インターン記録レポート(4) 荒井 幸恵「相模原市役所訪問」

町田市議会議員 吉田つとむ    2005/8 /23 作成 
 
主要研究項目 『相模原市役所訪問・「中核市」について情報収集』

2005年8月17日作成
インターンシップレポート(4) 荒井 幸恵 (大学3年)
(2005年8月16日)

『相模原市役所訪問・「中核市」について情報収集』

〜8月16日・インターン4日目〜

時間:9:40〜17:00
集合場所:相模原市役所
午前:相模原市役所の企画政策課の方から「中核市」(テーマ)についてお話を伺う。
昼食:ファミレスにて。
午後:町田市役所へ。テーマについての情報収集をする。

〜私が作成に携わる質問表のテーマ〜
はじめに、私は吉田議員から質問表作成のため、あるテーマが与えられた。それは、「町田市の中核市指定に向けて」(この表現が適切かはわからない。)そこで、現在中核市である都市の現状について調べる必要がある。そして、中核市になる前となった後の変化を見ていく。町田市に隣接する神奈川県相模原市は、平成15年に中核市になった。私は相模原市の住民なので、それにちなんでこのテーマが与えられた。
今日は、中核市の情報収集の一日目。相模原市役所から中核市についての話を伺う。
ちなみに、私は「中核市」や「地方分権」については無知であるので、これを機にしっかり現場で学んでいきたいと思う。

〜いざ、相模原市役所へ〜
インターン4日目。今日は吉田議員、私、川合さんの3人で行動した。事前に吉田議員が相模原市役所の担当の方とアポをとり、今日足を運ぶことになったわけである。
 企画政策課の担当の方から、相模原市の中核市に関する資料・パンフレットをいただき、中核市について概略の説明を聞いた。実は相手の方、公務員の人事交流によって町田市役所から相模原市役所へ異動してきたそうだ。"町田市役所から"ということで、縁を感じつつ、初めて耳にする"人事交流"という言葉に興味が湧いた。公務員が一つの市役所に留まると、閉鎖的になっていく。日本企業の異動人事は、独特のものだそうが、比べて公務員が市役所間で異動を行っているというは、画期的であると思った。市役所同士の人材交換は、"開かれた市役所"のイメージを持った。
話を戻して、中核市に関する知識は、前日にネットで調べていたが、内容の大半が制度のことなので、イメージしにくく、分かりづらいものだった。中核市は、政令指定都市に次ぐ都市制度のことである。簡略に説明すると、中核市になれば、県から市へ事務権限が委譲される。市ができることは、市が行い、また市が現状に応じた適切なサービスや街づくりが向上・推進できるという。けれども、市民にとっては、市が中核市に指定されたかといって、その変化は感じにくいものだろう。私的に、市民は中核市であるか否かの関心度は低いと思う。実際に自分がそうであった。しかし、身体障害者手帳が短期間で交付できるようになると知り、自分の家族はその手帳を持っているので、身近に感じた。
この場では質問は一個しかできなくなくて、もったいなかったと思う。再度、情報を整理し質問をまとめ、メールで尋ねる次第だ。

〜移動中に地震発生!〜
市役所で用事を済ませた私達は、吉田議員の車に乗り、町田市役所へ向かった。その途中、突然何かと思いきや、車内がぐらぐら〜っと大きく揺れた。地震だった。最近地震が多く、どこにいても油断はできない。防災対策と考えても、いつかやろうと思って後回しにしがちである。
防災と言えば、この度9月の防災訓練で、吉田議員は死体役をやると笑顔で教えてくれた。聞いて驚いた。死体用のTシャツも受け取った。説明書によると、大掛かりな訓練である。その訓練に居合わせて様子をとても見てみたいが、どうやら無理そうなので残念だ。

〜町田市役所で情報収集〜
吉田議員から宿題が出された。全国の都市の分類・および人口や面積などの情報を収集し、それらをエクセルでまとめなければならない。そこで、私は中核連絡会へ電話をし、情報の在り処を尋ねた。この電話は、緊張した。吉田議員からアドバイスをいただきながら、先方へ簡潔に伝えるべきことの順序を整理してから、受話器をとった。中核市のみの情報をまとめてあるそうなので、電子媒介でいただくことになった。ほかに、町田市役所の総務課・統計係に行った所、全国の詳細なデータがあることがわかり、また中核市である横須賀市から、FAXで計16枚の中核市の資料をいただいた。

今日得た情報を整理して、次回インターンの19日まで進展させて理解を深めていきたい。

● 吉田 つとむ

 荒井幸恵さんの質問テーマは、中核市についてです。中核市とはなにか、そこから話を進めないといけないかもしれませんが、お隣の相模原市は平成15年にその中核市になっています。以前は、法律で定める面積用件(100平方q以上)に足りていませんでしたが、人口が50万人以上に達するとその面積用件をなくするとした法改正で、その中核市の仲間入りを果たしました。来年には、その人口用件で30万人以上の都市であれば、面積用件がすべて撤廃されることになる見込みです。そうなると、町田市が「中核市」というものなる資格が出来ることになります。

 それでは町田市が中核市になると、住民に取ってなにがどのように変わるか、マイナス点はどこにあるか、そのことを明確にして置きたいと思っています。そうすれば、将来的に自分のスタンスを明確にすることが出来ます。このことは市長に質問するというより、自分自身の考えを磨いていくプロセスととらえています。頑張って、質問事項の作成に励んでください。中核市となって、従来と権限などが変わる内容を特に調べてもらいたいと思います。

 なお、相模原市の取材に置いて、我々の取材を担当していただいた方がなんと町田市の職員の方でした。その方は、町田市が実施する都市間で唯一の人事相互交流対象者として相模原市で働いておられるのでした。

 取材を終えて、我々一行(荒井幸恵さん、川合奈美さん、吉田つとむ)は、町田市に向かいました。国道16号線に入る直前で、大きな揺れを感じました。川合奈美さんが言うには、「車の上にある看板を猿が揺さぶっていると思った」、様な感じでありました。→そんな特異な発想を持つ人は、滅多にいないとは思いますが、しかし、他に説明しようのない「揺れ」でした。その様子は、以下のことを暗示させるにも効果があるようでした。

 その後は、町田市の防災訓練の予定で、私がその役をする死体役の打ち合わせで、市の防災課を訪ねました。着々とその準備が出来ているようです。本来自分は死体の役ですので、自分自身を見ることはなかなか難しいでしょうし、説明によると、私は棺桶に入るのでなく、「袋」に詰め込まれるのだそうです。やり方に、「異議申し立て」をする事もできないので、ただただ人がするように任せるほかない立場の役を務めます。

 市議会の会派室に戻ってきてからは、荒井さんには電話取材をお願いしました。話す内容を事前にまとめ、話の流れが出来たところで電話番号を指示して、相手先につないでもらいました。こうした経験も、インターンシップの体験にはつきものと思っています。

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