インターン記録レポート(8) 荒井 幸恵「ヒヤリング・情報収集

町田市議会議員 吉田つとむ    2005/9 /10 作成 
 
主要研究項目 ヒヤリング・情報収集

2005年9月8日作成
インターンシップレポート(7) 荒井 幸恵 (大学3年)
(2005年9月2日)

〜9月2日・インターン8日目〜
時間10:00〜17:00
場所:町田市役所
午前:予定の確認、質問の進行状況の把握など。
午後:質問の情報収集、ヒヤリング(担当者との議論の打ち合わせ)など。

〜議会に向けてのヒヤリング・情報収集〜
インターン8日目。今日は、インターン生は3人揃った。
市役所内は普段の静けさとは異なり、大勢の人が行き来してざわざわと活気があった。まるで、議会の準備に、市役所が総出となって動いているように感じた。私はなんだかいつもより増して緊張感が湧いてきた。この時期になると、吉田議員も忙しく動き回り、その間、自分の質問の個人作業が続く。私が考えた一般質問はすでに提出されている。私の町田市長に向けての質問項目は次の2点だ。

表題 「中核市について」
(1) 将来的に中核市への移行は考えているのか。
(2) 中核市のメリット・デメリットをどう考えているか。
来年、法律が改正され、町田市が中核市の資格を得る前提で、議会で一般質問を行う。なので、実際、中核市の移行の話はおそらく先になるが、現段階での中核市になるメリット・デメリットを踏まえながら、市として移行を姿勢はあるのか、聞きたい。

さて、ヒヤリングとは、議会を円滑に進めるために行うものだ。担当の役人の人が、それぞれの会派室を訪れ、一般質問をする議員と、質問内容や質問の意図を説明・確認し、調整を行った。今日のヒヤリングで、私の質問の番がきた時は、ほとんど吉田議員が説明した。私はどきどきしながらかたまってしまった。議会の準備に、大学でのミーティングとの違いをしみじみ感じた。今日を通して、インターン生が質問を作成し、原稿を作ることのプレッシャーを感じた。自分の質問が議会で挙がるなんて信じられないような気がした。

自習時間になった。これからどう進めていくか。相模原市と横須賀市の中核市の資料は手元にある。でも、どう切り口をつくるか、なかなか見出せない。生活弱者の視点や、環境問題、福祉の状況・・・。資料が足りない。とりあえず、町田市を客観的に見てみようと、市役所から少し離れた別館に行き、町田市の特徴がわかるような資料を探した。そして、今日は時間があっという間に過ぎてしまい、準備不足もあり、全然進められなかった。

次回は5日。これだと思えるような、中核市になるメリットを見出していきたいと思う。

● 吉田 つとむ
いよいよ、議会は9月議会が始まりました。8月頃の光景と見比べて、その慌ただしさを荒井幸恵さんは、「市役所内は普段の静けさとは異なり、大勢の人が行き来してざわざわと活気があった」と表現していますが、それは市役所の5階部分にある「市議会」スペースがあわただしくなったという意味になります。他のフロアーに位置する市役所の行政部門は、また別の動きをしています。それらを比較してもらうことも必要でした。この日は、議員の質問趣旨をヒアリングするため、役人の担当者の人が市議会に大勢きていたことは間違いありません。合わせて、住民請願に関して、その請願提出者の多くの人たちは、市議会の各会派に、その内容説明に出向いていました。そのことも、市議会をにぎやかしくさせていた事情でもありました。

 さらに一方で定例議会(年に4回開催される定例会の第3回定例会)が始まる頃は、各会派間の打ち合わせや議長(大塚信彰議員)が主催する代表者会議(全会派の幹事長が集まるもので、町田市議会では唯一の非公開の会議)も重なり、現在この会派(自由民主党)の幹事長を務めている私にとって、間違いなく多忙な時期に当たります。

 さて、一般質問の原稿作りの話題です。荒井さんは、「中核市」と言うテーマであり、相模原市で取材した内容を基本にして、このテーマの質問原稿を準備してもらっています。議会の質問とは、議員がかってなおしゃべりをするものとは違って、その発言はあくまで住民の声を代表する意見であり、市長などの答弁と合わせて、両者とも発言には重要な責任が伴うものです。事実誤認に基づく発言や人を不当に中傷する発言等をすると、発言取り消しの要求をされることもあります。(最近では、この光景が少なくなりました)
荒井さんは、せっかく準備されたヒアリングの機会であったのですが、なかなか行政担当者に対応できなかったようです。それ自体は残念なことですが、あくまでインターン中のことですので余り気にせず、こうした場面に居合わせた経験を大事にするという考えでいてください。

 では、「中核市」の質問の最終原稿を待っています。

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