2017.08.21 小山 光 インターンレポート(2)
      
       町田市会議員 吉田つとむ インターンシップ第40期研修生

                   小山 光 早稲田大学2年生 

≪本日の研修内容と感想≫
  
 8月21日、議会を傍聴しました。議題は市民の請願に基づく「市議会議員定数の削減要求」で、参考人招致を行いながら質疑応答などの議論が進められました。私にとっては初めてとなるリアルな議会の場でしたが、公の会議として形式的かつシステマチックに行われている面もあれば人と人との対話という柔軟な面もあり、そのどちらが欠けても成り立たない二面性は興味深く感じられました。

 しかし、議論の中身、特に参考人への質疑応答についてはいくらかの不満を感じざるを得ませんでした。というのも、もちろん市民の声が具体化したものである請願を、たとえば頭ごなしに否定するなどして深い議論もなしに軽々に結論を出してしまうのは許されることではありませんが、だからといって当たり障りを避け、請願の欠点・デメリット・前提の違いなどを指摘する議員が誰一人としていらっしゃらなかったというのは、厳しい言い方をすればそれもまたある意味での議論の放棄となってしまうように感じられるからです。一方の意見に反対しそれを叩き潰すのは正しい議論の在り方ではありませんが、より良い未来への架け橋として行われる議会においては、ある程度の衝突こそがその議論を深めるために必要なものであり、真に「市民の声と誠実に向き合う」ことに繋がるのではないかと議論を見ながら考えました。

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2017.08.25 コメント  記:町田市議会議員 吉田つとむ インターンシップ

 写真は、この記事の続きの時間で訪問した時のものです。

 新人の第40期インターン生の小山 光さんの三日目の研修は、議会傍聴でした。議員定数の削減を求める請願が提出され、それを議会運営委員会で審査しているものです。一度、その提出された文面では審議が進まず、差し替えが行われて、新たにその審査が始まったものです。ただし、その委員の大勢でその内容の説明を求めるために参考人を招致することになり、この日は参考人の出席を求めたものでした。

 町田市議会には請願者がその請願の趣旨を自ら述べる(意見陳述する)ことを認めており、多くの請願でその方法が実行されており、その請願者が、委員から質問を受け、委員がその説明を行うものです。今回はそのやり方が異なって、請願提出者は、自ら発言を求める方法は取りませんでした。むしろ、委員側から、請願者に口頭での内容説明を求めたものでした。その内容が、小山さんが傍聴した会議でした。

 そうした点を踏まえるならば、今回は数少ないケースと言え、それに伴う際立ったことが起きる可能性があったと言えましょう。

 具体的には、私がその審議、審査に関して、議長は言及を控える立場をとるべきだと考え、以上の記述としました。

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