2014.5.29 吉田つとむの平成26年市議選(平成26年2月23日) 総括文
  

 平成26年2月23日の町田市議会議員選挙において、吉田つとむの町田市議選6期目の選挙結果は、連続トップ当選でした。それも、連続で2位に大差をつけての得票であり、地元紙の市議選見出しは、「吉田氏が連続トップ」の表記でした。ちなみに、全国紙は例の通り、地域版においても市議選当選者の一覧結果報道のみでした。

〈別表 市議選挙開票結果 *地元武相新聞を参照して、吉田つとむ作成〉

● 2014.3.09 吉田つとむは平成26年市議選で連続トップ当選(総括記事) 参照のための暫定記事(写真付き)

 吉田つとむは、過去2回の選挙でまったくの無所属・無党派の立候補であり、その人々の支持と支援で得た結果です。また、その政治スタンスは、「無所属保守」と明確に位置づけたものでした。以前に所属した、自民党と一線を画した立場を示しました。

 前回選挙に引き続き、政党や団体、業界の支持や地域団体の支援を一切受けず、完全に個人を対象とした選挙運動を通じての連続トップ当選と言う成果であり、町田市においては、政党の隆盛に流されない側面を持つ住民の政治的自立性の特徴を示したものと理解しています。

 運動の中では、少数ながら後援者の皆さんがきっちり動いてくれました。表立たない支持者の皆さんが話題を広げてくれました。表面上の動きでほとんどなく、大半は水面下での広がりでした。ネット的表現で言えば、静かなる「拡散」の形態であったでしょう。静かなる個人による支持の広がりが吉田つとむ選挙の特徴と言えます。居住地域の有力者情報しか持たない人々にとっては、吉田つとむがトップになることを二度とも予想しえない状況が発生したわけです。居住地においては、少なからぬ人が吉田つとむの苦戦を感じていたとの話が後になって伝わってきました。

1. 市議選挙の投票結果について(史上最低の得票率)

 市議会議員選挙の投票率は、有権者総数 340,281人、投票者数140,654人でしたが、投票率41.33%と史上最低でした。直前に都知事選挙が突然あったこと、2週連続の大雪で足元が悪かったことが投票率を下げた大きな理由でしょう。以前に大雪の時の投票率さえも下回りました。
*次回は、都知事選挙と同時に行われる可能性があり、その時は投票率が60%ほどに達するでしょう。今回とは全く異なった得票結果があるかもしれません。選挙の当事者は、その光景を前提に選挙戦を組む必要があります。(注記)⇒ 上記の記載は、選挙管理員会の関係者に確認したところ、実際のルールと大きく異なっているようです。都知事選挙と町田市長・市議選挙を一緒に実施することは現行では不可能とのことでした。

2. 市議選挙の開票結果について(吉田つとむは連続トップ)

 町田市において、市長・市議選は同時選挙であり、市長選挙では現職の石阪丈二氏が大差で3選を果たしました。一方の市議選では、候補者が絞られ、現職全員が当選しました。また、候補者を擁立しなかった「生活の党」を除いた国政における少数政党が4党とも各々1議席を占めました。自民党は微増し、民主党は候補者数が減り、その分微減しました。公明党は現状維持をしていますが、当選順位が大幅に下がり、代わりに共産党が上位に進出しました。政党枠に入らない現職無所属候補も全員当選し、吉田つとむは連続トップの座を継続しました。

3. (続)市議選挙の開票結果について(吉田つとむは連続トップ)

 吉田つとむの得票は7235票で、2位とは1615票差でした。また、最下位当選者(2227票)には3.25倍の得票比率でした。前回に続いて、7000票台の得票であり、歴代の町田市議選の得票結果において、最高得票に準じる得票数になっています。
 また、吉田つとむの選挙経歴で見ると、3期目は6位、4期目は5位、完全無所属として立候補した、5期目、6期目が連続トップであり、この得票は一律にいわゆる浮動票ではなく、一定の固定票、あるいはかなりの支持票が形成されていると見なされています。
 その理由は、今回の選挙において自民党が立候補者の活動エリアにブロック制を敷き、以前に自民党議員が居なかった吉田つとむの居住地では特に活発な活動を展開しました。その状況は、自民党内でも話題になるほどでした。また、吉田つとむが地盤的に活動するエリアでもそれぞれの地盤候補が強固な選挙運動を展開しましたが、今回の選挙結果を見ると、自民党候補に吉田つとむの支持基盤を取り崩させるほどの影響力は全く見られませんでした。
   
4. 吉田つとむの選挙の特徴について(シンプルな体制)

 日頃から、吉田つとむの政治活動において、後援会組織に会長や幹事長のポストをおかず、選挙運動時のメンバーは運営委員的スタイルで参加していま。
 これは、平成18年(2006年)で4期目の上位当選を果たした際、議長職になれなかったことで、いわゆる地元支持の一部を失いました。それ以降、都議補選(平成19年・2007年)に失敗した際は、居住の地元を中心に過半の支持者を失いました。
 ただし、そうした環境を一変する立場で、都議補選に無所属で出ることで苦戦はしましたが、新たな地場を作ることができました。

5. (続)吉田つとむの選挙の特徴について(シンプルな運動スタイル)

 いわゆる総決起大会、事務所開き、出陣式などの大がかりな人集め行事を一切行いませんでした。前回選挙ではいわゆる事務所開きを行ったが、今回は、それも行いませんでした。
 陣営としては、書類の事前審査や立候補届あるいは、公設ポスター掲示板へのポスター貼り取り組みがスムーズに行くことに専念しました。
 まずは、選挙戦の初動をスムーズに行う体制を構築した次第です。

   *事前審査⇒ 一番に終える。本審査は抽選で31番目。
   *公設掲示場のポスター貼り⇒ 大雪の中、政党候補とそん色なくポスター貼り作業を終える。
   *大きな駅前での街頭演説を一切せず、陣営戦力の消耗戦を排除しました。前期の選挙(厳密には、その     前の都議本選挙)から続けていることで、大きな駅での街頭演説はまったくせず、早朝の駅立ちを継続し     たものでした。

6. (続々)吉田つとむの選挙の特徴について(運動の大胆戦略)

 全域的な運動の展開をめざし、いわゆる候補者の居住する地元に選挙事務所を開かず、市内中心地に進出して開設しました。
   
 消極的な理由では、そのいわゆる地元地区での行動では完全な水面下作戦を取り、一切の人集めをせず、従前の支持を維持する方法を取りました。それは、いわゆる有力者の支援が元から少なく、特に前回選挙より皆無に近かったことで、当方の陣営が表立つことは焦り過ぎと他からは見られる可能性があり、リスクが多すぎたことがありました。

 積極的な理由では、吉田つとむが地域代表でなく、いわゆる全国区候補としてある姿を示すことを図ったことによります。その意味で、今回の事務所を居住地から移動すると言う実験結果に失敗は見られませんでした。

7.  吉田つとむの選挙戦術について(6期目の特徴とこれまでの比較) 

 今回の特徴は、選挙事務所を居住するエリアから、中心街に移したこと です。地元対策の過剰なエネルギーを使わずに済みました。 

8. 取り組みの反省点について(得票目標設定を行わなかったこと)

 今期、自分の得票に関して、目標設定をしないで来ました。自分が住む街でいわゆる「大型新人」が立候補する予定なので、私の集票能力の低下は否めないと思っていました。その候補者の親戚縁者は地元でどれくらいにネットワークを広げているか、なかなかその中身を推し量るのは困難であり、その動きに対して、傍観していたと言うのが正確な把握と思っています。
 ですが、結果は私の投票数値を大きく変える力はなく、思考した分、無駄な時間を過ごしました。そうした時間をより自分を広げる時間についたすべきでした。
 より、深刻な反省では、前回の得票を大幅に下回る可能性を持っていました。相手に勝てばよいと言う思考を持ったことは否定できませんし、そうして事態が起きうることを想定した側面を強調していました。結果的に、自身の得票目標を設定せずにいました。つまり、何票獲得するかの基本的な目標設定を欠いていました。

@ 「前回得票を上回る」⇒A 「不足分はどの程度か」B 「その分をどこから、どれほど組み上げる」と言う算段が欠いていました。
 そのことで、大幅に投票率が下がる中、若干の得票減に至りました。

9. 吉田つとむ選挙の一般性について(思想と行動について)

 自分が何を求めているか、それを常に意識し、1回のチラシ記事にも、自分のスタンスや思想が反映されるように心がけました。
 ただし、継続を特徴として、多くを書き立てないような書き方にしてい ます。
 
 まずは、そのスタンスが伝わるように、継続を優先としていきたいと思います。

10.その他、必要なことは、口頭で述べる機会を持ちたいと思います。
 
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