文字だらけの<町田市議会だより>は吉田の責任

◎ 要旨

 議会運営委員会が開催され、「町田市議会だより」の編集案の決定した。今回は記事の掲載に関して、大いに議論が交わされた。争点は、議員定数削減の条例案審議に関してであり、その取扱記事をもっと拡大するべきか、どうかというものだった。

 最終的には、吉田が提案した次の内容で合意した。
 1 議員定数削減問題の記事を大きくし、1面の出きるだけ多くを占める。
 2 1面上段の写真を、可能な範囲で小さくする。
 3 記事には、その審議経過、審議した両議案の紹介、全議員の採択結果(○×)、記名投票の説明、委員会審議経過の記事を入れる。
 4 記事の書き換えは、事務局に一任する。(後で、クレームを出さないために、特に提案した)
 5 通常の発行は、1月まつなので、あまり発行日を遅らせないようにする。

 今後の議論だが、議会広報紙に、議案の賛否が載るのは、住民にとって歓迎するべき点である。現に、今回の議員定数条例案では削減数で議論が大きく異なったが、どちらの陣営も自分の立場が掲載されることに賛成した>このことは、「全議案」に対する賛否を掲載することにつながっていくものと考える。

◎ 見出し
  1 議会運営委員会で、議会たよりの編集会議
  2 議員定数削減条例案の記名式投票決着は画期的
  3 最終合意は、なんと吉田の提案
  4 やっぱり、文字が多い議会だより
  5 広報紙のあり方で、今後に生かせる点

1 議会運営委員会で、議会たよりの編集会議
 2001年1月25日、議会運営委員会が開催された。当日の予定は、「町田市議会だより」の編集案の決定と、議運検討課題が議題だった。通常は、「町田市議会だより」の編集案の決定は比較的、容易である。今回は、記事の掲載に関して、大いに議論が交わされた。争点は、議員定数削減の条例案審議に関してであり、その取扱記事をもっと拡大するべきか、どうかというものだった。詳細は、下段の通り。

2 議員定数削減条例案の記名式投票決着は画期的
 その記事をもっと拡大すべきであると言う意見は、市民派クラブの戸塚委員からのものであった。
 その発言では、「町田市議会にとって、議員定数削減の条例改正は画期的なことであり、さらに記名投票は、町田市議会にとって初めてのことである。よって、審議の経過と、全会派議員の賛否を、もっと大きく紙面を割いて掲載するべきである」と言うものであった。その意見に他の委員も続いて、「その特集号を出すべき」だと言う意見も出た。
 そうした意見に対して、「当初案でも、1面トップ記事であり,それなりに記載はなされているし、町田市議会だよりの発行を大幅に遅らすべきでない」、「それぞれに関係する記事紙面は動かしがたいので、1面記事の一部を差し替える範囲で済ますべきだ」等などの意見も出た。

3 最終合意は、なんと吉田が提案した内容
 議運委員の全体的な考えとして、(今から特集号を発行するのでは、新規原稿の作成と、意見調整の必要になるだろうから、編集発行に最低でも一ヶ月以上かかる可能性もあるので)紙面構成の変更で決着する他になかろう、と言うものだった。
 それまでの議員討論で、次の点が重点的な話題となった。
 1 会派名の記載は、現在の議運で審議していることであり、今回の記事には記載するのは妥当でないとした。
 2 議会の会議議事録に、記名投票結果がでるのだから、全議員の賛否は出して良いとした。
 3 成立した議案だけでなく、もう一方の議案の掲載されるべきであるとした。
 4 記名投票に関する、説明を記事に入れる必要があるとした。

 最終案は、吉田が提案した案で合意した。
 1 議員定数削減問題の記事を大きくし、1面の出きるだけ多くを占める。
 2 1面上段の写真を、可能な範囲で小さくする。
 3 記事には、その審議経過、審議した両議案の紹介、全議員の採択結果(○×)、記名投票の説明、委員会審議経過の記事を入れる。
 4 記事の書き換えは、事務局に一任する。(後で、クレームを出さないために、特に提案した)
 5 通常の発行は、1月まつなので、あまり発行日を遅らせないようにする。
    以上の主旨の提案を口頭で述べ、全員の一致を見た。吉田は、日ごろより、自分の意見を発表するのが常であり、全体の意見調整は極めて珍しいことであった。

4 やっぱり、文字が多い議会だより
 「町田市議会だより No.139」は、2001年2月4日付けの発行となった。その発行日が、小幅遅れで済み、議会事務局担当者の世話になった。
 そうした経過を経て、<だより)は、全国紙朝刊に折込して、全戸に配布された。
 改めてみると、1面の大半は「文字」で覆われ、ゆとりの無い紙面となった。議会運営委員会の皆さんは、この過程に全員が賛成しており、苦情は出ないでしょうが、他の議員や住民の反応はどのようなものであろうか。

5 広報紙のあり方で、今後に生かせる点
 今回の議論の論点とは若干異なるが、議会広報紙に、議案の賛否が載るのは、住民にとって歓迎するべき点である。現に、今回の議員定数条例案では削減数で議論が大きく異なったが、どちらの陣営も自分の立場が掲載されることに賛成した。今後は、「審議する全議案」に対して、全議員の賛否を掲載することにつながっていくものと考える。