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インターン記録レポート(11) 西野 孝佑 「一般質問の傍聴」 町田市議会議員 吉田つとむ ２００5/９ /30 作成 主要研究項目 「本会議の一般質問の傍聴」 ２００5年９月２７日作成 インターンシップレポート（11) 西野 孝佑（大学2年） (２００５年９月12日・15日） ●西野 孝佑 １２日・１５日の内容がともに一般質問の傍聴で、記憶がまじってしまったため、まとめて書きます。 今日のインターン内容は本会議・一般質問の傍聴。特に、吉田さんの質問もこの日に行われるので、どんなやり取りが見られるだろうか期待をふくらませ、傍聴席に腰をおろす。 当然のことながら、吉田さんの前にも多くの市議会議員の方が質問をしていた。しかし、一口に質問といっても、そのやり方は人それぞれで、原稿を棒読みする人・全く見ない人、多くの項目について満遍なく質問する人・ひとつの項目に絞って集中的に質問する人、１時間という持ち時間を目一杯使い切る人・３０分そこそこで切り上げる人、いろんな質問があった。ただ国会とは違って、市政を預かる市議会という性質上、抽象的な質問よりも個別具体的な話が多かった。答弁は、やはり予想通り、曖昧な言い回しが多いように感じた。「イエスかノーで答えてください」と問われても、問題の背景から話し始め、結局質問に答えていないことがたびたびあった。 そして、いよいよ吉田さんの質問の順番がまわってくる。内容は打ち合わせどおり、区画整理、中核市、産業振興の３つである。自分が担当した区画整理に関しては、事前に質問を通告していたのにもかかわらず、手元に資料がありません、との答弁があった。調べるだけの調査能力がなかったのか、それとも都合が悪いことがあったのだろうか・・・。しかしどちらにしろ、今日の質問のハイライトは中核市への移行の是非を問うたときの、市長の答弁だろう。移行への意欲を見せる市長に対して、財源を心配し消極的な助役。あとで、記者が取材に訪れるほどであった。 インターンもあと残すところわずかである。がんばっていきたい。 ● 吉田 つとむ 西野孝佑さんは、一般質問を傍聴席で２日間にわたって見学しました。前々から話してきたように、地方議員にとってはこの一般質問（全部の地方議会が町田市と同様とは言えない）は重要な役割です。特に、町田市議会では、会派の代表質問がないのですべてがこの一般質問に集約されることになります。 また、一人一人の議員にとっては、公的には自分の発言の全部が記録に残り、この年間に４回行うことが出来る一般質問をやることでその活動全体をほぼ現していると考えられます。その意味では、１回の発言だけでなく、また全体の議員の発言を通じて、この議会の中でどのようなことがテーマとなり、どのように問題解決が図られているかをも見てほしかった気がしています。 議会の議論ですので、質問者がいて、答弁者がいます。お互いに誠意を持って対応するべきものですが、相手が相はしてくれないとすれば、どのように対抗すべきか、一概には言えないものです。なぜなら、議会も自治体も連綿と続いており、議会と議員に存在する「解散」も「改選」は、その長には存在する「不信任」と「改選」が一般の役職者にはありません。これらの関係をはかるには、長い時間をおいてみるほかないでしょう。ましてや、議会での答弁と行政の実際上の施策に置いて、その相違が起きては質問自体の意味がないわけです。最終的な議員発言の意義は、その主張がどのように実現されたかだ、と理解しています。 質問の経過では、西野さんが担当してくれた部分では、ぱっとした答弁がありませんでした。区画整理が全体として順調ではなかった、もう少しで目途がつきそうだ、の２点から、もう少し奨励展望が引き出せると考えていましたが、目的に添わない側面が出てきました。 他の質問では、「中核市移行」では寺田市長の思いきり発言が出てきました。旧来、きわめて慎重であったのですが、国の政策転換に誘発されたのか、昨年段階で人口が４０万人に達して、都市イメージを変えたがっているのか、ともかく興味がありました。続く助役発言で、その方向にブレーキがかかりましたが、これからの「町田市」にとって、この「中核市移行」問題は、争点になってくるでしょう。 ともあれ、インターン期間はまもなく終了です。自分としては、まだまだ話題に取り上げたかったことは数多くありました。合わせたかった人も大勢いたのですが、思わぬ総選挙の挙行によって私はその選挙応援で予想以上の時間を要しました。党人として必然的なことですが、今日のポジションがそのようにあるためです。これまた、「議会」と「議員」をインターンする際に、議員のポジション（役職）がその時点でどのようなものか、これはその相違によって、大きく異なってくるでしょう。 文頭に戻る インターン記事の見出し ＨＰメイン 吉田つとむＨＰ全体 |