2017.08.21 村上 真由 インターンレポート 2回
      
       町田市会議員 吉田つとむ インターンシップ第40期研修生

                 村上 真由 玉川大学大学3年生

≪本日の研修内容と感想≫

市議会の請願審査の委員会傍聴

 今回の議題は議員定数削減を求める請願について参考人を呼び、現在のままの定数で良いか検討するというものでした。

 現在、町田市議会は2名欠員となっていて、34名となっているそうです。そのことによる議会活動に支障があるのか検証をするということでしたが、実際に傍聴していて思ったことは根拠のない感情論のように思えました。それでは、検証などできるはずがないです。数値、基準などどの人でも理解できる値がない限り無理な話です。なぜなら、感情論では人によって感じ方が違うためです。今回のこれは、誰が悪いでもないです。

 では、どうすべきか、それは議会の仕事の開示です。そして、基準を作ることです。誰かに頼む事もせず、自分たちで。第三者が定めた方が公正でしょうが、この場合言い方が悪いですが、自分たちで決めることにより「ずる」ができなくなるということもあります。見えないところがあるから無駄な部分があるのではないかと思う人もいるでしょう。また、議会にも様々な立場の方いるでしょう。簡単に決められるものではないです。ですが、議題を通す、通さないに関わらず、仕事の見える化をする事は無駄ではないと私は思います。

 写真は、同日、議会図書室で撮影したものです。二人のインターン生に、議会の説明を行っているものです。
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2017.09.01 コメント  記:町田市議会議員 吉田つとむ インターンシップ

 村上 真由さんのインターンシップの2回目です。この日は、議会運営委員会が開かれました。珍しいことですが、会議の開催趣旨が異なったことを取り扱うので、2度開催され、私が議長として最初の会議に出席しました。その会議は、いま行われている町田市議会の第3回定例議会開催に際して、その日程などを決めるものです。
その日の決定に即して、本日は昨日に続いて、議員の一般質問が行われます。

 上記の会議で、私は最初の会議に出て、2回目の会議は出席しておりません。この議会運営委員会で行われている「住民請願」の審査の部分には、正副議長とも出席しない慣例になっており、そのルールに従ったためであり、会議の傍聴も行わないで、その時点では退席をしていました。

 さて、議員定数の在り方ですが、今回は住民請願と言うやり方で、それが論議されることになりました。それが何人が適正かと言えば、それを決定する絶対的な物差しは無い、法律にはそれを定めていないということです。そこで、個々のケースで定数に関して論議され、激論が交わされたことも、あるいはあまり、論議が進まないママに結論が出されたこともあります。時に、議員提出議案と言う形で定数(削減)が出された際には、時間的に短い時間で結論が出されました。
 
 過去に、何度も資料を出し合い、全国比較を行い、論議したものですが、今回に限らず、常に課題になるのが、この「議員定数」ということでしょう。最近でも、全国の中には議員の不祥事、あるいは不正が話題になり、メディアに大きく取り上げられ、本当に議員が必要かと言われる事態が生じており、ある意味、その存在意義を自身で明らかにすることが求められていると言わざるを得ないものでしょう。

 他と比較して、町田市議会ははるかにオープンです。議会運営委員会のと言うものを公開していない例もあり、活発に論議が交わされたかどうかとは別にして、とにかく、会議はオープンであり、ネットで中継され、休憩部分を除いて、映像が残り、会議録も作成されます。

 「話の経過が分かりにくい」ということは発生していたかもしれません。それは、対象がデリケートであるからで、会議の当事者がそれぞれに自分の趣旨を明らかにしてくるでしょう。今後の進展で、「討論」という段階が訪れ、その中で双方の見解が述べられるものと思います。

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