2012.3.19 大谷優樹 第14回インターンレポート
            町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

第14回:インターンシップ16日目> 
              第29期研修生 大谷 優樹 明治大学4年生

 町田市は現在、市役所の移転計画の真っ最中である。新庁舎建築も終了しつつあるそうで今年の7月には移転を完了する予定らしい。当然移転すれば現庁舎は使わなくなる。その土地をどうするか。それが今日の委員会の大まかな議題である。すでに行政は現庁舎の地をイベント広場にする計画を立案したようだが、その案に多くの議員が呆れてしまったらしい。そこで各会派の議員の代表が集まり、意見を纏めて行政に突きつけるのが今日の委員会会議の趣旨とのこと。いつまでかかるかわからないと吉田さんに言われたので戦々恐々としていたのだが、会議はおよそ2時間ほどで終わった。2時間で短いと感じるあたり、だいぶ会議慣れしてきたのだろう。

 ともかく、事前に提出された議員達の意見を纏めるだけのようなので会議は(傍聴者から観れば)スムーズに進行していった。肝心の意見内容は……、色々の意見が合ったけど一言で言えばもっと公共性のあるものに再検討しろ、といったところだろうか。特に吉田さんの意見は「再検討しろ」の一言だったのでとてもシンプルだった。結局どんな現庁舎の地がどんな行方をたどるのか、まだまだこれから討論していくのだろう。

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                             記:町田市議会議員 吉田つとむ 志政クラブ
2012.3.20 コメント


 実は、大谷優樹さんはそれ以前の日も、研修に訪れたことがあったのですが、奥ゆかしく、会議の全部の日程に参加したこの日をレポート提出日にしてきました。

 実際には、大谷優樹さんの研修体験は、私の外部でのボランティア活動の場面、あるいは会議を中座した日程もありましたが、それらを割愛してのスタイルになっています。それらの参加意思と行動に関してのプラス評価をしておきたいと思います。

 さて、この日の会議は大谷さんに説明したように、前の会議で行政側の説明に議員(委員)が質疑し、コテンパンに批判した内容のものです。さらに、行政側は議会がどのように評価しても、そのプランの方向を堅持する旨の答弁を行っていました。

 そこで、私は「行政側はその提出したプランを再検討すべし」と言う言葉が最も相応しいと考えた次第です。所属会派の素案では、「要検討」と言う議会用語でした。翌日の読売新聞多摩版には、タイトル「庁舎跡地構想 再検討要請へ」、サブタイトル(町田市会特別委 活性化に批判続出)とあり、市の基本構想案の説明と、議員側の主要な批判点や意見を掲載しています。例:子どもセンターなど公共性の高い複合施設の設置を検討すべきなど。

 この内容は、定例会の最終日(3月28日)に委員長報告され、採決が行われます。それを行政側がどう受け止めるか、よもや、議会の「再検討」の提起を無視することはできないでしょう。大谷優樹さんが社会人になっている頃に、この取り壊しが決定して現庁舎跡地がどのような姿になっているか、改めて確認してください。

 なお、表記の中で、「議員達」という言葉は研修生の用語として「要検討」です。

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