2012.3.1 川上 葵 第12回インターンレポート
            町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

第12回:インターンシップ12日目> 
           第29期研修生 川上 葵 フェリス女学院大学2年

≪本日の研修内容≫
・議会運営委員会 傍聴
・本会議 傍聴

≪本日の詳細および感想≫

 今日は前回同様、会議を傍聴した。内容はほとんど分からなかった。最初に、議会運営委員会を傍聴した。今回も10分ほどで終了した。先日、役職が変わった為、前回よりも心なしか新鮮な空気で行われたように感じた。
 次に、本会議を傍聴したのだが、最初に市長さんのお話があったのだが、書類を読んでいるだけだった。多少言葉は違ったが、本当に退屈だった。「これだったら書類だけ配って『目を通しておいてください』と言えばいいのではないか…」と思った。議員の中でも退屈そうにしている人が見受けられた。前回と違う事と言えば、会議を傍聴する一般の人が多かった。予想以上に人数がいて驚いた。

 今回は会議が始まる前の議員の様子に着眼してみた。やはり、それぞれで全く違う。会議の10分前には必ず着席していて、書類に目を通している議員、時間ぎりぎりに席に着く議員、タッチの差で会議が始まるのではないという時間に入ってくる議員もいた。私たちから見れば、20分前に着席している方が信頼できるという印象を受けるが、どの姿勢がいいかはそれぞれ感じ方が違うと思う。

 このインターンでは議員の会議前の姿や、談笑している様子を間近で見る事ができるのも一つの魅力だと感じている。
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                             記:町田市議会議員 吉田つとむ 志政クラブ 
2012.3.2コメント

 川上 葵さんのこの日のレポートには、今期第1回定例会の議案の提案理由説明と市長の施政方針のことが触れられています。その疑問は最もですが、本会議の会議は「発言」が正式のもので、配布した文書を目を通してくださいでは、通用しません。確かに、同じ内容が配布された施政方針の中に記載されており、それを見ている議員もいたでしょう。斜め読みをすると、市長が話すタイミングよりはるかに読み終えてしまうことになります。ただし、発言と言うのは、その話す話しぶりにも注目するのが本来のやり方です。

 さて、川上葵さんは本会議場に入る議員の姿に、注目しました。国会では、その予算委員会で会議中にほっと一息つくためにコーヒーを飲んでいた大臣がその後とっちめられています。会議は厳粛な場であり、早めに席についておくべきでしょう。ずっと昔の私の体験話ですが、演壇の話があまりに退屈で隣の席の議員とついおしゃべりをしていると、後の席の先輩議員からしかられた経験があります。

 さて、本日はインターン生がいなかったのですが、午前10時から昼の休みと午後3時の若干の休憩を除いて、延々と議案の説明会がありました。やっと終わりかと思いきや、庁舎に関する特別委員会があるということでした。この定例会から、会派内で熊沢あやり議員から私のこの委員がバトンタッチされたことで、それに出席しました。

 現庁舎の跡地をどうするかいうことで、行政の方針が基本構想(案)ということで示されました。内容はお粗末なものの上に、私たちが聞いていた発想とまるで異なり、庁舎の建物を買い致した後、そこを芝生で覆い、5~10年後に、テント屋根の広場にするというものでした。何が違うかと言うと、解体後しばらくはテント屋根の広場とし、数年後に新たな施設とするものだと委員の誰しも思っていたようでした。いずれにしても、雨天を避けるための屋根つきイベント会場とするのが行政の目的だと出席した議員が知りました。そんな状態で会議を終えるわけには行かないし、他の議員にもことの事態を知らせることが必要でした。行政の担当者に尋ねる質疑は終えましたが、委員会の結論は出しようが無く、審議を継続審議とすることで委員は一致しました

 特に、こうした状況でも、行政は議会の見解や意向を考慮する気配が無いらしく、この日示した内容が庁舎跡地の基本構想だと言い張っていました。本当にこんな結論が、民間の人たちが求めた結論なのでしょうか。思うに、行政が恣意的にこんな中途半端な路線を出したのだろうと推測しています。今後の行政のやり方に目が放せません。

 さて、この日のレポートを持って、川上葵さんはしばらくお休みです。どうぞ、元気に出かけてください。

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