2012.7.15 吉原弘晃 第1回インターンレポート
            町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

第1回:インターンシップ1日目> 
          第30期研修生 吉原弘晃 東京大学大学院修士1年

≪本日の研修内容と感想≫

1.自己紹介
 はじめまして、第30期研修生の吉原弘晃と申します。現在大学院では国際協力学専攻という専攻に所属しています。専攻では特にNGOがこれからどのような役割を世界で担っていけるかについて研究したいと思っています。
 吉田さんのインターンに申し込もうと思ったきっかけは市議会議員の活動を身近で見たいと思ったからです。国政と比べると市政は確かにそこまでの影響力は持っていませんが、NGOやNPOやその他の市民団体と比べると圧倒的に市政の方が影響力を持っています。そういった市政を動かしている市議会議員の活動ぶりを見てみたいと思い、吉田さんのインターンシップに申し込みをさせていただきました。

2.本日のスケジュール
 この日は午前中に町田市民ホールにおいてクトロヴァツコンサート実行委員会の会議を行い、午後に町田国際版画美術館でNPO法人JWCが主催する展覧会で動物の細密画を観賞しました。

3.クトロヴァッツ実行委員会
 町田市民ホールの会議室において、午前10時30からクトロヴァツ実行委員会の会議をしました。議題には、①開催次第の確認、②実行委員会について、③企画・製作の日本青年館について、④広報について、⑤当日の運営について、⑥チケットの販売状況について、⑦懇親会の開催について、⑧会計と清算について、⑨退出時間について、が上がりました。
 問題となっていることは、チケットがまだ半分ほどのこっていることと、当日の運営方法等でした。特にチケットがまださばききれていないことと、クラシックコンサートの運営方法について詳しい人がいないことが吉田さんの頭を悩ましている問題でした。
 こういったときに、フェイスブックなどのSNSを利用してコンサートの宣伝を行い、クラシックに詳しい人に運営方法などを伺うことができれば、情報共有によって小規模団体の弱点を補うことができるのではないかと思いました。

4.JWCワイルドライフ・ファインアート展
 町田国際版画美術館において、NPO法人ジャパンワイルドライフセンター(JWC)が主催する展覧会を観賞しました。美術展では、動物の細密画が展覧されていて、まるで写真のような動物の絵はとても美しいものでした。
 JWCとは、世界各地の絶滅危惧種の動物保護をしているNPO団体であり、資金的な問題も少なからず存在するため、こういった展覧会を通して寄付や支援を呼び掛けているようでした。
 吉田さんはこういった展覧会の設営の手伝いもなさっておられ、私が本日訪ねたときにはすでにJWCの職員の方と良好な関係を築かれていました。

5.本日の感想

 クラシックコンサートの運営、美術展の運営の支援など、吉田さんは私たちが想像する市議会議員の仕事とは違った、多様な活動をなさっていると感じました。また、市の職員の方に限らず、それ以外の多くの方と良好な関係を築き、市の活性化に取り組んでおられると感じました。吉田さんの市議会議員の活動を少し垣間見ることができた一日でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
                             記:町田市議会議員 吉田つとむ 志政クラブ 
2012.7.16コメント

 この日(7月15日)から、もう一人のインターン生が登場しました。吉原弘晃さん(東京大学大学院修士1年)です。私にとっては、初めての大学院生の受け入れになります。また、インターン生のレポートにこうした自己紹介が記載されたのは初めてのことです。インターンの目的もしっかりと記していますので、今後、新たなインターンの考えを持っている人には、その例示にもなるでしょう。

 このレポートには書いてありませんが、せっかくですので、私が依頼されて書いた文章(ミニ論文)「地方議会のあるべき課題・・・自治日報2012年7月6日(金) 第3644号 週刊・金曜日発行 三面 議会 に掲載)を、他の号の掲載分を含めて渡しました。次回までに、感想を書いてください。

 ついで、コンサートの実行委員会に関する記載がありました。二つの問題が書かれていますが、チケットの販売枚数に関することと、当日の運営のことです。

 まず、チケットの販売枚数の状況に関することですが、これは実行委員の人が手分けして販売することが主要な手段ではありませんので、その販売枚数を報告した次第です。決して、参加の皆さんにプレッシャーを与えるつもりはありません。それより、参加してくれた皆さんが自分の手が届く範囲でこのコンサートの参加者を増やす取り組みにかかわってもらえば十分なことです。要は、かかわる人が協力の関係を結んでもらうことが目的でした。

 ついで、当日の運営に関することですが、コンサートの取り組みは何度かしてきていますので、大きな心配は無いのですが、演奏者が外人だと言うこと、私が直接話したことがないことが気になる課題であるわけです。とは言っても、スケジュール上、そのコンサート前に会う機会があるわけではありませんので、気にしたら切りがないことです。要は、手伝ってくれる人を十分にそろえることが大切な仕事になるわけです。今回は、クラシックコンサートだと言うことで、実行委員やボランティアの参加を一から始めることになっている次第です。とは言え、人を集めるのが政治家の仕事の一部とも言ってもよいことで、これが全くできなければ、仕事失格となるでしょう。

 NPO法人ジャパンワイルドライフセンター(JWC)の展示会を鑑賞してもらいました。この日は、前回第29期生のインターン生 川上 葵さん(当時は2年生でしたが、 フェリス女学院大3年生)、矢島見依子さん(成城大 3年生)が同行しました。この団体との縁は長く、こうした展示会の時は、毎回展示を手伝ってきました。最も、私自身、理事長の佐草一優氏との関係で、理事に加えていただいており、手伝いは当然のことなのです。

 この際、インターンの経験を通じて、どのような人とのかかわりを持っているか、どのようなかかわり方をしているのか、この夏休みの活動を通じて学んでください。

                             トップページに戻る   リストに戻る