2019.09.06-1 一般質問・応答要旨(視覚障がい者の同行援護について)


 写真は、別の日に撮影したインターン生の議場見学です。

 質問日2019.09.03
  視力障がい者の方が移動する際に、白杖を使用する、盲導犬を伴う、同行援護人が同行援護する方法がありますが、その中で、同行援護の方法で移動する
ことに関して質問しました。
 質問の内容は、以下の2点でした。
1) 同行援護の利用状況はどのようになっているか。
2) 町田市が特に力を入れていることはあるか
 答弁の趣旨は以下の通りでした。
 利用の上限設定は50時間となっている。実際の利用時間は約半分となっていることが述べられました。正確には、一人平均24.84時間。また、視力障がい者団体の役員には、そのための移動を含めて、5割増しの時間設定となっていることが述べられました。
 また、町田市は特に入れて行っているという分野はあるという趣旨の答弁はありませんでした。
 再質問を通じて、町田市の上限設定時間(50時間)は他市と比べ、それほど変わらない時間数であることがわかりました。
また、同行援護を求める方法は、町田市が受付するか、あるいは他の機関かと問いました。社会福祉協議会や民間障がい者サービス業者で対応されているとのことでした。
 次いで、視力障がい者の方が病院に行く場合、通院日を先に指定するのか、それとも同行サービスを先に確保して通院手続きを取るのかと聞きましたが、当然、通院日を先に指定するということでした。結果的に、通院日を先に指定し、それから同行援護人を探しだすということを確認しました。
   最後に、この同行援護に関して、必要人数の確保に町田市の具体的な支援策の検討はあるか?を問いました。
 実際の利用時間が約半数の時間というように少ないのは、同行援護人が不足していることが理由ではないかと尋ねました。それに伴って、同行援護の従事者が拡大傾向か、それとも減少傾向かと尋ねましたが、同行援護人の人数把握はなされていない状態でした。
その必要性を訴え、今後、その調査がなされる旨の答弁がありました。
 その調査の前に、同行援護人の拡充には、その手当てを増大することが最もシンプルなことですが、あえてその増大は求めませんでした。*質問でも述べましたが、現実的にこの課題を提起し、対応施策が取り入れられる見込みがないからでした。
資格者の取得費の費用負担(全部、一部)を求めましたが、他市の例を調べるという範囲で終えました。
 なお、質問に関して、再質問の冒頭に、以下のエピソード2件を紹介しました。
@ 南町田駅周辺の大改修・・・仮の歩道が極端に狭い
    視覚障がい者には、通行が至難の業
    ベビーカーの通行にも「舌打ち」する大人がいる
  視覚障がい者が白杖を使って、通勤ラッシュ時にそこを通るのはほぼ無理
  盲導犬か、同行者の支援があって、ようやく通行できる状態、
A 成瀬駅で、複数の小学生が、二人の視覚障がい者に腕を貸して同行する光景に接しました。
その直後に、確認すると、二人の視覚障がい者の方が、駅から出てきて、お弁当を食べるために、イスのある場所に誘導してもらうためのことでした。
たまたま、夏休みで駅前に居合わせた小学生が、お手伝いをしたわけで、
「皆さんは貴重な経験をしました。家でも、その体験を話してください。また、同じことがあったら、ぜひ、協力してあげてください」と言いました。
たまたま、視覚障がい者の方が、白杖を使って歩かれることと、同行支援を受けることの双方と、その支援を小学生が行ったことを同時に遭遇することができ、また、その小学生に声をかける機会をえました。
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                                      記:町田市議会議員 吉田つとむ 保守の会

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