2012.3.07 大谷優樹 第12回インターンレポート
            町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

第12回:インターンシップ12日目> 
              第29期研修生 大谷 優樹 明治大学4年生
 
  今日、といっても昨日からだが一般質問というものを行っている。議員が市の職員に質問するものだ。国会中継で野党議員が内閣に質問している、あんなシーンを思い浮かべればわかりやすいと思う。議員によって質問内容は全く異なっており、吉田さんの質問は議会決議に対する行政の考え方について・町田市関係のキャラクターについての2点。
 最初の質問は要は市の職員(行政)は議会を尊重して仕事しているか?ということ……だと思う。さすがに「尊重していない」とは言えないだろう行政は当たり障りのない答えを返していた。市民からの要望と議会での決議を重々尊重して云々……。さらに吉田さんは昔の議会の話を持ち出して問い詰めていたがこの辺はよくわからなかったのでコメントにて解説願いたい。

 2つ目の町田市のキャラクターについての質問というのは彦根市のマスコット「ひこにゃん」をはじめとする市のイメージキャラクターについてである。以前版画美術館に行った際、東京国体のマスコット「ゆりーと」がいたのだが、吉田さんはどうもゆりーとが御気に召さなかったらしい。だから今回、こんな質問をしたのだろうか?それはともかく、現在町田市のキャラクターは18種あるとのこと。18種、多いですね。ごみ処理課の広報紙には「エコバッグちゃん」なるキャラクターがいた。買い物バッグから手足の生えた珍妙な生物である。一目見て感じた、これは流行らないと。キャラクターというのはその市に合った強烈なものが1つあればいいんですよ。町田で育った子供が大人になってもそのキャラクターに親しみを感じるようなキャラクターであるべきと、吉田さんが声高に主張してました。

 以上で吉田さんの一般質問は終了。吉田さんがトップバッターだったのでこの日は後7人の議員が質問をしたわけだが、何せ持ち時間が一人一時間で時間目一杯使うもんだから、午前10時から始まり終わったのが午後の7時近く。後半は疲れてあまりよく覚えてないけど、放射能や市の電気事情・公立校の武道必修化について等、割かしタイムリーな内容でした。一般質問は予定では今週いっぱい。次回のインターンは金曜日なのでもう一回傍聴します。なんとか暇をつぶせる手段を……、ではなく集中し続ける方法を模索しないといけない。

 市のキャラクターについてですが、一般公募でもしてみたらいかがですか?高名な人に依頼するより子供達の無邪気な絵から、得てして人気のあるキャラクターが生まれたりしそうです。吉田さんもHPで募集して市に提出してみてはいかがでしょうか。
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                             記:町田市議会議員 吉田つとむ 志政クラブ
2012.3.08 コメント

 本日は、吉田つとむにとって、足掛け6年ぶりに壇上質問を行う場面でした。公職の議員たるもの、議事堂の壇上で質問や討論を行うことがその本領と言うものです。言うまでもなく、誰しもそこで発言できるのでなく、そこで発言できるのは町田市の場合は議事を司る正副議長を以外の質問や討論を行う市議会議員と、行政側で提案を行う市長・副市長、及び答弁を行う教育長、病院管理者、病院長、及び教育委員長、選挙管理委員長、代表監査委員、農業委員会会長に限られます。大勢の部長は自席での発言ですし、担当部長は呼び出しの場合のみ議場に入ります。その他課長は隣の部屋で待機してメモを用意するのみしかできません。5年前に市議会を辞職し、2年前に市議会に復帰した時は直ぐに副議長職に就かせていただいたことで、壇上で意見を述べることも質問をする機会もありませんでした。そうした次第で、久しぶりの場であったわけです。大谷優樹さんには分からないかもしれませんが、少しは思いに浸っても許されるものでしょう。

 質問では、市議会が町田市の行政に対して決定した決議の取り扱いを軽んじたり、時によっては無視しているのではないかとする「怒り」を言葉にしたものです。吉田が例にした内容は、福島原発事故による放射性物質の測定をやるようにと求めた市議会の決議をなぜやろうとしなかったか、さらに、市議会側がわざわざその測定対象を学校給食の食材から、学校給食に変えたのになぜ、そのことを認識していなかったのかということを追求しました。行政側は、その文言を法制担当職を入れて検討することを約し、あるいは文書で回答する方法を検討することになりました。(もっとも、行政がやることですので1年、2年はかかるかも知れません)

 この放射性物質の測定要求の市議会決議は若い世代の健康を考えてのことであり、大谷優樹さんにはその意図を理解してもらいたいと願うものです。

 キャラクターに関するものでは、吉田は町田市にキャラクターを作れとは求めていません。町田市が遠くの人にも知ってもらおうとするなら、一目で分かるようなキャラクターが必要ではないかとする考えを述べました。町田市はポケモンの作者が東京都営住宅に育ち、周辺の野山で遊び、昆虫をいつくしみながら育ったところです。自転車でひなた村にも出かけていた、中学時代は自分の学校名を明らかにせず、ゲームセンターに通う日々を過ぎしていました。そのゲームセンター通になかで、並みでない才能を生み出すきっかけの一つを作り出しました。彼がゲーム製作者として名を成してからも町田市にいたのですが、それを賛唱するものがどこにもないのです。そのポケモンに関するもの、作者の田尻サトシさんに関するものものが何もないのが町田市です。果たして、そのような街に町田市を代表するようなキャラクターが生まれるのでしょうか。
 
 大谷さんにはその意図が読めなかったかもしれませんが、私の質問の背景には、こうしたポケモンとピカチュウ(町田リス園のシマリスに由来すると思われる)の恩田川のせせらぎが音の存在があります。

 もとより、そうした事実を知り、その田尻サトシさんの足取りを始めて現地で訪ね歩き解き明かした当事者として、吉田つとむは町田市のキャラクターの提唱など恐れ多くて語れません。

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