ネット配信の発言取り消しの取扱
(03/09/24)

 町田市議会の9月議会本会議における市民病院総院長、発言取り消し申し出の記事に関して、問い合わせセのレスをまとめました。
関係記事:

<記事の一覧>
1. ネット配信:発言取り消しの取り扱い - 聞きかじり 09/13-16:24
2. 本会議のネット中継と議事録 - 吉田 つとむ 09/13-18:08
3. Re: 本会議のネット中継と議事録 - 笹山登生 09/13-22:46
4. 県議会の放映(CATVとネット.. - 吉田 つとむ 09/14-09:12
5. ケーブルテレビの取り扱い - 聞きかじり 09/14-18:45
6. 先に、ネット配信にレス - 吉田 つとむ 09/14-20:08

1. ネット配信:発言取り消しの取り扱い - 聞きかじり 09/13-16:24 (引用)

> 後日、会議録を調査し、議長の職権で該当部分を削除することを宣告しました。

ライブでは編集不可能ですが、オンデマンド配信(録画の配信)ではどう取り扱われるのでしょうか。
「正式な記録」は議事録であると謳われるでしょうから、「一切、手を加えずに配信」されることを願っています。

2. 本会議のネット中継と議事録 - 吉田 つとむ 09/13-18:08

 こんにちは 聞きかじりさん

 本会議の内容をTVカメラで中継するのは、今年の12月議会からです。10月の決算認定の臨時議会を終了すると、その工事に着手することになっています。

 ということで、今期の議会では、一切ネットで放映されることはありません。

 さて、本論です。それでは、町田市議会のネット中継が開始されると、発言の取り消しなどは、どのように取り扱われるでしょうか。

 既に、そのことは議会運営委員会で協議を行いました。まず、生(ライブ)中継では、発言が止まることはありえません。会議が「休憩」とならない限り、放映は続きます。ということで、後で作成される議事録では、削除あるいは訂正された言葉が、ネット中継ではその言葉通りに放映されます。

 また、後からでも見ることが出来るように、会議を録画したものをオンデマンド放映します。その内容には、最初に生放映されたものをそのまま、24時間後に録画放映することにしました。解釈は、あくまで「会議の議事録」が正確なもので、ネットの映像にあるものは、参考と解されるものと決定しました。(この点、別の問題が発生する可能性があるでしょう)

 上記の録画中継の方法は、その区切り単位で、午前10時の本会議開始→昼の休憩→午後の本会議→3時の休憩→その後の本会議と言う区切りに設定されることになるでしょう。ちなみに、途中で「動議など」で会議が休憩に入った場合は、その段階で本会議の放映が、中段されることになります。その際の時間は、どのようにネット放映をするか、まだ未定です。今後、協議することになります。

 聞きかじりさん どうぞ、この際、疑問点をどのような点でもごしてきください。会議の公開・公表で不明な点をなくして、だれでもわかるようにすることが、議会運営委員会の職務です。また、ネット中継を導入推進した、自分の果たすべき義務だと理解しています。

3. Re: 本会議のネット中継と議事録 - 笹山登生 09/13-22:46 (引用)

こんな記事参考になりますかどうですか。
本日のニュースです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030913-00000007-yom-soci

岡山県議会が、本会議の放送を希望する県内のケーブルテレビ(CATV)局に対し、内容を編集すれば放映を認めないと伝え、一部の局が放映を取りやめていることが13日、わかった。

 一般質問も含め、すべて放映しなければありのまま伝わらず、県議の間に不公平が生じるというのが理由だが、局関係者や識者は「局側にニュースの価値判断を認めないのは行き過ぎ」と強く反発。

 全国では東京、愛媛など7都県議会がCATV中継されているが、編集を制限している議会はなく、報道のあり方を巡って論議を呼びそうだ。

 県内にはCATVが16局あり、今年の3月議会前に全局が本会議の中継を議会側に要望。議会運営委員会は大筋で合意したが、放映に際しては、生中継、録画中継ともにすべての内容を流すよう要請。「編集の仕方で印象が変わる」「放送前にチェックしたい」との意見で、同月議会から、議会の開会と閉会(各約1時間)と代表質問(2日間で計約5時間)を無編集で放映し始めた。

 その後、局側は一般質問の放映も希望。各局は▽それぞれの局の放送エリアの県議を中心に流す▽1日分を1―3時間に編集して放映する――などの方式を提案したが、同委は「取材なしの編集は認められない」と拒否。

 最終的に11局が9月議会から無編集で一般質問(4日間で計約20時間)を放映することを了承したものの、4局は本会議の中継自体を取りやめ、1局は一般質問の放映を除いて放送することにした。

4. 県議会の放映(CATVとネット) - 吉田 つとむ 09/14-09:12

 笹山登生さん おはようございます。

 最新の県議会情報、ありがとうございます。こうして具体的な自治体議会のTV放映に関する問題点をお知らせいただくと、他の自治体の状況がよくわかりました。

 県議会だと、議員数でも50名から100名くらいに議員数になるでしょう。その選挙区も2-30ヶ所に分割されており、住民の皆さんは他の選挙区の議員にはほとんど関心を持ち得ないと思います。

 そうしたところで、議会の本会議における一般質問の中継を、一律に全域的にやられても、放送エリアが細かく分割してCATV局としては、「その番組が視聴率を稼げない」と言う課題がおきます。

 今回のように、CATV局が地元議員の質問時間を中心に編集して放映したいというのは、メディアとしては当然の選択でしょう。一方で、議会からすると、そうした選択は結果としてどのような恣意的な番組になるかわからないので、うかつな返事は出来ない。このように考えるのは、これまたありうる話です。

 町田市議会でも、以前にCATV放映の可能性を考えましたが、問題点が下記のようにいくつもありました。

1.市内のCATVの放送局が3局に分割しているため、各放送局の方針が同一でなかった。特に、放送時間が不定で、その時間数も膨大な議会中継は、放送メディアにとって、避けたい番組のようであった。
(議会の本会議の時間数で概略次の様になります。初日は3時間前後、一般質問が4日で25時間前後、質疑日が5時間前後、最終日は5時間前後と合計で、延べ7日間で40時間近い状況となります。けれが、年に4回あります。年間合計で、160時間の時間を、CATVの一般放送番組から咲かないといけない状況になります)

2.市内ではCATVの放送サービスエリアがまだまだ狭く、とても市内全域を対象にした番組とはなじまないという問題点があった。
(放送エリアが、20%にも達していなかったと思います)

3.議会の中継を行う意思があるCATV局も、無料では出来ず、全て有料でしか放映する意思がないとの考えであった。
(有料の放映を前提に考えると、議会日程の時間数を考えると、これまた膨大な費用がかかることが予想されました。放送する意思がない局があるため、費用の集計はしていない) 

 結果、町田市議会のTV放映の中で、CATVは一番可能性が低いものと考えられてきました。

 そうした状況下、町田市議会には、早期の議会TV放映には賛成しない声もあり、ようやく、昨年のインターネット議会中継(生中継と録画放映)の導入決議を、議会運営委員会で協議し、多数決で決することが出来ました。

 最初の提起から、今回のインターネット中継の導入決議までに4年以上かかっていますし、昨年度の初期に、北海道室蘭市議会のネット中継を現地視察をしていない限り、その実現化は困難であったでしょう。

5. ケーブルテレビの取り扱い - 聞きかじり 09/14-18:45

> 岡山県議会が、本会議の放送を希望する県内のケーブルテレビ(CATV)局に対し、内容を編集すれば放映を認めないと伝え、一部の局が放映を取りやめていることが13日、わかった。

ニュースソースとしての編集は認められるでしょうが、番組とするんでしたら編集を認めないほうがいいと思います。
「一般質問、吉田つとむ市議」と言う番組で、吉田さんの質問から理事者の答弁まで、編集は認められないでしょう。
しかも、正式な発言は議事録とする旨、案内を義務付けることになるでしょうね。

ネット配信については別スレを立てます。

6. 先に、ネット配信にレス - 吉田 つとむ 09/14-20:08

 聞きかじりさん 
>ネット配信については別スレを立てます。

 吉田 つとむ
 先に、ネット配信にレスをつけました。
 こちらには、特別のコメントはなしとします。

(ネット配信 関係記事)