オーナー通信 第54号「訪問リフォーム業者にご注意を!」

2003年11 月
有限会社 臼井不動産 栗山隆太さん記事作成

「訪問リフォーム業者にご注意を!」
拝啓 晩秋の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。
 小紙先月号にて「レオパレス21」という会社の電話営業に関するクレームについてお伝え致しましたが、その後多数のオーナー様より反響のお電話を頂きました。どれも「うちも何度も掛かってきて迷惑している」という内容です。弊社にもその後懲りずに電話がありましたので、そのしつこさ恐るべしです。
他にも最近よくお聞きするクレームと致しましては、リフォーム関係が多いです。リフォーム関連のTV番組の影響が大きい、というお話は以前にも小紙で取り上げさせて頂きましたが、やはり問題は後を絶たないようです。
住宅関連のクレーム数では「リフォーム関連」が一番多いそうで、細かく見るとその内容もさまざまです。「発注したものと違う」「最初にもらった見積りと金額が違う」など具体的なものはまだましです。
ひどいものは「騙されたこと自体に気付いていない」ケースです。その場合の業者は訪問業者がほとんどとのこと。一人暮らしや老夫婦の家のチャイムを押して「外から見ると気になる箇所がありますので、お教えしておこうと思いまして…。」から始まります。次は褒め殺し。「御宅は良い材料を使ってデザインも素晴らしい、ホンとに素敵なお家ですね。」誰だって自分の家を褒められれば悪い気はしません。「でも一つだけ気になるところがあります。それは軒下のあの部分です。すぐに対処しないと取り返しのつかないことになります云々。」
「入信しないと貴方は死にます」的でほとんど宗教の勧誘と変わりません。気の弱い方ですともうこれだけでイチコロです。使う材料も素人は何が違うのかわかりません。化粧品と同じで高いほど安心で効果が高いような気がしてしまいます。おまけに見えないところですと選んだ高価な材料が本当に使われているのかも疑問です。外見的なちょっとしたヒビやサビなどを大袈裟に取り上げて危機感を煽るのは彼らの常套手段なのでくれぐれもお気をつけ下さい。
しかしながら毎日住んでいると変化に気がつきにくいものですし、必要なことでもついつい後回しにしてしまいがちですので、指摘されるのも悪いことばかりではありません。
 一番良いのは信頼おける業者(大手に限らず地元や知り合い等)に、定期的に診断してもらい、マメに少しずつ手を加えることです。人間が定期健康診断するのと全く同じです。「家の癌」であるシロアリなどの見えない被害も判りますしね。もし訪問営業の業者に何か言われたら、必ず知合いの工務店等にも相談し「合い見積り」を取ったり、ハンコを付く前にご親戚や知人の専門家にアドバイスを受けることをお奨め致します。
寒くなって参りました。御自愛下さい。             敬具