オーナー通信 第50号「クレジットカードと家賃滞納」

2003年7 月
有限会社 臼井不動産 栗山隆太さん記事作成

「クレジットカードと家賃滞納」
拝啓 猛暑の候、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。毎々格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
 時候のご挨拶としては猛暑ではございますが本日現在(7/27)では関東地方は梅雨明けとなっておりません。小紙が皆様のお手元に届く頃には「梅雨明け宣言」が出されていることを願います。 
先日あるオーナー様より小紙の「字が少々小さい」とのご指摘を頂戴いたしました。「読者にはご高齢の方が多いだろうから読みにくいのではないか?」とのご意見でございます。誠に恐縮ながら確かに仰る通りでございますので今号から少し字を大きくしてみました。他にもご要望ご意見等ございましたらお気軽にご提案くださいますようお願い申し上げます。
 ちょっと前に読んだ小説に登場人物の一人がクレジットカードで個人破産をする場面が出てまいりました。この「クレジットカード」、家賃滞納と決して無縁ではございません。割合としては独身男性が圧倒的に多いのですが、家賃滞納者の郵便受けには税金の督促状などと共に必ずと言っていいほどクレジット会社からの請求書が沢山入っています。
 小説の中で作者は「クレジットカードは非常に便利なものだから無ければ困るが、そのような社会のしくみやカードの持つ危険性などをもっと子供の頃から教育すべき」警鐘を鳴らしておりました。
 家賃滞納にはそれぞれ色々な理由がありますが、カードやキャッシングや携帯電話の遣い過ぎで月々の返済が忙しくなり「とりあえず家賃は来月にまとめて払えばいいや」的なところから始まっていくパターンの滞納者が少なくないのです。そして今までの経験から申し上げますと、このパターンで長期滞納した入居者が自力で再生することはまずありません。連帯保証人が弁済するか、夜逃げか、自己破産かのどれかです。
その一方で本屋さんに行くと店頭には「個人破産のすすめ」や「借金は返さなくてもなんとかなる」といった類のハウトゥ本が並んでおります。もちろん大多数は「破産」などとは無縁の生活を送っていらっしゃいますので個人の資質の問題であることがベースにはあるのでしょうが、陥ってから救済方法を伝授するのは、何か間違っているような順序が逆なような気が致します。
南林間界隈の同業他社にヒアリングしてみると弊社の滞納者は少ない方のようです。が、数は増えなくても次々と新しい滞納者と入れ替わっており1件1件シラミツブシに対応していく以外特効薬はないと肝に銘じております。
梅雨が明ければ酷暑が待っております。夏バテにご用心下さい。
敬具