インターン記録レポート(6) 西野 孝佑 「インターン3名集合」


町田市議会議員 吉田つとむ    2005/8 /26 作成 
 
主要研究項目 「質問作成と、見学コース」

2005年8月25日作成
インターンシップレポート(6)  西野 孝佑(大学2年)
(2005年8月23日)

●西野 孝佑
 8月23日。僕にとっては、帰省先の名古屋から帰ってきて、久しぶりのインターン。インターンもこれから中盤戦に入り、いよいよ町田市の定例議会が始まる。再び、気合をいれてがんばっていきたい。

 さて今日は、まず町田市役所に集合。同期のインターン生が3人とも集まるのは、珍しいことでこれで2回目だ。それぞれが担当する、議会での質問作りの進展状況を報告する。自分は区画整理事業に関する質問作りを任されていて、帰省中に区画整理法を少し調べてきたのだが、なかなか質問の素材が見当たらず、苦戦していることを伝えた。質問を実際につくるのは、難しい。吉田さんによると、あまりにも抽象的なことを聞いても意味がないし、けんか腰で聞いてもやはり身のある答弁は返ってこないという。そこらへんのさじ加減を是非議会の場で拝見したい。

 昼食を食べ、午後からは永田町に出て、電子投票普及協業組合と国会議事堂を訪ねた。電子投票普及協業組合での詳細は、別のレポートで詳しく書くのでそこに譲るとして、端的に述べると、電子投票の導入というのは、建前では選挙事務の効率化や経費削減を目指してのことだが、実際には、真に国民の意見を反映することができる選挙制度作りの土台をつくるためである。ただそれがどういうものであるのか、国民レベルでの議論がきちんとなされていないまま電子投票の導入が進んでいくのが危惧するところであり、とくに若い人たちにじっくり考えてほしいとのことだった。

 そのあと、インターンの先輩で現在参議院事務局で働いている村上さんに案内していただき、参議院を見学する。参議院には戦前の貴族院の伝統が残っているためか、本会議場には議場を見下ろす位置に天皇陛下の席が残っていて、形式的にせよ日本が立憲君主制の国であることを実感した。そういう点も含め、やはり建物には独特の雰囲気が漂っていて、唯一の立法府という風格があった。

● 吉田 つとむ
 西野孝佑さんは、帰省がかなり長かったために久しぶりのレポートとなりました。ただし、区画整理を対象に質問をすると言うことで、その帰省中に、「区画整理法」を勉強してくるという宿題をしてくるというものでした。そうした成果を持って、質問原稿に生かしてもらいたいと思っています。ただし、質問はあくまで「答弁」を求めるために行うもので、一方的に自己主張するものでないと理解しての考えです。私の質問の出来映えは、その際に確認してください。
 
 次は、電子投票システムの話を聞くために、電子投票普及協業組合を訪ねました。その報告は別途にしてもらうことにしています。ただし、電子投票というものがデジタル社会のマニアックなものでなく、国民・市民の意見を幅広く集め、死票を出来るだけ減らす観点にもつながっていることを聞きました。

 その後は夕方にかけて、国会(参議院)の見学に向かいました。衆議院解散を受けて、参議院も会議が開催されていませんでしたが、西野さんが言うように、旧貴族院の雰囲気を漂わせているものが随所に見られました。村上さんは、私のインターン第2期生の一人です。公務員の中で、「議会事務局職員」という専門的な分野に特化したところで働いています。とかく外部からの批判が多いところであり、公務員として信頼される仕事をしっかり取り組んでいる様子がうかがえました。

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