2011.07.12 小宮 春菜 インターンレポート
           町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

第5回:インターンシップの概要> 
         第28期研修生 小宮春菜 国際基督教大学(ICU)3年

<概要>

・ Youtubeのタグ付け等の作業
・ 他市の市議会議員の方々と吉田議員、町田市役所の方々との会談への同席
・ 7時半ごろから、新宿にて吉田議員の会員登録をしている情報公開団体の会議参加
・ 成瀬の下水道についての、住民の方々と町田市職員、吉田議員の話し合いへの参加
・ 町田市内の建物などの管轄をしてらっしゃるかたとの会談への同席

1. 考えたこと
 他市の市議会議員さん方が、町田市議会が「なぜそんなに活発に、議員さんから一般質問がだされるのか」ということを伺いたいということで、町田にいらっしゃった。そのとき私が単純に思ったこと、それは、「議員の質問数が増やしたいのなら、各議員ごとに質問数をグラフ化でもして、市民の目にさらせばいいのでは」ということだった。

 単純に、だれだれは何回質問をし、その質問内容は・・・であったということを分かりやすくインターネット上にでもアップしてしまってはだめなのだろうか(もちろん副議長さん・議長さんは質問が出来ない立場であることを明記し、そのグラフには含めない)。一市民としては、どの議員さんが重要な案件をよく提示してくれるのか、そして、頻繁に質問をしてくれて熱心であるのか、がよくわかり便利ではないかと思う。そのグラフや、どんな質問をこの議員はしたのか、というところの近くにでも、議論にも上っていたyoutube等のソーシャルメディアを用いて、議会のその議員の質問風景でもアップをしたらどうか。完璧に議員さんには、いやな言い方かもしれないが、プレッシャーにならざるを得ないであろう。しかし、実際このような方法では問題点があるのだろうか。

 情報公開団体(=情報公開クリアリングハウス)は、私利私欲はなく、純粋に市民への情報公開を求める方々によって運営されているものだった。メンバーには、社会人経験なくすぐこの情報公開請求の世界へ、私欲など一切なく飛び込んだ女性や(今や情報公開における有識者の一人だと言う)、新聞記者、弁護士など、そうそうたる顔ぶれだった。和気あいあいとしながらも、高度な知識を皆さん共有しており、難しすぎて私にはまったくよくわからない話を、楽しそうにしてらっしゃった。尊敬、という感じだ。このような団体がある、といういことが知れたこと、それだけでも、私には有意義なことであり、参加することが出来本当に光栄なことだった。

*私のインターン一回目の記事に、「傍聴席の照明が暗い」ということを記述したのですが、その後日談を1回目の記事の文末に追加しました。ぜひご覧下さい。

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記:町田市議会議員 吉田つとむ 志政クラブ
 2011.07.17 コメント

 おそらく、この当事者の市議会議員の方々(小矢部市議会正副議長)は、これレポートを見てくれるでしょう。はたと立ち止まりながらも、率直な学生の言い分に即座には答えられないかも知れません。でも、真剣に議会論議の活性化を目指していることだけは間違いないと思っています。しかし、「全員協議会」と言うものをTV中継したのは、この小矢部市議会が最初です。町田市は、様々の事情から未だこれを行っていないという側面があります。

 公開動画に関して、町田市議会は本会議、常任委員会、特別委員会、議会運営委員会をネット中継することを決めています。来年のこの記事には準備が整い、第3回定例会からはそれが実行されています。今まで、委員会は放映されることは無かったのでこれまたその変化が楽しみです。

 情報公開団体(=情報公開クリアリングハウス)は、その前身を「情報公開法を求める市民運動」(1980年設立)と言います。その情報公開法は、2001年4月1日施行ですが、公開手続きの支援、法改正への提言などを行ってきた団体です。私は、その情報公開法や自治体で事前に作られた情報公開条例に基づいた請求を国や自治体に行ってきました。あそこにいた知的な人たちとはかなり違い、政治の現場に沿ったところで活動してきました。しかし、気さくに付き合っているところが言い人たちです。
 
 小宮春菜さんの前の疑問点が解消されました。その内容は、自身のレポートに追記しています。

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