インターン記録レポート(11) 桜井 大智講演と報告懇親忘年会

町田市議会議員 吉田つとむ    2005/12 /3 作成 
 
主要研究項目 「講演と報告懇親忘年会-講演「健康長寿社会に向けて」

2005年11月26日作成
インターンシップレポート(11)  桜井 大智(大学3年)
(2005年11月26日)

 26日の研修は、午後三時前からという変則的スケジュール。
これは偏に「講演と報告懇親忘年会」のためであり、会の始まる5時半まで、
準備等を手伝った。
 講演は「健康長寿社会に向けて」というお題で、これからの"大衆"長寿社会と
まち作りの在り方についてのものだった。70歳以上の後期高齢者の割合が増加し百歳以上の人がざらになる社会では、「タウンモビリティー」がないと社会との接点が消え、心身の衰えが加速する。また、「社会との接点」を与えられるようなまちでなければ、まちは衰退を避け得ない。概要は以上の如きである。
 「タウンモビリティー」はムリヤリ直訳すれば「町内移動可能性(力)」、意訳すれば「活動範囲の広さ」であろうか。講師の先生は"スクーター"を例示されておられた。確かに年配の方には、あれがあるとさぞかし楽であろう。生活の楽しみも増えるだろう。ごもっともである。しかし将来、高齢者のみんなが皆あれをつかったら、(あれの交通法規上の分類は知らないが)歩道は狭くって仕方がなかろう。スクーター同士のすれ違いも難しいかもしれない。逆に車道を走ると、危険この上ない。大型トラックの路上駐車なんぞされた時には目も当てられない。
 そういうハード面のまち作りも必要であろう。実際、講師の先生も「いつまでもあると思うな 免許証」とおっしゃっておられた。ということは、免許所有人口も減少を見込めるのだから、車道を細くしてでも、スクーター用道路をつくるとか歩道を広げるとか、かかる施策も(国政レベルで)議論されてくるのだろうなと思った。
 付言ながら、そういう"大衆"長寿社会にあって、働き盛りを迎えるであろう人間はどうすればいいのか、これは個人的に聴きたかった所である。まあ、聴衆の年齢層が50歳以上が大半であったから、詮方ないのだが。
(どーでもいいが、あのスフィンクスの話は「オイディプス王」で有名だから、「エジプト」よりも「ギリシア」って言った方がよかったかもしれない・・・)

● 吉田 つとむ
 インターン生の桜井大智さんは、この日のスケジュールにおいて、珍しく政治家らしい行動をとっている吉田つとむを目にしています。議員にとっては、自分の生命線とも言える後援会の会合を行い、しかもその会合が吉田の行事のなかで最高に大きいものであったからです。通常の議員の会合では、市長や地元代議士や都議会議員、及び他の自治体議員等の来賓を迎え、応援の弁を述べてもらう方法が一般的ですが、吉田つとむの場合は、アトラクションを主体にしています。それも今回は、講演をメインにしたもので、参加費まで徴収する方針を立てました。その手法が珍しかった次第です。
 さて、講演は、「健康長寿社会に向けて」と言うタイトルで、講師は白石 正明 先生(国際プロダクティブ・エージング研究所代表)でした。白石先生は、百歳時代の研究家、著書多数、 百歳時代のリアル・求龍堂、タウンモビリティと賑いまちづくり(共著)・学芸出版社)として知られている方です。

 その際の講演内容を、桜井さんが良くまとめてくれました。せっかくこうした会に参加する折りには、今回のように、「講演」自体に関心を示してくれることがインターン生としては、最も重要なことでしょう。ただし、今回の講演では、高齢者がどのように生きて行くべきか、生き抜いていくか、そうした観点の話題であり、学生世代が受け止めるには、やや話が遠くの世界のことであったでしょう。
 
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