2017.06.26 宇都木 彩名 インターンレポート(6)
      
              町田市会議員 吉田つとむ 第39期研修生

                 宇都木 彩名 津田塾大学1年生

≪本日の研修内容と感想≫

 本日は町田市議会で本会議の傍聴をしました。
 議場内での傍聴席と演壇は割と近距離だったため、討論の場を細かく拝見することができました。また、行われている会議がモニターで中継されていたため、画面を通じても討論の場を見ることができ、整備が充実していると感じました。

 会議はあらかじめ作成された資料に沿って進められました。私も資料を手元に置きながら拝聴させていただきました。予算、条例、請願についての委員会審査報告を中心に実施された会議でした。

 資料のおかげで知識不足の私でも、会議で取り上げられている議案の内容を理解できるところがあり、助かりました。

 私は、議題の表決のために多くの時間が費やされるのだろうと予測していたのですが、実際会議は淡々と進められていきました。議題に関しての質疑応答や討論などは、前もって打ち合わせで筋を組み立てているようです。会議は、充分に準備された上で開かれているのだと知ることができました。厳密に準備され行われる会議は、町田市民のために全霊を注いでいる証拠だと思います。本日の議会の傍聴を通して、市は町田市のより良い街づくりに 全力で努めているのだと理解することができました。私達の暮らしが良いものになっているのは、議会の話し合いや意見交換による会議がある故だと痛感しました。
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2017.06.27 コメント  記:町田市議会議員 吉田つとむ

 この日は、議場内で議員表彰がありました。20年と15年の在職表彰ですが、全国議長会会長からいただたものを議場で伝達するものです。議場内の記念写真はなく、また、辞退をする議員もありますが、私は記念と思い、謹んで受け取りました。会派室に戻り、この日会議を傍聴した宇都木さんと一緒に、先輩の大西宣也議員から記念撮影をしていただきました。

 宇都木さんは、町田市議会の第2定例会本会議の最終日、表決の場面を全部見ました。それ前、事前に開催された議会運営委員会も傍聴しています。

 実際のシナリオは、その議会運営委員会で承認され、それを本会議で委員長が報告するところから始まりました。もちろん、議長の吉田つとむが開会を告げた後のことです。この日に、市長や町田市の職員側の出番はありませんでした。通常、この日は、議員が市長等に質問を行うのでなく、「議案」というものに、賛否の理由を示す、「討論」を行い、表決を行うものです。そのために、淡々と進行するのが通例です。

 ある意味、会議の進行が淡々とし過ぎたことに、議長の私が驚きました。
 以下、当日のブログの追記に書いた内容です。

会議の進行において、文書で動議の提出があり、それを議会運営委員会では全員が容認していました。
 ただし、いざその動議の本会議の採決においては、そのの賛成者は少数でした。つまり、動議で議員提出議案を提出すること自体が退けられました。
 まことに不思議なことであり、議事を進行する議長においては、次の議案の提出者の提案理由説明、質疑、討論と進み、採決となるものと想定していました。
 この経緯は、議会運営委員会の出席者全員が承知していることであり、議会運営委員会に出席していた理事者もそのように理解していたはずのことです。議案が理事者提案に関係しないものであったので、理事者はある面淡々としていたでしょうが、議長としては事態が把握できない状態が瞬間的に発生しました。
 インターネット中継のオンデマンドで昨日分の本会議中継を確認していただければ、議長の私がしばし、言葉を失い、現実を改めて再確認をしようとする姿が確認できるでしょう。
 とは言え、目の前に起きている事態が正しく、言葉はきつい表現ですが、議会運営委員会の協議は一体なんであったのでしょうか。再度、不思議です。
 もう一つの考え方として、多数の議員が動議の採決と議員提出議案の採決を取り間違えたのかもしれません。そうした風に考えるのが通常の理解であると思います。
 いずれにしても、議長としては、大いなる戸惑いの念を持ちながら、その採決の数字が正しいと判定した次第です。
 他の市議会では、こうしたケースはまずないのではないでしょうか。町田市議会は、本会議の議決を終えてみないとわからない面白さがあると判断する次第です。

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