆踊りの準備作業は、午後にかけてまで若干の作業が続き、午後2時ころに、一応の終わりの宣告がありました。

 その後は、夕方の盆踊りに備えて休憩を取りました。その場所は、町田市国際版画美術館でした。土屋さんが書いているように、芹が谷公園の一角、林の中にある実に落ちつた美術館です。ただし、そこで説明したように、人には様々の評価があり、これを税金の無駄遣いだとする人も大勢います。確かに、来訪者が今ひとつの印象はぬぐえません。とは言っても、ユニークな企画があったり、近年ではその友の会が出来たりと、市民にしたしまれる「美術館」志向を図っているようです。もとより、こうした美術館が金銭的に利益を生む構造になっていることはありません。

 その休憩時間がかなりあっため、話題が市政や自治体問題にかぎらず、国政や国際的な話にもなっていました。こうしてみると、学生と話していると、国政問題のほうがとっつき易いし、議論の対象としやすい事も改めて確認することになった。それにしても、その結論をどう出すか、意見がまとまらないところです。思うに、意見がまとまったにしても、いうまでもなく、結論を出すのでは小泉内閣総理大臣になります。こうした事柄は、むしろ結論が出ないほうが自然だと考えます。それにしても、小泉総理が全てアメリカの考えに従って、行動しているとは考えられません。このことは、自民党の1員として、一言のみ反論しておきます。

 高ヶ坂の盆踊りでは、土砂降りの雨に見舞われました。ところが、ダンスが得意な男性が、その雨の中にあって、一人でタンゴを踊り続けていました。誰しもあぜんとしていましたが、その姿が気の毒で、そこにいた、盆踊りの集は、皆は盆踊りを再開した次第です。大雨の中で、約10人ばかりが踊り続けました。30分もすると、少し雨が上がって着ましたが、私は次の会場に移っていきました。そこから離れがたい感じがしていましたが、踊りの皆さんと、本部の数人からに挨拶して、お別れしました。

 議員としては、地域でどのように付き合いをするか、それぞれです。私のような付き合いをしていると、こうした地域行事には多くのところに顔を出せません。と言うことは、自分が出向かないエリアにあっては、自分の姿をまったく見せないと言うことになります。果たして、どちらが政治家として有利か、という極めて政治的な判断とも考えられます。いずれにしても議員本来の活動と、地域での自分の対応はこれまた別物と考えてください。なぜなら、盆踊りのような地域行事に対する自分の対応は、政治的な主張や、そのスタンスとは違った内容になるからです。
(注: タイトルは、吉田がつけました)

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