インターン記録レポート 國分明子 個人演説会で司会役の指名

町田市議会議員 吉田つとむ    2006/04 /12 作成 
 
主要研究項目 「大切な演説会で司会役」

2006年04月06日作成
インターンシップレポート  國分明子(平成16年卒)

また選挙期間中には、個人演説会をお手伝いさせて頂きました。
実はこの演説会は吉田先生の地元ではないため、開始前に「少なくて3人、多くて15人程度」の方が来てくださるだろうと吉田先生はおっしゃっていました。
吉田先生がギリギリまで車で回っている間に会場の準備をしていると、1時間前に一人目の方が。そして、あれよあれよという間に増えていき、開始10分前位には、40名程度の方がいらして下さいました。おかげ様で部屋に人が入りきらなくなり、隣の部屋との仕切りを外さなければ!という、嬉しい悲鳴をスタッフの方々と共にあげました。
その後、私の身に起きる大事件も知らずに…

ということで、開始5分前に吉田先生は突然私を呼んで言いました。
「今日の司会は國分さんにやってもらうから。」
あっさりとおっしゃいましたが、こっちは天と地がひっくり返ったかと思うほどびっくりしました。どんなことを言えばいいのかさっぱり検討がつきませんし、誰かに教えてもらおうと思っても、大勢の後援者の方の対応に追われ、誰一人手が空いていません。
そして、不幸は重なるもの。その部屋は和室でしたが、私は正座ができないのです。
しかし、「時間よ止まれ!」という私の祈りは無常にも神に届かず、頭の中で、必死で考えるセリフと、応援に来てくださった先生方のお名前と、足がしびれたらどうすればいいのだろうという不安が、ぐるぐる回りながら、開始時間を迎えました。
開始後も頭の中は洗濯機のように回り続け、途中からは痺れた足でどのように転ばずに立つことができるかということが頭を占拠していたため、何をしゃべったのか全く覚えていません。
大切な演説会を台無しにしてしまったなという反省の念を抱きながら事務所へ戻り、その日は終了しました。

● 吉田つとむ
 この日は、議員候補者にとって重要な取り組み課題である個人演説会を開催しました。最近の若手候補者の人の中には、こうした演説会をやらずに朝晩の駅頭挨拶のみと言う人も多いのですが、いにしえの時代より、スタンダードな演説会というものは、一つ屋根の下の部屋に入って、候補者を中心に車座になったり、学校形式に参加者に座ってもらって、候補者が熱弁を振るうのが中核的な支持者を形成するやり方です。
 
 そのためには、たとえ人数が少なくとも、候補者が熱意の熱さが伝わる距離で演説をするのが重要ではないでしょうか。その意味では、私はインターネットにはまり込んでいる反面、旧来型の選挙を基本に据えようと言う意志を持っています。

 とは言いつつ、自分の中ではこの演説会の開催という選挙の基本方式は、決して順調にはいっていませんでした。12年前の当選当初のころは、1日に3カ所を駆けめぐる夜の演説会が開催できていましたが、最近では1日に1カ所の割でもその演説会を開催するのが難しくなっていました。たまたま、選挙の得票と順位が選挙の度に上昇していたので、「それでもかまわないかな」の感もあったのですが、本人はなんとかせねば、との思いを持っていました。

 そこで、今回は後援者の中からの演説会の開催の雰囲気を待つのでなく、自分でその開催を主導する事にしました。特に、國分さんが参加した個人演説会の設定箇所は、本部の後援会の人が全く参加せずに、吉田つとむと、外部からの運動員(友人の政治家事務所のスタッフ&選挙の勉強に来ている個人参加のメンバー)が運営した演説会でした。演説会の会合というスタイルでは非常に珍しいことですが、主催者で挨拶をするべき人は一切おらず、前座(と言っても豪華版で、ゲストは市外から来てくれた衆議院議員、都議会議員、市議会議員)と、候補者本人がその考えを表明する演説会となりました。

 そこど、國分明子さんに演説会の司会を頼みました。この地区では、私は絶えず一人で行動しているため、「後援会員」なる人が全くいなく、ただ、陰ながらの支持者やシンパ(古い表現です)の人たちがいるだけです。私に取っては、非常に挑戦的なことでした。そうした中で、國分さんはこの地域に2度ほど入ってきたことがあるので、この地区の吉田つとむにとっては、唯一知られた存在でした。そうした背景があって、國分明子さんを演説会の司会者に指名した次第です。
 
 ゲストが人材豊富で良かったためか、はたまた、12年ぶりにこの地域で演説会を開いたことが受けたのか、会には大勢の住民の人が参加してくれました。仕事を早めに切り上げて参加してくれた人もありました。地域活動に参加する日頃の私の姿と違って、じっくりと自分のスタンスや思いに関して、話をさせていただきました。ほとんどの人が、私の話を初めて聞いた人ばかりでした。

 その大事な演説会の司会役をたった一人で、國分さんは良く務めました。非常に良く、場を盛り上げてくれました。この地域における劣勢な雰囲気をかなり挽回した気配を感じました。選挙の結果にもつながりました。

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