社長インターンシップ報告書 -
11月3日報告会開催 (04/11/30記事アップ)

 社長インターンシップの報告会を行い、口頭の報告と合わせ、文書の報告書の提出もお願いました。
 それぞれの皆さんの報告書が提出されましたので、それをアップいたします。
 掲載は、到着順です。なお、大学名と学校名がとりあえず、未掲載としました。ご参加の企業名は掲載させていただきました。

 次は、阿部泰志さんの報告書を掲載いたします。

訪問先:テクノハカルエンジニアリング株式会社
社長インターンシップ報告書


(1) 自分では何を期待していたか

 私は、社長インターンシップにおいて、以下四つの点について勉強できたらと期待しておりました。
 まず一つ目に、『社会の経験』です。私は大学での学生生活において授業や課外活動、サークル活動を広く行って参りました。しかし、今冬から始まります就職活動を控え、ビジネスをするという観点から社会に出た経験がないため、『仕事』についてのイメージが曖昧なため、全て勝手な想像で捉えておりました。今回の社長インターンシップで実際にビジネスという接点で社会に触れる経験が出来るため、その曖昧な部分を私自身の目で確認したいと考えておりました。
 二つ目に、『企業経営の考え方』です。私は、人間が十人十色それぞれの性格を持っておりますように、会社においても、十社あれば十社それぞれのカラーがあると考えております。それは当然と言ってしまえば当然で、会社によって雇用形態も違えば、勤務体制、何をウリに商売するか、経営理念等、挙げ出したらキリがないほど会社には会社の特徴があります。その中で、社長は経営陣のトップであるため、社内のカラーを一番引き出している人物と考えております。その社長がどのような理念を持って仕事をしているのか学べたらと考えておりました。
 三つ目に、『社長の人付き合い』です。今回、私がお世話になりましたテクノハカルエンジニアリング株式会社の経営方針の第一に「得意先第一主義に徹する」とあります。得意先を大切にする事は、常日頃から信頼関係を構築する必要があり、そのためには、人付き合いが大切になると考えられます。従って、社長が取引先やビジネスパートナーとどのように接しているかを見たいと考えておりました。
 最後に、『現場での取り組み』です。ここでの現場は、ビジネスを行う全ての場所を指します。企業には、どの企業も必ずと言って良いほど企業理念、経営方針、行動方針が存在します。例えば、テクノハカルエンジニアリング株式会社では、経営方針の中で「倫理を守り奉仕に努め、地域社会に貢献する」とあります。これがただ文章化されているだけではなく、現場において、どのような形で実行されているのかを見たいと考えておりました。

(2) 体験はどのようなものであったか

 私は、今回の社長インターンシップにおいて、大別しますと三つの体験をさせて頂きました。
 まず一つ目は『倫理』についてです。月曜日の朝礼の際には、『職場の教養』が社員によって交代で音読され、読み終わった後に、その文章についての感想を別な社員の方がスピーチします。私は、その朝礼に同席させて頂きました。そして、毎朝就業前に社の周りを清掃することで、基本的な事かもしれませんが、身の回りの事は自分自身でやるという事を確認しました。また、金曜日の早朝には、相模原市中央倫理法人会のモーニングセミナーに同席させて頂き、倫理の重要性について勉強させて頂きました。
二つ目に『実務』です。実際にPCを用いて、資料請求や書類、計画書の作成をさせて頂きました。当然の事ではありますが、書類や計画書は自分自身だけが参照するわけではない為、出来るだけ分かりやすく整理し、何より他人に分かりやすくなければ意味を成さない事を学びました。また、ミーティングにも同席させて頂き、会議の進行、または方向性について、ビジネスの場においての方法は非常に勉強になりました。
最後に『人付き合い』です。先述の通り、私はインターンシップ前から社長をはじめとするビジネスにおける人付き合いについて大変興味がありました。相模原市中央倫理法人会の懇親会に同席させて頂きまして、いわゆる飲み会と呼ばれる親睦を深める場においても、それはビジネスにおいての大切な機会であり、うかうかしていられない印象を受けました。また、テクノハカルエンジニアリング株式会社30周年の記念品をお渡しに茨城県の取引先まで同行させて頂き、自ら訪問し渡す意義を考える事が出来ました。

・具体的には・・・
体験は、率直に言わせて頂きますと非常に面白かったです。特に倫理において、日常の生活では忘れがちな部分、当然の事にも関わらず出来なくなってしまった部分、もっと勉強しなければならない部分を浮き彫りさせて頂きまして、現在は毎朝十分程ではありますが、簡単な倫理の本を見るようにしました。実務においても、ビジネスメールの送り方や書類作成等、学生生活とは違った体験が出来て非常に勉強になりましたし面白かったです。
 
(3) 大まかな感想
 短い期間ではありましたが、就職活動を控える上でインターンシップでの出来事全てが貴重な体験でした。インターンシップ前は、企業は任された仕事をきちんとこなし、業績を上げれば良いという考えでおりましたが、インターンシップ後は、企業理念や経営方針、行動指針の重要性を特に実感し、今後、就職先を選ぶ際には、これらの項目に特に注目し、実際にどのように実行されているかを確認してからエントリーしようと決意しました。また、今までの学生生活がビジネスという社会から大きく外れており、このままでは、うかうかしていられないなと多少危機感を感じました。年明けから就職活動が本格化しますが、現段階から頭の中をビジネスモードに切り替えて物事を考えていこうと決めました。最後に、但野社長はじめテクノハカルエンジニアリング株式会社社員の皆様には、細部に渡りお世話になりまして感謝の思いで一杯です。また、このような貴重な機会を提供してくださった吉田つとむ先生には、感謝致します。
 
(4)主催者に望むこと(特に改善点)
 今回の社長インターンシップは大変満足致しており、今後就職活動を控える上で非常に勉強になり、お声をかけてくださいました吉田先生には大変感謝しております。ただ一つ改善点を挙げるならば、お声をかけて頂いてからマッチコミッションまで、もう少し時間をかけていただけたら思います。有難うございました。