インターン記録レポート(10) 荒井 幸恵「初の本会議の傍聴」

町田市議会議員 吉田つとむ    2005/9 /20 作成 
 
主要研究項目 「本会議の傍聴、委員会の傍聴」

2005年9月18日作成
インターンシップレポート(10) 荒井 幸恵 (大学3年)
(2005年9月7日)

〜9月7日・インターン10日目〜
時間10:00〜18:00
場所:町田市役所
午前:本会議の傍聴、予定確認、進行状況確認、自習
午後:本会議・委員会の傍聴、スライドの作成

〜初めての本会議傍聴〜
インターンを始めて約1ヶ月半。ついに10日目に突入した。今日、初めて本会議や委員間を傍聴した。本会議や委員会の様子は、インターンを始める前に想像していた政治のイメージにはまるものだった。
本会議の会場は、同じ役所内のある空間と思えないようほど本格的に見えて、異空間に感じた。(委員会会場とは別)議員が本会議に参加する光景は、絵となって、私は傍観者のように見ていた。さて、傍聴中に困ったことがあった。昼食後にも本会議は行われ、すぐに私に睡魔が襲ってきたのだ。さらに、聞き慣れない内容の難しい議案を聞いて、非常に眠くなってしまった。議員の後ろ姿を見ると、怪しい人が数人いた。今思えば、よくテレビの国会中継で、居眠りしている議員をみるが、その気持ちがわかる気がした。
議会は言うまでもなく議長が進めていき、形式的な会議の印象である。討議の内容をじっくり聞いても、専門用語が飛び交って、理解し難いものだった。私が市民の立場だったらと思うと、もっとわかりやすく聞かせる工夫ができないのかと思う。市の情報が役人の"もの"になっているように感じた。一般市民に議会を傍聴させる目的とは何だろうか、疑問が残る。
けれども、ぜひ「百聞は一見に如かず」で、誰でも一度は議会に行って傍聴してもらいたいと思った。私たちは、政治が動くその現場で、市民の代表の顔を忘れてはならないと思うからだ。

〜委員会の傍聴〜
町田市役所は、現在の離れた庁舎を一つに統合した新庁舎を建設する予定である。
本会後、新庁舎建設等に関する調査特別委員会を傍聴した。吉田議員がインターン生に予告していた重大発言を行い、議会は緊張感が漂った。吉田議員いわく、委員会のメンバーの選定に問題があると指摘した。吉田議員の不正の疑いに対する言動に感心した。吉田議員の質問に答える役人の言い分に釘付けになったが、話を濁しているように聞こえた。時間が押していたために、委員会は解散となった。今後の新庁舎の委員会の動向が気になる。

● 吉田 つとむ
 インターンの荒井幸恵さんは、始めて「議会本会議」の傍聴をしました。また、この日の議会日程は、定例議会の初日と言うことで、ほとんど時間が行政側の発言というスタイルが大半でした。他の内容でも、新規事項のものが少なく、定例会の開催日程以前のものに関する報告案件の処理に関する発言で、傍聴者には決して興味を持たせる内容ではなかったでしょう。誰しも睡魔におそわれる可能性が高いものです。そうは言っても、いつ自分が起つ可能性があるか、異議を唱える時がくるかわかりませんので、議員は自分が発言していなくとも、実際には注意深くイスに座っているものです。

 それに比べ、委員会のやりとりは、本会議とはかなり違ったものになります。本会議の発言に比べると、聴いている人には発言者が自由に発言しているように聞こえるものだとおもいます。質問と答弁が短時間にやりとりされる場合が多く、その応答のピッチが緊張感のもとになっています。もちろん、毎回の会議ですべて緊張感が漂っているものではなく、1日の中で何度か、ある委員の発言中で起きたと言うケースが実際的には起きる事態です。私は、市庁舎を新規に建設する特別委員会と言うところに所属しており、この日の発言では、用意された資料だけでなく、インターネットを検索して得た資料も用いて行政の考えをただしました。この場で始めてオープンにする内容があり、その委員会の会議はかなり緊張したものになりました。

なお、この日の会議日程はたまたま予定時間がごく限られたものであり、再度の場面で質問を続けることにしました。本会議と違って、委員会はインターネット中継がなく、この日の会議内容を見ようとすると2ヶ月先の会議録完成時点となり、よほどのことでない限り、関心が薄らいだ時点のものになってしまいます。

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