2014.3.25 小泉愛佳 第4回インターンレポート
            町田市議会議員 吉田つとむ 研修生

 
         第33期研修生 小泉愛佳 フェリス女学院大学2年生

≪本日の研修内容と感想≫

 。今回2度目の町田市議会定例会に出席しました。その中で私が印象的であり、身近に感じられる問題として挙がったのが大雪に対する市の対策という議題です。そこで改めで町田市の大雪、災害などに対する安全対策が充実しているという点に気付きました。町田市では災害対策本部というものを設けたり、また先日、日本列島を襲った大雪の対しては帰宅困難者に寝泊まりの場や食べ物を提供したりと、予め予測されるだろう事態に備えての対応が施さたとのことでした。

 正直今回私もこの大雪は東京に状況してきて初めての事態だったので、少し困惑した点がありました。一番混乱を招いたのが、電車でした。乗り合わせた電車の運転休止。これは、電車利用者にとって大きな影響が出たことだと感じます。電車停止の原因の一つである積雪、これはこの議題でも問題となりました。幹線道路の除雪はどうなっていたのかという点に関し、今回の大雪は除雪が不十分であったとの答えが返ってきました。その問題を更に掘り下げていったところ、業者の手が足りないということが分かったのです。先述したように今回の想定外の大雪に多大な時間を要し且、人が足りないという点が一番の除雪不十分に繋がったということでした。

 (写真説明: 休憩中に、会議室の一角を借りて打ち合わせをしました。写真中央が研修生の小泉愛佳さんです。ちなみに、左は34期生の渡辺梨菜さんです)

 これは、深刻な問題だと私は傍聴していて感じました。まず一番ネックな点は除雪不十分の結果による、交通機関の乱れ、そして負傷者です。この後者の負傷者については、転倒が第一に挙げられるでしょう。私自身もこの雪の中やむを得ない用事で外に出なければならない事態だったのですが、何度も雪の上でスリップし、青あざを作ってしまいました。また、一番重大なのは、死者も出ているという点です。

 以前私は屋根の雪掻きをしていた民家の方が、そのまま滑って転倒し、亡くなったというニュースを目にしたことがあります。今回は何が一番原因でそのような事態になったのかをネットで調べたところ、一番多かったのが雪の重みによる建物の崩壊で下敷きになってしまったということでした。この雪の重みという件に関しても、問題の一つとして挙げられていました。もし、雪の重みで要援護者の家のドアが開けられなくなり閉じ込められてしまった際の対応は如何にするかです。健常者であれば、体の自由がきくため何とか自力でドアを開けることが可能でしょう。しかし、要援護者はそうはいかないのが現状です。この中でも一番大きく取り上げられていた問題提起が、要援護者の方から連絡が来ない限り、市の方は把握できないのかということです。そして、町田市の方で安否確認は行われるのかという点も挙げられました。これに対し、今回はそういいた事態は町田市では起こらなかったものの、もし発生した場合は要援護者の方が普段利用している、福祉事業だったりを介し連絡を取り合って安否確認が行われるとのことでした。この問題の回答に私は安心しました。一番災害時等に危険にさらされる人物層として要援護者が挙げられていたからです。このような方々のことは私達、健常者が第一に考え、動かない限り適切な対応、改善がされないと考えます。

 今回傍聴させて頂いたこの町田定例会では町田市の緊急時に対する対応を大雪の時の市の対応という点を介して知ることができました。今回で2度目になるこのような貴重な会議内容を傍聴させてくれた吉田議員に感謝です。ありがとうございます。

                               フェリス女学院大学2年 小泉愛佳(第33期研修生)
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2014.3.25コメント  記:町田市議会議員 吉田つとむ 

 インターン生の小泉愛佳さんが久しぶりに、研修に来ました。ただし、この日は議員の一般質問が続きました。その中で、今回の大雪に関する質問が多く、小泉さんもその大雪の質問に注目して、その質問事項についてのコメントだけでなく、自分自身の体験を含めて、詳細に書いてくれました。

 たまに、インターン生がこうした長文を書いてくれるのは、このHPの作成者にとってうれしいことです。

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