2012.8.16 矢島見依子 第8回インターンレポート
            町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

第8回:インターンシップ8日目> 
           第30期研修生 矢島見依子 成城大学3年生

≪本日の研修内容と感想≫
 この日は熱海市を訪れ、田邊国治副市長、熱海市観光協会の谷口隆専務理事にお話を伺いました。
 
 田邊副市長は経済産業省の出身で、昨年の7月に副市長に着任しました。まず熱海市の歴史を、図や表を使って丁寧に説明してくださいました。人口は昭和40年のピークを境に減少し、今では4割が高齢者なのだそうです。そんな中たくさんの人に熱海に来てもらえるよう、田邊さんは市の職員の意識を変えることがまず必要だと考えています。自分の地域を見つめることが大切だとおっしゃっていました。
 旅館・温泉にこだわることはもちろん、ウェブサイトなどで熱海のイメージを広く発信したり、創作活動・発表会、体験プログラムなど、住む人も観光を楽しめるようなものが特に多いことが分かりました。またNPOなど外部の団体とも関わり、地域の人たちが活躍できる場をつくっています。後に訪れた「起雲閣」では、NPOのボランティアの方がガイドをしています。活動のつながりを実感しました。
 
 続いてJR東日本から熱海市観光協会に出向している、谷口専務理事にお話を伺いました。熱海市に訪れてもらえるように、そして地域全体が活性化するように、市役所・組合・商店街などと協力をしながらイベントを企画、運営しているそうです。熱海市だけで年間40以上のイベント、花火大会は12回もあります。チラシ・ポスター、ホームページなどの広報が充実していて、「熱海時間」というウェブサイトでは熱海市の魅力を知るための情報が満載です。「オンたま」と呼ばれる団体では体験プログラムを提供するなど、地元で暮らす人も楽しめるような活動を行っているそうです。
 おすすめの観光地、イベントの様子なども教えていただきました。
 
 お二方にお話を聞いて、自分たちが住んでいる地域に目を向けることが活性化の第一歩なのだということが分かりました。夜は伊豆多賀の花火大会に行きましたが、そこでも住民参加型の灯篭流しが行われていました。一日だけの訪問でしたが、熱海は考えていたよりも地域が一体化しているように感じました。熱海といえば温泉や海というイメージが強かったので、住民に楽しんでもらえるような取り組みを多く行っていることを意外に思いました。私自身も、もう少し自分の住む町田市に関心をもとうと感じた一日でした。
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                             記:町田市議会議員 吉田つとむ 志政クラブ 
2012.8.29コメント

 この日は、インターン生の吉原弘晃さんも同一行動をとっていますので、それレポートもご覧下さい。それぞれの印象の違いを見出していただければ幸いです。

 熱海市の田邊国治副市長、熱海市観光協会の谷口隆専務理事に、それぞれ質問しました。事前に質問項目を二人で確認しあっていたようで、しっかり対話になっていたと思います。動画に収めていますので、それで確認してもらいたいと思います。特に貴重な時間を割いて、対応していただいた両者には、本当にありがたい気持ちで一杯です。

 また、観光施設を訪ねた際にも、時間を十分にとって巡ったことで、そこでも対応していただいたボランティアの方々に話を聞き、せっかくの訪問を生かしていたと思っています。

 ともあれ、朝早い時間から夜遅い時間まで、丸一日を目一杯使ったコースに良く耐えてくれたことが、私には最も嬉しいものでした。

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