インターン体験レポート 原田 史歩　地域の祭りに参加

町田市議会議員　吉田つとむ　　　　２００6/08/09作成　
　
主要研究項目　成瀬が丘フラワーロードフェスティバルに参加

原田 史歩　大学4年　インターンレポート
２００６年8月3日作成

7月30日研修生原田の体験レポート

この日は成瀬のお祭りとシャンソンの演奏会に参加した。
二時からまず成瀬駅のお祭りに参加した。とくに写真をとること以外指示はなく自由に行動した。実行委員の方のすすめで子供たちがトラックを引いたりみこしを担いだりするのだがその先導や休憩中の雑務を手伝った。子供と触れ合う機会が多く楽しかった。ただ集団を先導する難しさと役割の大きさは飛び入り参加の私には辛かった。
その後相模原に移動し市民の方々のシャンソンの演奏会を鑑賞した。そもそもシャンソンなど耳にしたこともなくその芸術的評価はできないが市民の活力や地方と違った観客の動員力が強く印象に残った。
その後、再度成瀬にもどり祭りの夜の部、盆踊りに参加した。吉田議員は盆踊りに参加し私は全体を見学するという趣旨だったが当初実行委員の方と話し込んでしまい全体をみることはできなかった。その後その場を離れ、歩きながら全体を見回してみると。自分の育った田舎とは違う面を多く発見した。
今回はお祭りに関する印象が強かったのでそれに関して自分の感想と意見を以下にまとめる。まず市民の参加姿勢がまちまちであることに気づいた。三十代、四十代の市民の参加は少なかった。また参加はしてもたとえば自分の子供が神輿を担いだり、トラックを引いたりする時に同伴する方は多かったが実際の運営に関わる方は少なかったようだ。それには田舎と違いいろんな地域の人が集まっていること、核家族化していて親の負担が大きいことなどのいろんな理由を考えることができる。ただこれから根付いて成瀬に地元としてのアイデンティティを強くもつこともあるだろうしこれからの人口減少社会で変化していく面も多いだろう。第二に夜戻ったときに中高生の子供たちがたくさん集まっているのに気づいた。夜遅くなっても変える様子が無く、親も来ていない様子でこれが都会の子なのかなという印象を受けた。青少年が夜うろうろすることは危険でもある上振舞いとしてもよくないとは思うがそこで学ぶことがないともいいきれない。ただそこで何かを得ることよりも非行に走る可能性の方が高いと思う。今回は都市の生活スタイルや人口構成などについて考える契機になった。

● 吉田　つとむ
　８月に入り、いよいよ第２３期インターン生の体験が始まりました。この原田史歩さんのレポートは前に出来ていたものですが、私がレスを附けるのが遅くなりました。

　まずシャンションコンサートの件ですが、例年パリ祭にあわせて行われているもので、アマチュアの人が日頃の練習の成果を発表する会ですが、一流音楽家の演奏の中で唱うやり方になっています。もちろん、アマチュアだけでなく、数名のプロがゲストに入って形式で行われるコンサートであり、相模原市のグリーンホールの大ホールを借りて行われています。プロダクションも介さず、自前の「音楽の泉」と言うグループだけの努力で頑張るその姿に驚きます。

　さて、お祭りの話です。例年のことですが、この時期になると各地でお祭りが多くなってきます。昨年も、それぞれのインターン生が、全員これらのお祭りに参加しています。
　
　原田さんには、子どものお神輿に加わってもらいましたが、昨年同様、それらの実行委員の皆さんに気に入ってもらったようでした。さて、この地区には、育ち盛りの子どもたちも大勢おり、その三十代、四十代の両親は忙しい日々を送っています。子どもたちを有名な塾に通わせるのも親の役目になっており、それらを満たす収入が確保されていないといけないように見えました。そうした生活の中で、地域と日常的につきあうのは極めて困難なことでしょう。

　さて、私自身は、地元のお祭りでは大半の時間が「交通整理」の役目になっています。お祭りが駅前で開催されるので、周辺の数カ所を交通止めにして、そこに車両が入って来ないように、駅への進入路付近で交通誘導するのが定番となっています。今年は、先のコンサートがあり、その時間帯だけはその担当をはずしてもらいました。その他のフリー時間では、子ども会のお店を手伝ったり、盆踊りの時間になると終始踊っていました。

　なお、原田さんが帰った跡では、お祭りの終了後、子どもたちが夜遅くまで出歩かないように、間違いをしでかさないように、地区委員の数人で注意をして廻るのが、その日の最後の役目でした。その役割は、なかなか気を抜けないものです。一言で言えば、度胸がいり役割です。結果としてけがでもしたら、判断力の半ばか呼ばわりされるかもしれません。しかし、地域の中で誰かがやらなければいけない重要な役割と関係者は自認しています。私もその一員です。

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