インターン体験レポート 林 啓子 委員会の審査状況

町田市議会議員 吉田つとむ    2006/09/20作成 
 
主要研究項目 委員会の審査状況

林 啓子 大学2年 インターンレポート
9月 13日分  2006年9月14日作成  

9月13日(水) インターン14日目

●実習内容
 朝10時から行われた企画総務常任委員会を傍聴。お昼休憩を1時間挟み2時半頃まで行われた。その後は、次回の予定についてなど話し、パソコンを使ってパワーポイントの作成に取りかかり、17時半頃に実習は終わりました。

●学んだこと
 吉田議員が所属する委員会を傍聴したわけだが、今まで傍聴した本会議とは会場も人数も規模は小さいものだった。今回は5つの議案と1つの請願について、税務部、選挙管理委員会事務局、企画部、総務部・会計課の部長をはじめとする方々が入れ替わり立ち代り出入りし説明・質疑を行い、表決を行っていた。本会議のときと違ったのは、ひとつずつの議案について質疑ができることであった。そのためか本会議のときよりもじっくり考えることができ理解することができた。また、質疑はある程度幅広い内容まで認められており様々な質問がなされていた。このように分化された委員会でじっくり審議した上で、本会議で表決することで議案を深められることを知った。また、議員は質問力が必要であるし、市役所の方も適切な回答をするためにしっかり勉強していかなくてはならないことを学びました。

●感想・意見
 今回の委員会で、一番盛り上がったのが市長の政治資金パーティー事件の市政への影響に関する調査委員会の設置を求める請願だった。市役所側は、その必要はないと一貫して主張していたが議員の一部は、それに反対し討論は長引いた。この件について新聞社の方や市民の方も集まっていたようだった。まだ、この件が長引いていることにとても驚いた。
なぜここまで長引かせるものなのかととても疑問だったが、それも様々な政治的な思惑があってのことのようで吉田議員と話していて知ることができた。やはり政治の世界にはいろいろあるのだと実感した。
 パワーポイントの作成がいよいよ始まった。以前からパワーポイントを作ることは言われていたが、何を書けばいいかかなりとまどい内容はあまり進まなかった。次回には仕上げなければならないので、しっかり内容をこれから組み立てていこうと思う。

● 吉田 つとむ
 林 啓子さんは、議会運営委員会を除いてのはじめの常任委員会を傍聴しました。私が所属する企画総務常任委員会でした。
 一般の議案審査では、外部監査委員の導入に関する議案が話題になりました。議員選出の監査委員がいたり、従来の監査委員との職務内容の区別が不明であったりすることで、委員から質疑が相次ぎました。どちらかと言えば、これが導入されてもどれほどの効果が出るか疑問視する議員が大半でした。国の法改正で出てきた条例であるため、全会一致の賛成でしたが、全員とも積極評価は低かったのではないでしょうか。
 他の議案に関しては、それぞれの委員が自分の関心にあわせて、質疑をしていました。特に質疑が出ない案件もありました。

 委員会審査では、最後の時間に「市長の政治資金パーティー事件の市政への影響に関する調査委員会の設置を求める請願」を充てました。最も議論が長く続き、賛否の討論もありました。私が、委員会では反対討論を述べ、採決では請願に賛成する立場の委員は少数であり、不採択となりました。

 委員長の本会議報告後、議長はこうした委員会で賛成少数の議案類では、委員会の判断を示した後、元の議案(請願)のみに対する賛否を問います。委員会で元の議案(請願)が賛成多数である場合、委員会における議案(請願)の判断を示した後、「委員長の報告通り・・・・」と進めていきます。

 本会議最終日、数多くの議案の採決があり、うっかりその順番を取り違えると、賛否で大失敗をしでかすことになります。議員にとって要注意です。特に、町田市議会では、議会事務局が事前に会派や議員の賛否動向を聞いて廻る慣習はありません。本会議の採決次点まで不明という事例が多々あります。

 パワーポイントによるインターン体験報告書作りを行います。これは、本人の自己表現力を高める為のプログラムです。どのような点をPRポイントにするか、それ自体が問題となります。

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