インターン記録レポート(9) 荒井 幸恵「質問の原稿草案の作成」 町田市議会議員 吉田つとむ 2005/9 /20 作成 主要研究項目 「質問の原稿草案の作成、スライドの作成」 2005年9月18日作成 インターンシップレポート(9) 荒井 幸恵 (大学3年) (2005年9月5日) 〜9月5日・インターン9日目〜 時間:11:00〜18:00頃まで 場所:町田市役所 午前:自習 午後:質問の原稿草案の作成、スライドの作成 〜質問の原稿草案の作成〜 インターン9日目。大型台風14号の接近によって、朝大雨が降った。交通手段を電車からバスに切り替えたためダイヤの関係で、吉田議員に連絡して集合時間を10時から11時に変更してもらった。自民党の会派室に到着すると、他の議員がヒヤリングをしていた。自民党会派室には、6人の議員がいる。今まで、熊沢議員と渋谷議員に会ったことがあったが、ほか初めて会う議員がいたので、私は緊張しながら自習をしていた。 吉田議員の質問する日、定例会の4日目にあたる15日である。私は大学の授業が始まるため、間に合ったら駆けつけで向かうことになる。 自習しながら、質問の原稿にどこまで掘り下げて調べて、議会で情報を提示したらいいのか、つかめなかった。吉田議員の話によると、地方議員は市民の代表として質問をする立場であるので、詳しい知識を伝えなくても大丈夫であると聞き、私は安心した。まだまだ原稿作成には時間がかかりそうである。 〜スライド(パワーポイント)の作成〜 吉田議員と一息してから、質問原稿をもとに、要点をスライドに載せる作業にかかった。今までにスライドの作成は、大学の授業やクラブで使用したことがあるので、作り方はわかっており、凝ったものを作ろうと構想を練った。中核市移行後の権限委譲の変化がわかるように、図を用いて視覚的にわかりやすいようにしたり、色を見やすいようにしたりなど工夫した。今日できたスライドは、中核市の概要、移行後の変化などの説明である。夢中になって作成していたら、あっという間に時間は経ってしまった。吉田議員に見せたら、このスライドを議会で使用してくれるという。それを聞いてさらに気合が入った。 ● 吉田 つとむ 時節柄か、このところ台風の襲来が続いていました。この間の台風では国内外で災害が多く発生し、亡くなる人も出るほどでした。荒井幸恵さんのインターンも、そうした時期に遭遇してしまいました。 さて、いよいよ荒井さんのインターンシップも本来の目的である議会質問の作成という段階に至りました。このころには、その質問の項目を決めて、提出する日程となります。この質問に答える行政側は、議員のもとにヒヤリングを求め、答弁内容の作成に入ります。このことが、議員質問と行政の答弁が事前調整されていると、一般に誤解されるケースにつながる場合も置きます。なぜなら、答弁が決まり切った内容になるときもあるためです。 荒井さんの表現にあるように、議員の質問はどのよう内容を持つべきものでしょうか。議員が法的な正確性を持って行政の施策を追求するケースもあるし、あくまで一般の住民感覚で疑問を行政にぶつけ、答えを追求するやり方もあります。その時々、人物によっても質問のあり方は変わってくるでしょう。要は、議員の役割とは、自治体がかかえる問題解決に少しでも貢献すればそれでよいのではないか、と理解しています。 インターンの皆さんに課題として与えた、議会の一般質問の課題をパワーポイントを使って、スライド式に説明する資料を作成することを、3人がそれぞれに作り上げるように求めました。荒井さんの作品は、図まで入ったものでしたので、せっかくのことと思い、一般質問で最初の発言を行う、質問壇上でそのパネルを掲示することにしました。インターネットで議会中継がオンデマンド公開化されているため、せっかくなら、それに対応したスタイルを取ってみようと考えた次第です。この成果は、私の一般質問日程、9月15日、第6番目の質問者を検索して、いつでも映像でもって見ることができます。さて、私の発言とその発表スタイルは、荒井さんの期待に添っているでしょうか。私の質問では、準備した原稿を読むスタイルを用いず、原稿なしの発言を行う方式を行っています。これは、従前より決めている発言方式なので、そのこと理解してもらおうと思っています。 文頭に戻る インターン記事の見出し HPメイン 吉田つとむHP全体 |