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「我が母校から芥川賞が」
2003. 3.30.
昭和45年卒(22回生)
大野正彦
吉田つとむ 様
「我が母校から芥川賞が」
春分の日から3日間、所用で福岡の実家に帰りました。
博多駅を降り立っと、待の雑踏の中から博多弁がボクの耳に飛び込んで来ます。
はぎれの良い博多弁、ゆったりと流れるひとごみ。
「ぁ−、博多に帰って釆たんだなあ..」と毎度の事ながら実感するのであります。
「せ」の発音が「しぇ」になる博多弁。別にこの場を借りて、博多弁の講義をしよう
とは、思っていないのですが。例えば、新幹線が「しんかんしぇん」、先生が「しぇん
しぇい」と、まあこんなふうになるのです。
少学校の時に、担任の先生が、『「しぇんしぇい]と言うな、「せんせい」と言え』
と、ある生徒に注意したところ、その生徒は『はい分かりました、「しぇんしぇい」』
と言ったとたん、教室の中が爆笑のうずになったことがありました0
さてさて、3日間の間、時間があったので、ボクの母校である福岡県立福岡中央高校
まで行き、学校の周りをぶらぶらと歩いてみました。母校を一言で解説すると、生徒の
8割が女子であるという人もうらやむ高校でした。今だに、その伝統は残っているよう
です。
入学式の時に満開に咲いていた校門の桜の木も今は無く、木造の校舎も新しく建て替
えられていました。毎日通学した道も、すっかり変わっていましたが、路地裏に入ると
当時の面影を残した民家が数軒残っ七恵り、3年間通った高校時代の思い出が、少しづ
つよみがえって釆ました。
ところで、「吉田しぇんばい!」おっと、文体まで、なまって釆てしまいました。
改めて、「吉田せんばい!」今年の1月に、後輩が、第128回の芥川賞を受賞しまし
たよ。新聞報道等で、すでにご存じかも知れませんが。
今までに、母校出身の著名な方々と言えば、市会議員の吉田先輩を筆頭に、漫画サザ
ェさんの長谷川町子さん、役者の米倉マサカネさんなどの方々がおられましたが、文学
界にも新しい星が誕生しました。
その星とは、福岡市在住の大道珠貴(だいどう・たまき)さんで、昭和60年卒(3
7回生)。卒業後は文芸を目指して、ずっと執筆活動を続けていたとのこと。
6人の候補作品の中から彼女の作品である『しょっぱいドライブ』が入賞したのです。
まだ、読んではいないので、早速買い求めて読んでみようと思っております。
いずれにしても、今後の彼女の活躍が楽しみです。
今までは、どちらかと言うと先輩諸氏に活躍をされている方が多かったのですが、こ
れからは母校を巣立った後輩たちが、徐々に活躍してくるのではないでしょうか。
もうすぐ桜が咲き始めますね。桜の花を見ると、新学期に手にした真新しい教科書の
手触りとその匂いを想い出す、今日この頃です。
吉田つとむのコメント
私が卒業したのは、上記にあるように福岡県立福岡中央高校と言うところでした。大野正彦
さんは私の3年後輩にあたりますが、この町田市のたまたま越してきたところでした。その大野
さんとは、滅多に出会わない福岡市にある高校の同窓だと言うことで、いろいろ話す機会が増
えています。
今回は、我々の後輩になんと芥川賞候補の作家が誕生したと言う理由で、この記事を書い
ていただきました。せっかくですので、このファンサイトの方に掲載させていただきました。これ
を機会に、私に出生かつ出身地である博多・九州に関する記事をこのランに掲載することにし
ました。
なお、この芥川賞作家の大道珠貴(だいどう・たまき)さんご自身は、この高校に関して、特
に印象がよかったと言うことは無いようです。なにしろ、ご本人は芥川賞作家ですので、一般
の感覚とは異なります。さらに、大道さんの現在のお住まいは、埼玉県になっているようです。
第128回芥川賞・直木賞
http://www.nichigai.co.jp/news/wadai/akuta128.html
福岡市文化芸術振興財団 情報誌
http://www.ffac.or.jp/magazine/06/interview1.html
最後に、われわれの出身高校で一番の有名人は、学校時代に演劇部に所属していた<バ
ラエティーアイドルの森口博子さん>です。森口さんは、芸能界入りの目的のため途中で転校
しているので、卒業生ではないはずですが、我々の後輩です。
http://www.mogeshan.net/
かく言う、私はなぜか、そうした演劇部にも文芸部にも所属をしていたことがあります。この大道
さんが、高校時代に文芸部に所属をしていたという記事は見当たりませんし、その時代に文芸部
があったかどうかも不明です。
何はともあれ、芥川賞を後輩が受賞するとは、自分のことのように、いやそれ以上にうれしいこと
です。
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