インターン記録レポート(7)土屋 洋 不可解なお祭りの準備作業

町田市議会議員 吉田つとむ    2004/8 /24 作成 
 土屋 洋 3年生 2004/8/23 到着 
主要研究項目  お祭りの準備と、社長インターンシップの説明会


インターンシップレポート 7 (2004年8月23日作成)
           土屋 洋

2004年8月21日(土)
<今日の流れ>
太陽広場(成瀬)に集合
 ↓
お祭りの準備を手伝う
 ↓
社長インターンシップの準備
 ↓
社長インターンシップ 学生との事前面談
 ↓
お祭りに参加

● 土屋 洋
・前日に送られてきた、吉田さんからのメールの内容を頼りに成瀬にある太陽広場に向かった。しかし僕と海野君の二人とも、その道筋をうる覚えで迷ってしまった。
交番で聞いてもわからない、、吉田さんはすでに作業に入っているためか、電話に気づかない様子。しかたなく勘とうる覚えの記憶を頼りに歩きだした。
なんとか無事に辿りついて、すでに町内の人たちと吉田さんがお祭りの準備をしていたので、その中に入った。
 その祭り会場は僕が今まで目にしてきた多くのものとは違っていた。準備を手伝った後の今でもその全体像はよくわかっていないが、変わっていることだけは確かだった。
それは、よく見る駐車場のような平らな広場に木の柱を前面に渡って数本たて、テントの骨組み、兼電信柱としているようだった。
その柱がたっている様子は家の柱だけを先に建ててしまったような感じだった。
僕らが手伝ったのは雑草抜きや、片付けなどが主だった。
その役割分担について吉田さんは後にこう言っていた。
「祭りの主要な人物が準備段階でも中心にいて、僕らのような後から来たり、部外者的存在の者は雑用や、サポートなど、周りで作業をしている」と。
そこの住民の人によれば、とても長い伝統のあるお祭りのようだったので、上記のような事柄があっても不思議ではない。むしろ自然かもしれないと思った。
が、準備を実際に手伝いながら僕が見て感じたもの、そこから僕が行動に移したものと、それとは差があった。
 作業の中に立場が上にあったのは、祭りの計画全体を把握し、みんなを指示していた人一人のみで、あとはそれぞれで動いていた。
吉田さんの言っていた中心的仕事の中に、電気コードを柱に張り巡らせるものなどが含まれると思うが、その様子を見ていても、主要な人物が優先的にやっているとは感じなかった。脚立は二つで、その作業に必要な人数はせいぜい5、6人であるのに、一箇所に脚立が二つ並んだり、ただ見ていたり、必要以上に一箇所に固まっているようにしか見えなかった。
その場にいることが主要な人物としての立場を表すというならば納得できるが、僕には非効率で、奇怪な立場関係があることを聞いたように感じでとても印象に残った。
僕は作業でできることをやり、あとでその全体像を聞いたという些細な出来事で、書かなくてもいいような内容だったかもしれないが、 最近活動させていただいている、マンション建設問題を調べていく中でも、その「立場」といった問題が僕の中で最も大きく、奇怪に感じる事柄であったので、上のようなことを敢えて書かせてもらいました。

その後は、社長インターンシップに必要な書類を作ったり、会場の準備を行ったりした。
しばらくすると、事前面談に学生が二名訪れ、吉田さんと、明日行われる社長とのマッチングフェアについて話していた。
 社長を志しているだけあって、社交性、知性、個性を持った人物だと感じた。これからどういった活動が行われていくのかが楽しみだ。

 その後に午前に行った地域とは違う所でお祭りが行われていたので、そちらに参加した。
しかし、そこのお祭りの趣旨として、子供たちを中心に地域の人みんなが参加するお祭りとしているようであったので、僕らが手伝うところがなかった。
ただバーベキューを食べさせてもらって、お祭りを見ていたので、どうしていいものかと困ってしまった。
● 吉田 つとむ

 毎回参加するお祭りの手伝いに出向きました。このところの提起行事のようですが、この時期は決まって、その活動を優先しています。今日の場所は、目標がわかりづらく、到着までにずいぶんと苦労したようですね。私は、作業に入っていたので、確かにその電話に気づきませんでした。

 さて、この自治会のお祭りの特徴は、次のような特徴がありました。
1. 場所が原っぱ状の地形で、周りに建物がない。
2. 出店する模擬店の数が多く、テント設営などの手数がかかるが、基本的に全部を自前で設営している。
3. 昼のお神輿と、夜の盆踊りなどが一体となったお祭りで、まる1日係りの行事である。
4. 昨年から舞台の位置と形状が変わった。つまり、奥の位置にステージを配置するように変更された。
 さらに、今年の特徴として、作業はいくつかの部門に分かれて行われることがおおいのですが、それを指導する立場の人の体調が優れず、この日を含めて不参加であったようでした。そのため、お祭りの準備が手際よく進行していませんでした。

合わせて、こうしたお祭りは、自治会や町内会を動員して行われるものです。全員が手際よく立ち回るということを期待するのは、そもそも困難ではないか、そのように考えます。つまり、「参加者が、一緒に動いた」ということが、そもそものお祭りの目的だと理解するからです。(もとより、私が判断する、こうした評価に土屋さんが同意する必要はありません。すなわち、自分なりに考えてください)
 
 私たちは次の日程を抱えており、その日最後の準備作業を見終えないで、この太陽広場を立ち去りました。その自治会では、今度の週は、その準備作業の続きが行うことになっています。

 この日は、社長インターンシップのスタートに向け、参加予定者に対する第2回目の説明会を開催しました。前回の参加とは別の学生が2名、その説明を聞きにくることになっていました。予定通りです。さすがに、自分は社長になりたいと思っている立場での参加であり、とてもしっかりしている雰囲気でした。相対的に比較すると、社長インターンシップの参加者は、間違いなく大人びているのが特徴です。もっとも、一端社会人になって、専門学校に入った学生さんも参加していることもその雰囲気を強くしているようです。

 最後に行ったお祭りは、地域の自治会が主催するもので子どもを対象とした小規模なものです。進行の要領がまとまっており、手伝いに関して、私たちの出番はゼロでした。単に、「ゲスト」のポジションに位置するものでした。私は、そうした立場の対応は多々あるので慣れていますが、インターン生には「長時間」に感じられたと思います。世の中、全部が合理的に出来ているものでもなく、どちらかといえば、そうしたお祭りに、ひょっこりと登場する「議員」の存在のほうが、非合理的な存在なのでしょう。

(注: タイトルは吉田がつけました)
 
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