2012.5.18 出雲克佳 第4回インターンレポート
            町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

第4回:インターンシップ4日目> 
            第30期研修生 出雲 克佳 明治学院大学2年生
 <5月18日のレポート>

 5月18日の主な活動内容は、町田市内の水道水に含まれる放射能の濃度を測るために水道橋に訪れたことです。昨年の3月11日の東海地震の影響で福島原発から放射能が漏れた事は言うまでもありません。日本列島では西から東に風が吹く傾向があるために、不幸中の幸いで漏れた放射能の多くは太平洋側に流れてくれました。しかしそれでも漏れた放射能のうち約25%は日本列島に、約1%はアメリカ西海岸まで届いてしまったそうです。ソ連時代にチュルノブイリ原発事故が起きていることもあり、世界中でも放射能に関する関心が高まっています。特に日本では、事故後の政府対応が指摘されており、国民の政治不信が高まっていることもあってか、いまだに混乱状態にあります。


 吉田議員は、定期的に町田市内で放射能濃度を自身で調べたり、今回のように市内の水道水を業者に預けて測ってもらっているのです。今回訪れた「たんぽぽ舎」さんは、震災以前から原発に対して注意を注ぎ、放射能の濃度を測ることをビジネスとして行っていたそうです。証拠に、会社のフロア内には原発関連の書物や書類、広告が沢山ありました。今回は会社の中にあった3台の測定器を見せて頂く事が出来ました。どれも思っていたよりも小さかったのですが、とても重量感のある機械でした。同時にこの会社の方のお話を聞いたのですが、放射能に対する考えがしっかりしており感心しました。政府の情報を不信に思い、個人的に測定を依頼してくるお客様も多いようです。

 しかし、日本よりも原発に対して過敏に反応している国があります。それはドイツです。今回の事故で、ドイツは全く被害を受けていませんが、ドイツでは現在多くの電力を原子力で賄っており、日本で起きた事態を恐れ過敏に反応しているのです。実際、政権は180度変わって「反原発」を推進し始めましたし、「フクシマの嘘」のように世界で評価された優秀な映像作品も作っています。ドイツに目を向け、日本の原発問題解決のヒントを得る事も重要であると考えます。
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                             記:町田市議会議員 吉田つとむ 志政クラブ
2012.5.24 コメント

 この日は都心に用件があって、出かけました。せっかくインターン生の出雲克佳さんを同行していましたので、目的のたんぽぽ舎では、放射能測定を実際に行っていただいている鈴木さんに、いろいろお話いただきました。以前にも、私は数回このたんぽぽ舎を尋ねていますが、毎回皆さんが忙しく、放射能測定物を預けるだけで帰っていました。この日は、初めて鈴木さんのお話をお伺いすることができ、それらを出雲さんがこまめにレポートしたものです。

 以前は学校給食用牛乳の調査依頼をしていましたが、東京都が牛乳を部外者に渡させないように指導していますので、測定依頼が一切行えません。そのために、測定物を「水道水」に切りかえています。

 たんぽぽ舎の測定機も初めて、見学させていただいた次第です。*写真を後でアップします。
 *一つ重要なことを指摘することを失念していました。それは、たんぽぽ舎のやっていることは「ビジネス」とはいえません。NPOのような組織であり、「自主的な機関」ともゆうべきものではないでしょうか。

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