元インターン生の林 泉です。私は大学院1年次に大学の制度でスイスへ留学をしたため、今後留学を考えている学生へその体験を伝えてほしい気持ちがあり、今回こちらで体験談を書く機会を頂きました。

 (久しぶりに林 泉さん と会い、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館を訪れました。その後、改めて、大学院時代に留学していたことに報告を書いていただきました。以下は、その報告記事です。)

 私は、世界有数の工科大学であるスイス工科大学チューリッヒ校で2学期間留学し、主に技術経営やコンピューターサイエンスについて学びました。スイスで一番印象的だったのは学生の熱心さです。私の専攻では、仕事を辞めて大学に勉強しに戻っている人も多いからか、授業中も熱心な上、グループワークの進め方などもとても慣れているような印象を受けました。また、教授も学生と対話して理解度を確認しながら授業を進めていくため、学生側のモチベーションも高くなります。

 公用語が4つあるスイスの中でもドイツ語圏であるチューリッヒですが、大学院の授業は全て英語で行われます。私の所属する学科では留学生が多く、特にヨーロッパ圏からの学生は3つ以上の言語を操れる人が多い上、皆とても流暢に英語を話します。

 このように、大学内は英語のみのため、支障はありませんでしたが、スーパーや交通機関など、日常生活はドイツ語に囲まれます。そのため、私は日本語を勉強したいスイスの学生と母国語の教えあいをしてドイツ語の勉強もしていました。その一方で、時間に正確できっちり仕事をする国民性が日本と似ていて、生活はしやすい国です。また、週末には頻繁にヨーロッパ内を旅行しました。パスポートなしで簡単に行き来できるというのは、日本では味わえない感覚です。

 留学先としてスイスを選んで良かったと思うことの一つに、手っ取り早く様々な国の人に会えることがあります。もちろん留学生同士もそうですが、スイス国内だけで複数の言語圏があり、それぞれの雰囲気も異なります。また、簡単に他国を訪れることができ、ヨーロッパの国々の文化・生活に触れることができます。地続き部分はすべて同じ国である日本とは異なるこちらの感覚こそ世界の大部分の環境であるということを、身を持って体験できるだけでも視野が広がり、留学する価値があると思います。ぜひ海外へ出てみてください。(元吉田つとむ研修生)  林 泉 記載  平成25(1013)年当時東京大学1年(第31期生)
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 平成25(1013)年当時東京大学1年(第31期生)の林 泉さんが吉田つとむのインターン生でした。その後、東京大学大学院に進み、さらに長期間、スイス工科大学チューリッヒ校に留学していた当時のことを、改めて記録として報告していただいたものです。大学院生活を終え、4月より就職が決まり、いよいよ社会人になります。
 久しぶりに面談し、その際、私が留学報告レポートを依頼し、それをアップしたものです。

                      2019.02.06 町田市議会議員 吉田つとむ 保守の会

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