2013.9.21 野村 南 第12回インターンレポート
            町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

第12回:インターンシップ11日目> 
         第32期研修生 野村 南 昭和女子大学2年生

≪本日の研修内容と感想≫
 今回は町田市青少年健全育成地区委員会南ブロック6地区委員会合同主催の講演会に行きました。講師は前ハイパーレスキュー隊隊長の高山幸夫さんでした。現町田消防署課長ですが、10月付けで昭島の方に転任されるそうです。講演のタイトルは「災害から学ぶこと~伝えたい本当のこと~」で、高山さんが実際に現場で体験した出来事を聞くことができました。
  
 前回が東日本大震災に特化した講演だったそうで、今回は東日本大震災に加え、阪神淡路大震災、スマトラ沖地震、福知山線脱線事故などの大きな災害も含めお話くださいました。

 私が印象に残っているお話は、消防の隊員はむやみにがれきなどを退かして、下敷きになっている人を助けるのではなく、土木関係の方と一緒になって「これを退かすと助けられる」や、「これを退かしてしまうと、さらに下敷きになってしまい、命が危ない」など、がれきの積み上がり方でどのような影響を与えてしまうかの情報をもらいながら、救助を進めていくということでした。そのため、がれきの下敷きになりながらも生きている人がいたとして、助けようとがれきを退かしたくても、さらに怪我などを負わせてしまう可能性がある場合、その後様子見となってしまい、力尽きて命を助けられないということがあるということでした。

 消防隊員はまず生きている命を優先することが仕事だそうで、脱線事故などの場合、どの命がより救える可能性が高いかという命の選別(トリアージュ)がとても重要だとお話されました。

 このように様々な体験を経て、高山さんは最も重要なこととして、まず家の耐震性・防災対策を十分に行ってほしいと話されていました。私は家にいれば絶対に安心なんだという自身があるくらいでないとだめだそうです。そして、人を助けるためにはまず勇気を持って自分の命を守ることが大切だともお話くださいました。自分を守れなくて他人を守れるわけがないと高山さんは強く仰っていて、本当にその通りだなと感じました。

 今回私はこのお話を聞いて、自分の知らなかった東日本大震災、昔のことだと忘れていた沢山の災害を思い出しました。本当に自然の力というのは怖いもので、絶対に甘くみてはいけないのだと感じました。まずはできることから、家の防災対策を始めたいと思いました。
 
  
 その後、町田交通安全協会がボランティアで行っている秋の交通安全運動の激励の挨拶に同行させて頂きました。日差しが強く、とても暑い中ボランティアという形で市民のみなさんの安全を守ってくださっていて、とても尊敬しました。みなさん優しい方々ばかりで、インターン頑張ってねと優しいお言葉をかけて下さり、嬉しかったです。


 それから吉田さんのインターンシップ募集のチラシを作りました。前回のチラシを元に、今回のインターンの写真を新たに入れたり、文章を変えたりのお手伝いをさせて頂きました。私のインターンシップがチラシでこういう形になり嬉しかったです。私がお手伝いをしたこのチラシを見て、沢山の学生が吉田さんのインターンシップに応募するのだと考えると、不思議な気持ちがしました。

 今回が最後のインターンシップでした。今まで経験したこともないことを沢山させて頂き、本当に感謝しております。このインターンレポートを書かせて頂くこともとても良い経験になりました。本当にありがとうございました。

                                  第32期研修生 野村 南 昭和女子大学2年生   
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                                   記:町田市議会議員 吉田つとむ 志政クラブ 
2013.9.22コメント

 今回も二人のインターン生が同一行動です。そして、最後のインターン体験でした。この記事を読んでいただく際は、池場 早貴さんのレポート(2013.9.21)も合わせて読んでください。

 この日は「講演」を聞きました。珍しい講師の方で、東日本大震災の原発事故に関して、現地派遣の隊長として活躍された人材ですし、前レスキュー隊隊長の現町田消防署課長を務められている人材です。

 私の考えは、自分のブログに書いたものがあり、その文をここに転載しておきます。

 本日は、インターン生2名(野村 南さん、池場 早貴さん、)を終日同行しました。
 最初は、講演で、「災害から学ぶ~伝えたい本当のこと~」講師:高山幸夫氏(町田消防署課長=前レスキュー隊隊長)でした。以前に聞いたのは福島原発事故に際して、現地で放水作業に当たられた前後の報告でしたが、今回はその内容とはがらりと変わり、防災の初歩的な対応、あるいは個人に求められることは何か、という課題を自分の体験を通じて語られたものでした。

 攻める勇気と退却する勇気、指揮官としての経験から後者の判断の重要性を語られました。東日本大震災で一般の被災者が全員死亡して消防士だけが助かった例や、被災者を載せた救急車からその乗員が津波から逃げおせた事例も上げられ、何が大切かということでは物事が単純には語られない内容のレベルの話でした。

 特に、一般市民の場合に求められることは、まず自分が助かることだ、それがあって初めて他人を助けるとは、まず自分が助かることだ、それがあって初めて他人を助けることができるとするものであり、非常時のリーダーにどのようなことが求められるかを考えて おられました。それ以外にもいくつかの点を述べておられましたが、後略します。後で、HPにアップするインター生のレポートもご覧ください。

 次いで、本日から秋の全国交通安全運動が始まったことで、町田市内で実施されている町田市交通安全協会のテントを巡りました。ただし、午後からのスタートであることで、南支部の3か所を訪れただけでした。安全協会の皆さんは全員が民間のボランティア活動のメンバーで活躍されています。

 また、新しい「町田市議会議員 吉田つとむ インターン生募集!!」のチラシは近々に印刷物にし、また、HPにも更新して掲載したいと思います。
 
 さて、インターン期間が終わってしまうと、本当に短く感じています。2人が協力してくれた作品(募集チラシ)で、池場さんや野村さんとはまた違った素質を持ったインターン生が登場してくれることを期待しています。

 そして、野村さんはその希望の仕事が見つかりますように願っています。また、吉田がどのような力を発揮できるかも密かに見つめてください。

 どうぞ、これからの季節、お元気で勉強に励んでください。
 
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