オーナー通信 第36号 「国勢調査にみる今後の不動産経営」
2002年5 月
有限会社 臼井不動産 栗山隆太さん記事作成

拝啓 初夏の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素はひとかたならぬ御愛顧を賜り、ありがとうございます。

1.国勢調査にみる今後の不動産経営

 (下段の表は、2000年国勢調査による)
年齢
00〜04
05〜09
10〜14
15〜19
20〜24
25〜29
30〜34
35〜39
40〜44
45〜49
50〜54
55〜59
60〜64
65〜69
70〜74
75〜79
80〜84
85〜89
90〜94
95〜99
100歳〜
総人口
全国人口
590
602
655
749
842
979
878
811
780
892
1,044
873
774
711
590
415
261
153
57
12
1
12,669
首都圏人口
149
146
152
189
255
298
273
235
204
226
278
243
204
169
127
86
54
31
11
2
0
3,332
 いよいよアジアで初めてのワールドカップが開催され
ることとなり、若い世代を中心に盛り上がりを見せており
ますが、この若い世代の人口は現在20代後半の世代
を境に減少の一途を辿っております。この世代はいわゆ
る団塊の世代(現在52歳〜56歳位)のジュニア世代で、
団塊の世代以降減少傾向の人口がこの世代で急に増
加しております。
注目すべきは0〜4歳までの人口がこのジュニア世代の
約6割しかいないということです。つまり人口一人当たり
の消費が変わらないとしても将来日本の市場は今の6
割になってしまいます。少子化問題はイコール年金問題
とされがちですが、アパート・マンション経営にとっても深
刻な事態といえます。賃貸物件の新規申込者は20代が
圧倒的多数です。
 そうは申しましても今から各世代の人口を増やすことは
不可能ですので、対応策としては今後の出生率を高める
か、諸外国からの移民を積極的に受け入れるか、と言った
ところなんでしょうか?
 いずれにしましても今後アパート等の建替えにあたって
は、一部屋を大きくし部屋数を減らすことが業界の流れに
なっていくと思われます。

 2.建設リサイクル法施行

 この5月30日より「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」(建設リサイクル法)が施行されます。簡単に申しますと建物の解体や新築工事によってでるゴミの内、木材や鉄、コンクリート等の再資源化を義務付ける法律です。今までのように重機でバリバリ壊しダンプにまとめてポイっ、とは参りません。手作業に頼ることになる部分が増えそうですので、古家などの解体工事費用が高くなる可能性がございます。また安いからといってウッカリ無許可の業者に頼んだり、都道府県知事に届出をしなかったりすると依頼者も罰せられますのでご注意ください。

例年の季節を無視したような天気が続きます。ご自愛のほどを。        敬具