インターン記録レポート(4)片柳 美代子 ライブドアの内側

町田市議会議員 吉田つとむ    2005/5 /29 作成 
 
主要研究項目  ライブドアグループ企業副社長を訪問取材

2005年5月24日作成
インターンシップレポート(4) 片柳 美代子  大学2年
(5月23日)

○ 片柳 美代子
 六本木ヒルズ、森タワーに着いた。回りに歩いてる人は輝いていた、いわゆるエリートさん達だ。警備員も厳重で、私は入れてもらえるかしら??と心配であった。ライブドアに着き、出雲さんを待つ。統一されたインテリア、カジュアルながらにおしゃれな社員。何もかもが「ライブドア」のオーラだ。さて、前置きはこの位で本題について。出雲さんはハキハキとしていて話し方聞く姿勢も好感を持てる方であった。ライブドアの今後について話す。ライブドアは、今楽天と競っていて今が重要な期間のようだ。

● 吉田 つとむ
 六本木は確かに都会であり、ましてや六本木ヒルズのビルはまばゆいくらいに感じるものがあるでしょう。そこで働くOLの人たちもキャリアウーマンと言った人たちは、その姿にふさわしいものに見えてきます。さらに、その歩き方にしても、まっすぐ前を向いて背筋を伸ばして、大股で歩いているかのようでした。ですが、片柳さんがそうした外見を気にする必要はありません。なぜなら社会人は学生と違って、自分の給料でその住まい、食事と衣服費やあるいはもろもろの生活費を稼ぎ出しているのです。そのたくましさが、備わっていて当然です。

 その六本木ヒルズの建物内は、厳重な警戒網でした。しかし、38階のフロアー(ライブドア本社)は別世界、片柳さんの表現する光景がありました。それも、内装にしても「カジュアル」で統一されていると感じました。(一応、私はこれまでに様々のビルに入ったことがあり、一般には重厚な作りが大企業の特徴です。)
 さて、目的の出雲充さんに、会社の応接室で会いました。IT企業ではありますが、応接室は至ってシンプルです。一応、机の下にはランケーブルを忍ばせていたようでした。
 その、出雲さんに話では、ライブドアは、ポータルサイトのヒット数レベルで、楽天と並んだ存在になっているようです。ヤフーとは、まだまだ距離感があるようでした。しかし、そこまで照準にしていることは間違いありません。ブログの訪問回数では、ヤフーを越すシェアーを占めて入るとのことでした。

○ 片柳 美代子
 年々業績が飛躍的に伸びていて、今年も期待したい。今回の広島での講演内容についてでは、出雲さんは元来のポイントカード制、コミュニケーションについて提案する。それをいかにインターネットに表すか。やはり難問だ。今、ネットショッピングが流行ってきていて、嗅覚の香水さえも人気らしい。それは何割か割り引き、送料負担などの特典があるからだ。ただ店に出ているのと同じ物、値段では差がでない。割り引きシステムは、参考になった。また、ライブドアのページは言葉の使い回しが上手だと思う。
● 吉田 つとむ
 出雲さんからは、ライブドアが出しているレポートをいただきました。その資料の中で、倍々ゲームのように売り上げが伸びている数字が書かれていました。今年の日本放送の買収騒動?を経て、今日勝ち得た知名度で、今期の増収は間違いないでしょう。
 さて、私は広島市商工会議所で講演することになっていますが、その際に、ITの先端企業とされているライブドアでは、インターネット時代の消費者販売をどのようにとらえているか、聞いて置くべきだと考えていたためです。片柳さんは、ネットの販売に置いては、ここの商品に対して購入希望者をリアルタイムで募り、その購入希望者数の達成数字でもって、消費者への販売価格を引き下げる方法に、特に関心を示しました。「頭の中でメモをして置いてね」と、私がお願いしておいた事項です。

○ 片柳 美代子
 一番印象に残ったのはプレ花嫁コンテストだ。何この言葉と目を引く、何の事なのか知りたくなる。それがねらいなのだろう。だからインターネットを作成するにあたって、言葉の使い方も独自性を出さなくてはならないと考える。それと、ゲーム感覚のショッピングについて。誰でも楽しい事、ゲームは大好きだ、特にギャンブルのようなスリルは虜になってしまう場合が多い。ただ買うより楽しんで買う方が良い。それを生かしているのがその方式だと思う。楽しさと同時に口コミにも繋がる。
● 吉田 つとむ
 ネット愛好者へのアプローチ、あるいは愛好者予備軍を引きつけようという企画です。タイトルはそのためにつけられるもので、とにかく、その内容の一端に触れない限り、情報発信の意味がないと考えるものだと考えます。
 そうした上で、わくわくする心境の中でショッピングに浸ってもらうというのがねらいと見ました。

○ 片柳 美代子
 女性は得をするとすぐ人に話したくなる傾向にあるからだいぶ効果的だ。ライブドアについて聞くと、ライブドアは細かく部署が分かれていて、人材は多くはないようだ。確かにライブドア本社で見た社員は少なかった。それも成功の秘訣なのだろうか。人数は少ないがその分パソコンが作業し、人件費の軽減、一人一人の責任感の向上に繋がる。インターネット利用のメリットだろう。ライブドアのように急成長はできなくても、インターネット商品販売は、独創性があれば売れるし、業績も伸びるのではないか。
● 吉田 つとむ
  「女性は得をするとすぐ人に話したくなる」という考えが、正しいか、それともそうでないのかの判断が付きませんが、仮定としてならOKです。
 なお、その先の部分に関する片柳さんの判断は、大きな問題点があります。なぜなら、それはライブドアに関する社員数に関する話題です。私たちが資料でいただいたパンフレットには、連結従業員数で1,798名(2004年12月現在)とあり、決して小規模とは言えない人数です。あわせて人材に関する話題では、元インターン生とはいえ、既にりっぱな社会人ですので、自分の企業グループのことをそれほど人材がそろってはいないと答えていましたが、その感覚はソフトバンクや楽天を追い抜こうという見地からの判断であったでしょう。
なぜなら、私たちが見たのは、ライブドア本社の入り口とロビー、それにその入り口に並んでいたシンプルな応接室群に過ぎません。片柳さんと私は、ライブドアの「各事業部」の様相や、そのバックヤードを全く見ていません。その段階で、会社の規模に関する結論を出すのは、早すぎます。
 その日は、出雲さんを通じて、ライブドアの方向性や考え方は聞きましたが、その事業の内容、実体は一切見ていません。今後の機会を見て、じっくり判断することにしましょう。
 → 議員の勉強会である東京ネットワークの勉強会を、8月2日に計画することにしました。

 ライブドア社を出る前に記念写真を撮りました。左はインターンの片柳美代子さん、右はライブドアキャリア副社長の出雲充さん。真ん中後方は、時間がやや遅めになったため、一人になった受付担当者の人です。言うまでもなく、カメラマンは吉田つとむ本人です。


 下の写真は、ライブドア社の応接室。左はライブドアキャリア副社長の出雲充さん、右は私(吉田つとむ)です。カメラは、インターンの片柳美代子さんが撮ってくれました。その出雲充さんは、言わずと知れた、吉田つとむのインターン第1期生の一人です。
* 詳しくは、インターン体験記の第1期生の記事欄をご覧ください。また、参考記事では、(04/04/04) 渋谷バレーと、元インターン生出雲充さんのベンチャー転身



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